故ムトンボの功績を記念、2030年までにコンゴ民主共和国で整備
NBAアフリカとクエスト・ウォーター、ムトンボを称えコンゴに55面のコートを建設へ
NBAアフリカとクエスト・ウォーター・グローバルが、故ディケンベ・ムトンボを称え、コンゴ民主共和国に2030年までにバスケットボールコート55面を建設・改修する複数年の提携を発表した。
NBAアフリカと水ソリューション企業クエスト・ウォーター・グローバルは5日、コンゴ民主共和国(DRC)に2030年までにフルサイズおよび3x3のバスケットボールコート計55面を建設・改修する複数年の提携を発表した。故ディケンベ・ムトンボの功績を称える取り組みとなる。
この提携はNBAアフリカが掲げる「今後10年間でアフリカ大陸に1,000面のコートを整備する」という目標の一環であり、クエスト・ウォーター・グローバルがDRCにおけるリーグ公式のインフラ開発パートナーを務める。
第1号コートはムトンボの原点に
提携の第1弾として9月29日、キンシャサのセルクル・オナトラに屋外コートが披露された。ムトンボが渡米前にバスケットボール・クラブ・オナトラでキャリアを始めた場所であり、コート中央には同氏の象徴的な背番号55があしらわれている。年間数千人の地元の若者が利用する見込みである。
披露に合わせ、NBAアフリカは地元コーチ80名を対象としたJr. NBA/Jr. WNBAのクリニックを開催した。数週間以内にはムトンボの故郷ムブジマイでも2面目のコートが披露される予定である。
ムトンボの遺志を継ぐ
ムトンボの妻ローズ・ムトンボは「ディケンベはバスケットボールが若者に規律やチームワーク、奉仕の精神を教える強力な手段だと信じていた」と語った。NBAアフリカのクレア・アカマンジCEOも「この複数年の取り組みを通じ、ディケンベの母国DRCの若者に、選手としてもリーダーとしても彼の足跡をたどる機会を広げていく」と述べている。
ムトンボの経歴と人道活動
ムトンボは1991年のNBAドラフト全体4位で指名され、18年間のキャリアでオールスター8回選出、最優秀守備選手賞を4度受賞した。ブロック数ではNBA歴代2位に位置し、2015年にネイスミス・バスケットボール殿堂入りを果たしている。
コート外でも人道活動で広く知られた。2007年には亡き母の名を冠したビアンバ・マリー・ムトンボ病院をキンシャサに開設。米国議会人道賞(2013年)やローレウス世界スポーツ賞(2010年)など数多くの表彰を受けた。2009年の現役引退後はNBA初のグローバル・アンバサダーとして活動した。
今回の提携で使われる「55」という数字は、ムトンボが現役時代に着用した背番号であると同時に、建設予定のコート数にも重ねられている。

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