ニックス、キャンプ招待5選手と契約と球団発表
ニックスがブラウンら5選手と非保証契約、ロビンズは解雇 開幕枠争いが本格化
チームニックス
ニックスは17日、ブルース・ブラウンやジェームズ・ワイズマンら5選手とExhibit 9条項付きの非保証契約を締結した。保証契約は13人で残り枠はわずか。第2エプロン付近の財務状況が選考を左右する。
ニューヨーク・ニックスは17日、ウイング3選手とビッグマン2選手の計5名と非保証契約を結んだ。契約にはExhibit 9条項が含まれており、キャンプ中の負傷で開幕に間に合わない場合、球団の負担は1万5000ドルの一時金にとどまる。
契約した選手はブルース・ブラウン、ジョン・コンチャー、オチャイ・アグバジ、ドリュー・ユーバンクス、ジェームズ・ワイズマンの5名。同日、前日にExhibit 10契約を結んだばかりのセンター、リアム・ロビンズを解雇したことも球団が発表した。
残り枠とサラリー事情
ニックスは現在13選手と保証契約を結んでおり、15人枠のうち空きは2つ。ただしCapSheetsのヨッシ・ゴズラン記者によると、第2エプロンまでの余裕はわずか約327万ドルしかない。最低年俸の選手でもキャップヒットは約245万ドルになるため、追加の動きなしに2人を残せば第2エプロンを超える計算になる。
第2エプロンを超えてもハードキャップではないため、開幕15人のロスターを組むこと自体は可能である。しかし納税者用ミッドレベル例外条項の使用やトレードでの年俸合算ができなくなるなどの制約が生じる。オーナーのジェームズ・ドーランが第2エプロン以下にとどまる意向を強く示しているとの報道もあり、実質的に空き枠は1つだけになる可能性がある。
有力候補と各選手の実績
ESPNのシャムズ・チャラニア記者は16日、コンチャーがロスター枠を勝ち取る「有力な機会」を持つと報じた。SNY.tvのイアン・ビグリー記者も、他の契約発表後にコンチャーの立場が良好だと改めて伝えている。コンチャーは他球団の関心を断ってニックスを選んだとされる。
ただし競争相手も実績がある。ブラウンは2023年のナゲッツ優勝メンバーで、昨季もデンバーで全82試合に出場し平均7.9得点、3.9リバウンド、2.1アシストを記録した。フィールドゴール成功率47.5%、3ポイント成功率38.5%と安定した数字を残している。アグバジは2022年ドラフト全体14位指名で、2024-25シーズンはトロントを中心に45試合で先発し平均10.4得点を挙げた。
センターを残す選択肢も浮上している。ニックスはミッチェル・ロビンソンとアリエル・フクポルティをフリーエージェンシーで失い、補充はアンドレ・ドラモンドのみ。カール・アンソニー・タウンズとドラモンドの控えとして、NBA8年目のユーバンクス(昨季キングスで42試合、平均5.2得点)か、元全体2位指名のワイズマンが候補になる。ワイズマンは2024-25シーズン開幕時にアキレス腱を断裂し、昨季のペイサーズでは4試合の出場にとどまった。
ロビンズの今後
ロビンズはサマーリーグで5試合に出場し、平均9.2得点、4.8リバウンド、2.0ブロックを記録していた。2ウェイ契約の候補とみられていたが、ニックスは3枠とも未使用のままである。Gリーグ傘下のウエストチェスター・ニックスに合流させ、60日以上在籍で最大9万1000ドルのボーナスを支払う形が想定されているとHoops Rumorsは伝えている。ただしロビンズの復帰権はトレイルブレイザーズ傘下のリップシティ・リミックスが保有しており、獲得にはGリーグ間のトレードが必要になる。