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発言・インタビューNBA

The Draymond Green Show(2026年9月11日配信)でドレイモンド・グリーンが語った

削った年俸は二度と戻らない。ドレイモンドが語った NBA の契約とお金の話

公開
/ 6分前

チームウォリアーズグリズリーズ

Talking NBA Money: Pay Structure, Travel Perks, Free Agency, & the CBA

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ドレイモンド・グリーンが The Draymond Green Show(2026年9月11日配信)で、リスナーの質問に答える形でバスケットボールのビジネス面を語った。

ドレイモンド・グリーンが The Draymond Green Show(2026年9月11日配信)で、リスナーの質問に答える形でバスケットボールのビジネス面を語った。グリズリーズと契約寸前までいった交渉の裏側から、減額した年俸の行方、給料の支払い方、契約外の特典、セカンドエプロン下の給与構造まで、現役選手ならではの内容が並んだ。

グリズリーズとの一件は芝居ではなかった

グリズリーズに口約束したあとで気が変わったのか、ウォリアーズに額を上げさせるための芝居だったのか。リスナーにそう問われ、グリーンはどちらも否定した。当時のウォリアーズはグリーンが望む額を出せておらず、グリズリーズは最終的に落ち着いた額より年1000万ドル多い提示をしていた。

「交渉では別のチームがいることが大事だ。こっちには他の話があると、相手に本気で信じさせなければならないときがある」

— ドレイモンド・グリーン [02:04]

それでも希望は残留だった。グリズリーズの提示があったからこそウォリアーズが数字を引き上げ、割引を受け入れて契約できる水準に届いたと明かした。口約束をしたのではなく、電話をかけた相手はウォリアーズだった。

「ウォリアーズに電話して、グリズリーズに行くつもりだ、サイン&トレードがまとまるように全力で動いてくれと伝えた」

— ドレイモンド・グリーン [03:06]

サイン&トレードは、FA 選手がいったん元チームと契約し、その場で他チームへトレードされる仕組みを指す。協力を頼んだところ、ウォリアーズ側がグリズリーズとの協議で条件を動かしてきたと受け止め、本当に残ってほしいのだと分かったと語った。

「芝居でも心変わりでもなかった。本当に行くつもりだったし、ブラフでもなかった」

— ドレイモンド・グリーン [04:09]

エージェントは局面ごとに使い分ける

選手が交渉にどこまで関わるかは、エージェントのやり方と局面で毎回変わる。リッチ・ポールとの交渉では、球団と話すと言葉を逆手に取られるとして接触を止められた局面と、逆に球団側へ直接電話するよう促された局面の両方があった。後者でのリッチ・ポールの言葉をこう再現した。

「数字が合っていない。だから、どれだけ大事に思っているかを直接伝えて、向こうも同じ気持ちだと確かめて、落としどころを見つけよう」

— ドレイモンド・グリーン [01:03]

持ってこられた契約にサインするだけの選手もいるが、本人の関与とエージェントの腕の両方が結果を左右すると語った。

減らした年俸はよそでは取り戻せない

テレビやポッドキャストの収入があるから減額を受け入れられるのか。チームに有利な契約を重ねてきたグリーンは、この質問もきっぱり否定した。

「テレビやポッドキャストで稼ぐ金は、受け入れてきた減額には全然届かない」

— ドレイモンド・グリーン [09:18]

減額はチームを勝てる状態に置くための代償であり、別の場所で埋め合わせる計算ではなかった。減らした分はよそで稼げばいいという見方も幻想だと切り捨てた。仮に4000万ドルを削った選手が翌年6000万ドル稼いだとしても、削っていなければ1億ドルになっていたはずだからだ。

「同じ額を稼ぐことはできる。でもそれは取り戻したことにならない。一度削った分は、絶対に戻ってこない」

— ドレイモンド・グリーン [11:23]

メディアの仕事の目的は金ではなく練習と露出、ビジネスを学ぶことだと付け加えた。チームフレンドリー契約は、選手にとって純粋な持ち出しになる。

給料日は1日と15日、前払いは交渉次第

支払い方も契約交渉の一部になる。基本は毎月1日と15日の分割払いだが、10月1日に年俸の25%や50%を先に受け取る契約もある。球団は支払うまで資金を運用できるため、分割を好む。

「そこは腕のいいエージェントが交渉する項目だ。ダメなエージェントは交渉しない」

— ドレイモンド・グリーン [14:33]

ルーキーはドラフト後に契約がリーグに承認されると、初年度年俸の最大15%を前借りできる。最初の給料日は11月15日で、開幕から1か月半は給料が入らないからだ。

「リーグに入ってきた頃は金がなかった。だから前借りが必要だった。自分は間違いなくそうだった」

— ドレイモンド・グリーン [13:31]

スイートも専用機も契約に付けられない

MLB には家族用スイートのような契約条件があるが、NBA では認められない。交渉できるのは金額と支払い条件だけで、金銭に換算できる特典はすべてサラリーキャップに算入されるからだ。キャップのない MLB だから可能だと説明した。

「もらえるのは契約書にある金額と保険、それだけだ。余計な特典を足せば、全部キャップに数えられる」

— ドレイモンド・グリーン [16:37]

マックス3人は組めるが、OKC のように削ることになる

セカンドエプロンは事実上のハードキャップとして、ロスターの組み方を縛っている。導入当初はほとんどの選手が意味を理解しておらず、だから反応が小さかったと受け止めていると語った。自分は最初から嫌いだったと明かした。

「読めばわかる。ここがハードキャップで、チームはある数字を超えたら支払いをやめる。ビジネスを理解していれば明らかだった」

— ドレイモンド・グリーン [17:47]

ロスターの給与構造も解説した。マックス枠は2〜3つで、3つ組めば必ずラグジュアリータックスに入る。タックスに入っていないチームはフル MLE(約1500万〜1600万ドル)、入っているチームはタックスペイヤー MLE(年約650万ドル)を使え、ジョナサン・クミンガの契約は後者の例に当たる。ほかにバイアニュアル例外(2年で年約800万ドル)、ルーキー契約、ミニマム契約でスロットが埋まる。

「マックス枠は3つ持てる。ただ、そうすると厳しい立場に置かれ、いずれセカンドエプロンに直面して、OKC のようにパーツを削っていくことになる」

— ドレイモンド・グリーン [17:47]

額も支払い方も交渉で変えられるが、削った年俸だけは二度と戻らない。チームフレンドリー契約の裏で選手が何を手放しているのか、当事者の言葉で伝わる回だった。