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マイアミ・ヒートのメディアデー(2026年9月28日)で語られたこと

ヒートのメディアデー、アデトクンボとアデバヨが並んで新シーズンを語る

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/ 18日前

チームヒート

Bam Adebayo & Giannis Antetokounmpo Media Day 2026

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マイアミ・ヒートがメディアデーを開き、今夏加入したヤニス・アデトクンボがバム・アデバヨと並んで会見台に立った。エリック・スポールストラHCも新しい顔ぶれとの取り組みについて語った。

マイアミ・ヒートが9月28日にメディアデーを開いた。会見台にはまずバム・アデバヨとヤニス・アデトクンボが並んで座り、約25分にわたって記者の質問に答えた。続いてエリック・スポールストラHCが27分間、新しい顔ぶれとの取り組みについて話した。話題の中心は、この夏に加わったアデトクンボの存在と、そこから組み直されたロスターをどう機能させるかという一点だった。トレーニングキャンプはこの日の夜から始まる。

ヤニス・アデトクンボ

最初の質問はアデバヨに向けられたが、2人目の質問者はそれぞれに同じ問いを投げた。互いをどう成長させたいか。アデトクンボは、長年の対戦相手として見てきた印象から話し始めた。

「攻守両面でリーグ屈指のツーウェイプレーヤーで、毎晩毎晩それを体現してる。」

— ヤニス・アデトクンボ [01:32]

練習で毎日マークし合えば、試合で誰と当たっても難しく感じなくなるはずだという見立ても示した。新しい顔ぶれが多いチームで、夏の自主トレやコート外の時間がどう効いたかを問われると、自分は殻に閉じこもるタイプだと前置きしたうえで、ロサンゼルスでチームメートと過ごした時間の意味を説明した。

「関係ができて、ちょっと息抜きして、カードゲームをしたり、ステーキを食べたり、ワインを飲んだりする、そういう時間があれば、シーズン67試合目に寒い街でプレーするときも乗り越えやすくなる。」

— ヤニス・アデトクンボ [03:41]

7月にマイアミへ来たばかりの頃は何もかもが違和感だったと話していた点を記者に確認されると、その感覚がまだ残っていることは認めた。

「新しい顔ぶれ、新しいチームメイト、新しいロッカー、新しいアリーナ、新しいファン、新しい街、練習場への新しいルート。」

— ヤニス・アデトクンボ [05:21]

それでも直近2週間のピックアップゲームやコンディショニングテストを通じて、カルチャーに馴染む実感を得たという。会見中はマイアミの渋滞が苦手だという話や、自宅のプールに現れるイグアナの話でアデバヨと笑い合う場面もあった。イグアナが来続けるなら契約延長を考えるかと冗談まじりに聞かれると、その話題そのものを避けた。

「エクステンションの質問には答えない。今はシーズンに集中したい。そっちには行きたくない、まだ早すぎる。」

— ヤニス・アデトクンボ [07:45]

今も世界最高の選手だと思うかという直球の質問には、言葉を選びながら答えている。

「最高じゃなくても、世界トップクラスの選手の一人だとは思ってる。」

— ヤニス・アデトクンボ [09:03]

そのうえで、メディアのランキングよりもプレーオフでチームを勝たせることが「最高の選手」の条件だという持論を展開した。子どもたちに見せたいのはトロフィーケースのほうだと続け、いま最高のチームはニューヨーク・ニックスだとも口にした。

「最高の選手になりたいとは思っていない。勝者になりたいんです。」

— ヤニス・アデトクンボ [10:04]

ロサンゼルスでの合宿で驚かされたチームメートを挙げるよう求められた場面では、まずアデバヨについては以前からよく知っていたと断った。

「普段は8時間睡眠なんだけど、彼と対戦するときは10〜12時間寝ないといけないくらい、あいつがどういう選手かわかってたから、ゲームをしっかり研究してたんです。」

— ヤニス・アデトクンボ [11:06]

名前を挙げたのはデイビオン・ミッチェル、ペレ・ラーション、そしてミルウォーキーで6年間チームメートだったボビーの3人だった。スポールストラHCのオフェンスシステムについては、慣れるまでに時間がかかるとしながら、ボールから離れたところでの動きに手応えを口にした。

「気に入っているのは、ボールなしでも選手が動くこと。それによってスペースができて、自分のスポットに入れるし、誰かのオープンな3ポイントやオープンなレイアップを作り出すこともできる。」

— ヤニス・アデトクンボ [13:13]

新天地でチームメートに遠慮してしまわないかという問いには、NBA入りした当初は馴染もうとしていたと振り返ったうえで、今の立場をはっきり述べた。

「でも最終的には、自分はわかってる、信じてる、このチームがベストな状態になるのは俺がアグレッシブにプレーできる時だって。」

— ヤニス・アデトクンボ [15:43]

ディフェンスの可能性を問われた場面では、仮定のスターティングラインアップを自分で組み立ててみせ、ミスマッチになるのは自分かもしれないと笑った。コーチャブルな選手、ディフェンダーとしての役割を受け入れる選手が揃っていることを、このチームの条件として挙げている。MVPも優勝も経験した立場で今回の挑戦は何が違うのかと聞かれると、居心地の悪さを力に変えるタイプだと答えている。

「でも、自分が感じていることはわかる。居心地の悪い場所に置かれたとき、自分は力を発揮できる。」

— ヤニス・アデトクンボ [21:25]

先のことは分からないと繰り返しながら、この組織に残したいものを挙げた。

「今この瞬間に集中する。今この瞬間、自分はどれだけ最高の自分になれるか。そして願わくは、このオーガナイゼーションに自分の足跡を残したい。」

— ヤニス・アデトクンボ [22:27]

最後の質問はクレイの加入についてだった。ダラスでの時間には触れつつ、優勝を重ねてきた選手が持ち込むものをこう表現した。

「あの人たちにはチャンピオンシップDNAが刻み込まれているんです。」

— ヤニス・アデトクンボ [23:30]

このビルディングにはパット・ライリーとスポールストラHCもいると付け加え、一緒にユニフォームを着るのが楽しみだと締めくくった。

バム・アデバヨ

会見の口火を切ったのはアデバヨへの質問だった。ヒートのユニフォームを着たアデトクンボが隣にいることをどう受け止めているか。答えは街全体の空気から始まった。

「トレーニングキャンプが始まることへの興奮、まあ街全体も盛り上がってると思うし、僕たちもチームもオーガニゼーション全体も興奮してる。」

— バム・アデバヨ [00:29]

この組み合わせが話題に上ること自体は今に始まったことではない、とも付け加えている。

「でも、これってバブルの頃からずっと話題になってたことだよね。それがついに現実になったんだから、そりゃエキサイティングな1年になるよ。」

— バム・アデバヨ [00:29]

互いをどう成長させたいかという問いに対しては、短く答えた。

「偉大な選手っていうのはそういうものだと思う。お互いを高め合って、より良くしていく。」

— バム・アデバヨ [01:17]

このオフシーズンで最も大きかった変化を尋ねられた場面では、補強の中身を一言でまとめた。

「このオフシーズン?まあ、リーグ最高のプレーヤーを獲得したのは明らかだよね。」

— バム・アデバヨ [06:44]

同じ質問はキャプテンとしての役割にも及んだ。在籍10年目の看板選手は、その役割への複雑な思いを隠さなかった。

「だって、自分のことより他の14人のことを気にかけないといけないから。それが時に自分への犠牲になることもある。」

— バム・アデバヨ [06:44]

それでも勝つためなら毎日その犠牲を払う覚悟があると言い切り、チームの空気の変化に話を戻した。

「チームのエネルギーと興奮は感じてる。空気が変わったのが伝わってくる。」

— バム・アデバヨ [06:44]

アデトクンボが新天地で遠慮せずにいられるよう自分に何ができるかと問われると、チームのプレースタイルそのものが答えになると説明した。

「まあ、俺たちは速いチームだから、あまり考える余地がないんです。だから自然と彼は自分が一番得意なことをやるようになる。」

— バム・アデバヨ [15:10]

ディフェンス面の可能性については、自身がスターターになって以降の実績を挙げながら目標を口にした。

「いやあ、俺がスターターになってからずっとトップ10には入り続けてるからね。ディフェンスで1位を何度か取れると思ってる。」

— バム・アデバヨ [17:39]

速さに加えてスイッチできることを強みに挙げ、1番から5番まで全員が自分のマークを守れる編成だと続けた。

「さっき言ったように俺たちは速いチームだけど、速いだけじゃなくてスイッチもできる。コミュニケーションを取って、全員が自分のマークを守れる。」

— バム・アデバヨ [17:39]

練習のピックアップゲームで最も競争が激しくなるのもディフェンスの局面だという。UDが14年間保持しているリバウンド記録に迫っていることにも質問が飛んだ。記録そのものより先に、相手との関係を語った。

「さっきも言いましたが、彼はリーグに入ったときからずっと俺のOGで、そういう存在がいてくれることに本当に感謝しています。」

— バム・アデバヨ [20:30]

記録を抜くことの意味については、こう言い添えている。

「俺は本当に彼のことを兄貴分だと思っています。だから、その機会が訪れるのは、当然特別なことになります。」

— バム・アデバヨ [20:30]

最後は、次に記録を狙うのはUDの番だからあのジャージを取っておいてほしい、という軽口で終えた。

エリック・スポールストラHC

選手2人に続いて会見台に立ったスポールストラHCは、冒頭から軽口で場を開いた。

「よし、おはようございます。子どもたちの言い方を借りるなら、さっそく始めましょうか。」

— エリック・スポールストラ [00:00]

アデトクンボの獲得を含む大型の入れ替えが新時代の到来なのかと問われると、組織にとって自然な区切りだったと答えた。

「ここでは、新しいことを始める、新しい旅に出る、新しいチームを作るのに適したタイミングだと感じていました。」

— エリック・スポールストラ [00:30]

加入してくる選手たちも同じように感じているはずだとし、このリーグでは方向性が一致しているかどうかで物事の成否が決まることが多いと続けた。昨季に取り組んだ独自のオフェンスをどこまで継続するかという質問には、原則の多くを引き継ぐとしたうえで、選手を型にはめるつもりはないと強調している。

「ただ、選手たちにも居心地よくいてほしい。選手のスタイルを壊したいわけじゃなくて、上積みをしていきたいんです。」

— エリック・スポールストラ [01:28]

アデトクンボの個の力とチーム全体の機能をどう両立させるかというバランスの問いには、連れてきた理由から説明した。

「彼がここにいるのには理由があります。リーグ最高の選手という議論の中に彼が入り続けることを望んでいます。」

— エリック・スポールストラ [03:00]

上積みというのはプレーに何かを足すことではなく、環境やロッカールームの雰囲気が別のレベルを引き出せるかどうかの話だとも語った。キャンプ初日を前にした選手たちの状態については、8月と9月を通して全員が仕上げてきたという手応えを示し、明日から全力で競争するだけだと述べた。若手についての質問も続いた。ニコについては、どんなチームにも合う汎用性があるとしたうえで、夏の取り組みに励まされたと評価している。ロスターの平均年齢が上がったことへの向き合い方を聞かれると、ベテランが持ち込むものを歓迎する姿勢を見せた。

「たくさんの優勝経験者、元チャンピオンがこのロスターにいます。タイプAの負けず嫌いな性格の選手がたくさんいます。」

— エリック・スポールストラ [08:21]

エゴも競争心も、失意のシーズンの記憶もすべて持ってきてほしい。そのうえでロッカールームを見渡し、これは別の機会だと理解してほしいという言い方だった。一方で若手の育成も手放すつもりはなく、デプスの核になる選手たちがベテランから自信を受け取ることを期待していると語った。昨季は長く続いたディフェンス上位から外れている。アデトクンボの加入がそこにどう効くかという問いには、受賞歴よりも1ポゼッションごとの影響力を挙げた。

「相手チームが彼のディフェンスを意識してゲームプランを組まなければならない。バムとよく似ています。」

— エリック・スポールストラ [10:05]

その2人だけに頼るつもりはないとも述べ、デイビオン、ウィグス、ペレ・ラーション、クレイの名前を並べた。チームに何が足りないかという外部の声が多いことについては、遮断する構えを崩さなかった。

「バンカーメンタリティが大好きで、ドアも窓も全部閉めて、自分たちに集中できるこの素晴らしい機会を大切にしたい。」

— エリック・スポールストラ [12:28]

今年は意見も批評も多くなるチームになるとしつつ、それは望んでいる場所でもあり、適切にさばく必要があるという整理だった。アデバヨとアデトクンボを並べたディフェンスの組み立てについては、スキームの前にまず原則があると話した。

「ペイントエリアを制し、リムを支配することが何より優先される。」

— エリック・スポールストラ [13:51]

インサイドからアウトサイドへ守りを積み上げるのはパット・ライリーが何十年も言い続けてきたことだとし、ペリメーターの選手にも後ろの2人を信じてアグレッシブに守ってほしいと求めた。クレイとアンドリューをともに迎えたことについては、チャンピオンシップレベルの経験と、悔しいシーズンを知っている視野の両方を評価している。昨季に飛躍して契約延長を勝ち取ったペレ・ラーションについては、粘り強さを真っ先に挙げた。

「だからこそ、コートから離しておくのが難しいほど勝利に貢献してきた。」

— エリック・スポールストラ [16:39]

体を絞ったことを公言しているデイビオンについては、退団時のミーティングで自ら切り出してきたという経緯を明かした。もう一つの面としてリーダーシップを挙げ、夏の変化をこう評価した。

「だから、リーダーシップというのが彼が今夏本当に取り組みたかったことで、実際に10倍以上やってくれました。」

— エリック・スポールストラ [19:14]

次の段階は、全員が口にした約束に対して責任を持たせることだと付け加えている。選手育成は若手だけの話ではないとも語り、すでにエリートである選手に対しても傍観者でいるつもりはない、ゼロから作り直すつもりもないと説明した。若手層でカギになりそうなコンウェルについては、無理をしなくていいと前置きしつつ、すでに本物のシューターだと評価している。アデバヨについて聞かれた場面では、今季の位置づけを明確にした。

「今年はバムが持っているすべてのものが、最高レベルの勝利という形で評価される年になりえると思う。」

— エリック・スポールストラ [23:40]

コートにいるときといないときのディフェンスの数字を見れば一目瞭然だとし、2人がチームのハブにならなければいけないと続けた。最後の質問はコート外での交流も含めたチームケミストリーについてだった。答えは、時間をかけるしかないという現実的なものだった。

「どんなチームでも、チームの絆は最大の武器にならないといけない。でもそれは時間がかかるもので、一夜にしてできるものじゃない。」

— エリック・スポールストラ [25:18]

本当の意味での絆は競争の中でしか生まれず、隣にいる選手を頼れるとわかったときに初めて信頼が芽生える。お互いを知っていく段階にあるこのチームにとって、それが自然に育っていけばいい、というのが会見の結びだった。