ハリバートンの右足首MRIは良好、サンダー戦での復帰を目指すとカーライルHC
ペイサーズのタイリース・ハリバートンが右足首の軽い痛みでホークス戦を欠場したが、MRI検査で問題なしとの結果が出た。リック・カーライルHCはサンダー戦での復帰に期待を示した。
ペイサーズのインタビュー(2026年10月8日)でタイリース・ハリバートンが語った
Indiana Pacers インタビュー(2026年10月8日配信)でタイリース・ハリバートンとリック・カーライルHCがプレシーズン初戦を振り返った。
ティンバーウルブズとの一戦はハリバートンの母校アイオワ州立大学で開催され、16か月ぶりの復帰戦となったハリバートンの状態、ルーキーのブレイデン・スミスへの異例のブーイング、新加入ズバッツとのピック&ロールの手応え、2020年ドラフト組の再会など、多くの話題が語られた。
カーライルHCは、ハリバートンの復帰への道のりで最も印象に残ったことを聞かれ、迷わず「一貫性」と答えた。ケガの発生は過酷な状況だったが、24時間以内にオマリー医師のもとで手術を受け、完全復帰への確信はチーム全体にあったという。そこから16か月、ハリバートンは帯状疱疹を6〜8週間患い、症状の一部はさらに長引いた可能性もあったが、常にポジティブな姿勢でトレーニングを続けた。
「帯状疱疹も経験して、期間は確か6〜8週間か、それ以上だったかもしれない——症状の一部はさらに長く続いた可能性もある。でも彼は物事をポジティブに見続けていた。ただひたすら練習して、練習して、練習し続けた」
— リック・カーライル [04:18]
カーライルHCはこの試合をハリバートン自身が目標に据えていたと感じており、ここまでたどり着いたことを「すごくいい」と評価した。ハリバートン本人もリハビリを「感情のジェットコースター」と表現し、辛い日も山ほどあったと振り返った。16か月もの間バスケから離れたことは一度もなく、サイドラインで多くの時間を過ごしながら自分自身について学んだという。
「今日も、試合の立ち上がりで苦しんでいて、正直めちゃくちゃしんどかったんですけど、それでもずっと、「ああ、また試合できてる」っていう気持ちがあって。本当にありがたいなって」
— タイリース・ハリバートン [09:35]
ケガを通じてバスケと人生に対する見方が大きく変わり、小さなことに感謝する姿勢が身についたと語った。一歩引いて「今この小さなことに感謝しよう」と思いやすくなったと述べ、いいことも悪いことも含めたすべてに感謝しながら学び続けていると明かした。
16か月ぶりの実戦でハリバートンが感じたのは、自分自身のプレーが速くなりすぎているという感覚だった。ルーキーが「試合のスピードが速い」と感じるのと似ていると自己分析し、判断が遅れているのではなく、体の動き自体が速くなりすぎていると区別した。
「ルーキーとかが「今、試合のスピードがめちゃくちゃ速く感じる」って言うのと似たような感覚で、判断が遅れているというよりは、自分自身の動きが速くなりすぎている感じです」
— タイリース・ハリバートン [08:34]
カーライルHCも満員の母校で16か月ぶりに試合をするのは「簡単なことじゃない」としながら、それだけのブランクを考えれば「本当によくやった」と評価した。後半のチーム全体のプレーについては「とにかくハードに戦って、一体感があった」と振り返り、ウォーカーがチーム最高のプラスマイナス・プラス19を記録したこと、シェパードが立ち上がりの苦戦から後半に巻き返したことにも触れた。ハリバートン自身は実戦の感覚は試合の中でしか取り戻せないと認めつつ、復帰できたこと自体への喜びを繰り返した。アドレナリンが出すぎていたと振り返りながらも、時間が解決してくれるという手応えを語った。
スターティングラインナップの手応えを聞かれたハリバートンは、自分のスピードを落とすことがズバッツとのピック&ロールの鍵になると語った。これまではポップする(外に開く)ビッグマンと組むことが多かったため、ズバッツとの組み合わせは明らかに異なるが、その違いを大げさにしたくはないと前置きした。
「ゼウスがスクリーンを張ると、相手にしっかりぶつかってるんだよね。だから俺がスローダウンして、彼がしっかりクリーンなヒットをできる時間を作れれば、俺はオープンになれるし、判断もしやすくなる」
— タイリース・ハリバートン [11:56]
この試合ではスピードを出しすぎたために「ロングツーのエリアで詰まってしまった」と分析した。キーの上から遠いフローターを打つ場面もあり、ロングツーを何本でも打てる状況だったと振り返った。スローダウンすれば足を落ち着けてスリーを打ったり、ゴールに向かって攻めたり、レイトロールで合わせたりできると具体的に説明した。ハーフタイムにはチーム全員が「これは楽しくなる」と話していたという。カーライルHCもズバッツについて、昨年やその前にいたビッグマンとはタイプが違うが、リバウンドとリム周りのプレゼンスは「大きなプラスになる」と評価した。
この試合ではルーキーのブレイデン・スミスがアイオワ州立大の学生セクションから激しいブーイングを浴びた。カーライルHCはその理由を試合中わからず、タイムアウト中にSNSの投稿を見せてもらい、スミスがアイオワ州立大出身のタマン・リプシーのロスター枠を奪った形になったからだと知った。カーライルHCは自身が去年パデューでアイオワ州立大がパデューを破った試合に最後までいたことに触れ、なぜそれがヤジにつながるのか理解できなかったと振り返った。
「タイムアウトの間に誰かにSNSの投稿を見せてもらって、ブレイデンがロスターでリプシーの枠を奪ったから、ということらしいね」
— リック・カーライル [00:00]
スミスはヤジの中でもプラスマイナス・プラス11を記録し、動じずにプレーした。ハリバートンもブーイングの理由に「正直まだよくわからない」と困惑しつつ、大学のアウェー環境のようなNBAプレシーズンは「すごい変な経験」だと笑った。そのうえでスミスのパスセンスとゲーム感覚を高く評価した。
「ブランドンはパスが本当に上手いし、ゲームの感覚が抜群なんだよ。あのビハインドザバックパスは本当に「おお」ってなった。あれはかっこよかったよ」
— タイリース・ハリバートン [13:06]
Gリーグやプレシーズンで経験を積めば「本当に良い選手になる」と太鼓判を押し、「なんでブーイングしてるんだろ」とスミスに謝ったエピソードも明かした。カーライルHCもリプシーについて「勝者」であり、TJ・オッツェルバーガーHCの下でアイオワ州立大の文化を体現する選手だと語り、法的な問題の決着次第で今季も同大でプレーする可能性があるとの見方を示した。
この試合ではハリバートン、アンソニー・エドワーズ、ラメロ・ボール、オビという2020年ドラフトのトップ12指名4人が同じ試合でプレーした。ハリバートンは「弱いドラフトクラス」と言われた世代の仲間が活躍している姿を誇らしいと語った。
「みんな何となく、俺たちのドラフトクラスはダメだって思われてたよなって感覚はあると思う。俺もここまでドラフトクラスの半分くらいと一緒にプレーしてきた気がする。でもみんなそのすごさ、どれだけクールなことかはわかってると思う」
— タイリース・ハリバートン [14:17]
NBAの仲間意識にも話が広がり、ラメロがトレードされたときに上位20位の2人が同じチームになるかっこよさをツイートしたことや、アーロン、オビ、スティクス、ジェームズ・ワイズマンら何人かと一緒にプレーする機会があったことを挙げた。アイオワ州立大学での開催が実現した背景にも触れ、ティンバーウルブズ側の承諾が必要で、エドワーズが承認しなければ実現しなかったと感謝を述べた。エドワーズを「兄弟みたいなもの」と呼び、もしエドワーズがジョージアに行きたいと言ったら自分たちもちゃんとOKすると返したエピソードも語った。
「アントには感謝だよ、この試合が実現したのも、ティンバーウルブズがOKしなきゃいけないわけで、彼が承認してくれなきゃOKも出ないからね」
— タイリース・ハリバートン [14:17]
プレシーズンながらプレーオフのような雰囲気の中で、復帰の喜びとドラフト仲間との再会が重なった特別な一夜となった。
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