76ersの新加入ウェイドにレブロンとナースHCが高評価、「どのチームにも合う選手」
76ersに加入したディーン・ウェイドについて、チームメートのレブロン・ジェームズとニック・ナースHCがともに高い評価を示した。キャバリアーズで7年間プレーした守備型フォワードの新天地での役割を伝える。
シクサーズのインタビュー(2026年10月1日)でディーン・ウェイドが語った
チームシクサーズ
Philadelphia 76ers インタビュー(2026年10月1日配信)でディーン・ウェイドがトレーニングキャンプの印象を語った。
クリーブランドからフィラデルフィアに移ったウェイドが、新しいチームメイトのバスケットボールIQへの驚き、トランジションオフェンスの可能性、2年目のBJの判断力、そしてドラフト外からディフェンスでNBAに生き残った自身のキャリアについて話した。
ウェイドは対戦相手としてタイリース・マクシーやジョエル・エンビード、ジェイレン・ブラウンと戦った経験があるが、同じチームになって初めて見えたものがあると語った。癖やプレー傾向は対戦していれば分かるが、同じ側に立つと選手がどう考えているかが見えてくるという。NBAプレーヤーとしてゲームを理解しているつもりだったが、実際にこのチームに入ると「全然違う」と感じたと明かした。
「僕が一番すごいと思うのは、みんなのバスケットボールに対する考え方なんですよね。タイリースも、ジョエルも、ブラウンも、JBも、全員そう。みんなのバスケの考え方がとにかくレベルが高い」
— ディーン・ウェイド [00:17]
プレーの組み立てやディフェンスローテーションの考え方について、自分が思っていたことに近い部分もありつつ「さらに一段も二段も深く考えている」と述べ、感銘を受けたと振り返った。対戦相手として外から見るのと、同じチームで内側から見るのとでは理解の深さがまるで別物だという実感が、キャンプ序盤の率直な驚きとして語られた。
「対戦相手としてじゃなくて同じ側に立つのは、全く別物ですよ。楽しいですけどね」
— ディーン・ウェイド [00:17]
トレーニングキャンプ2日目の時点で、チームはまだセットプレーのコンセプトもほとんど入っていない段階だった。それにもかかわらず、試合形式の練習でトランジションに出た際のボール回しが際立っていたとウェイドは振り返った。ジェイレン・ブラウン、マクシー、EJといった選手がトランジションで走り出すと「止めようがない」と表現し、ディフェンスからターンオーバーを生み出してトランジションにつなげる流れに大きな期待を示した。
「ジェイレン、ブラウン、タイリース、EJとか、あの辺の選手がトランジションに出ていったら、止めようがないですよ」
— ディーン・ウェイド [04:13]
ウェイドはブルーチーム側でプレーしていたが、プレーブックがほぼ空の状態でもトランジションでボールが回り始めると「どこにも詰まらない」状態だったと語った。対戦相手としてその流れに入ったチームと戦った経験もあるが「どうしようもない」という実感があるという。トランジションに出ることで判断が楽になり、フリーの選手も見つけやすくなるため、今シーズンはトランジションを積極的に仕掛けることが重要だと強調した。
「何もプレーがないんですよ、本当に何も。それでもトランジションに出ていって、正しいバスケをやっていた。ボールが回って、どこにも詰まらない」
— ディーン・ウェイド [05:13]
マクシーとBJ(記者の質問ではTJと呼ばれている)のスピードと判断力がキャンプで最も印象に残ったとウェイドは語った。マクシーの方向転換の速さはもちろんだが、ウェイドが特に驚いたのは二人が「絶対に間違った判断をしない」点だった。ベースラインへのドライブ、キックアウト、自分で決めにいく場面、いずれの選択でも常に正しい判断をしていると感じたという。
「一番驚いたのは、二人とも絶対に間違った判断をしないんですよ。常に正しい選択をしている」
— ディーン・ウェイド [05:55]
BJはまだ2年目の若手で、昨シーズンに好成績を残した後なら無理に仕掛けようとするミスが出てもおかしくないとウェイドは指摘した。しかしBJはそうした場面が一切なく、流れの中でプレーし、周りに合わせて動いていると評価した。ウェイドは別の場面でもBJのプレースタイルについて「正しいカットをして、味方のためにシュートを我慢する」と称賛しており、献身的な姿勢が2年目とは思えない成熟ぶりだと繰り返し強調した。
「去年あれだけいいシーズンを送ったあとだと、若い選手なら無理に仕掛けようとするミスが出てきそうなものですけど、彼は全然そういうことをしていない」
— ディーン・ウェイド [05:55]
ウェイドのディフェンス力の原点はカンザス州立大学時代にさかのぼる。当時のチームは全米トップ5のディフェンスチームで、スイッチディフェンスを若いうちに叩き込まれた。ただし大学時代は「止められればいい」という程度で、ディフェンスを深く掘り下げてはいなかったと振り返った。
転機はNBA入りしてからだった。ドラフト外で2ウェイ契約からのスタートだったウェイドは、リーグに残るために自分を差別化する方法を見つける必要があった。若手時代のコーチであるジョシュ・ブローハマーとクリス・ダーネルに呼ばれ、「どのチームにもスコアラーやシューターはいるが、ディフェンダーを育てられるチームは多くない」と諭されたという。
「このリーグに残りたいなら、スコアラーもシューターもどのチームにもいる、どのチームにも」
— ディーン・ウェイド [09:30]
その助言を受けてウェイドはディフェンスに全力で取り組む決断をした。ウェイトルームにほぼ常駐し、ラテラルクイックネスの強化に時間を費やした。とりわけウェイトトレーニングが鍵だったと語り、二人のコーチへの感謝を口にした。
「あの二人には本当に感謝しないといけない。今も自分がリーグにいられるのも、ゲームを形作ってくれたのも、あの二人のおかげだと思ってます」
— ディーン・ウェイド [10:33]
ドラフト外からリーグに定着するまでの道のりを、ウェイドはコーチの助言とウェイトルームでの地道な努力の積み重ねとして語った。
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