サウスイースト地区プレビューと全30チーム勝利数ドラフト——The Hoop Collective が語る今季の注目点
The Hoop Collective(2026年10月16日配信)でブライアン・ウィンドホーストがサウスイースト地区と勝利数ドラフトを語った。
Gil's Arena(2026年10月12日配信)でアイマン・シャンパートが語った
番組ギルズ・アリーナ

Gil's Arena(2026年10月12日配信)でギルバート・アリーナスがNBAプレシーズンの注目トピックを語った。
元チームメートのアイマン・シャンパート、デマーカス・カズンズとともに、586日ぶりにコートへ戻ったカイリー・アービング、急成長するクーパー・フラッグ、そしてジェイソン・テイタムとポール・ジョージのボストン初共演について、現役時代の経験を交えながら約159分にわたって議論した。
カイリー・アービングが2025年3月のACL損傷以来、586日ぶりにNBAの試合に出場した。マカオで行われたロケッツとのプレシーズン戦に先発し、22分間で17得点(FG 6/13、3P 2/6)、3アシスト、2リバウンドを記録した。
クリーブランド時代にカイリーのチームメートだったアイマン・シャンパートは、映像を見た第一印象を「健康そのもの」と表現した。大怪我から復帰した選手にありがちな動きの制限がカイリーには見られなかったと指摘している。ACLを損傷した選手はその足だけで跳びたがらなくなったり、ドリブル中にコンタクトを受けたがらなくなったりするものだが、カイリーにはそうした兆候がまったくなかったという。
「コンタクトを受けても構わず突っ込んでベースラインを攻めて、両足で止まってタフなフィニッシュを決めてた。それを見て、自分の体を信頼してるなってわかったよ」
— アイマン・シャンパート [30:03]
デマーカス・カズンズも19カ月というリハビリ期間の長さに触れ、精神的なタフネスを称えた。6カ月のリハビリですら過酷なのに、その3倍以上の期間を乗り越えた意味は大きいと語っている。コートに戻れた喜びや幸せが伝わってきたとし、あれこそがバスケをやっている理由だと表現した。
「19ヶ月のリハビリはすごく良かったんだろうな。リハビリをやったことない人には想像しにくいかもしれないけど、6ヶ月でもきつい。1年もきつい。19ヶ月なんてとんでもなくきつい」
— デマーカス・カズンズ [33:50]
カズンズはさらに、健康なカイリーの存在がトレード市場にも影響を与えうると示唆した。優勝を狙えるチームになるための最後のピースを探しているチームにとって注目の対象になると述べ、トロント、ヒューストン、オーランドなどの名前が挙がった。シーズン中盤にベストの状態に仕上がったカイリーがどれほどの存在になるか、本人にとってもチームメートにとっても、そして獲得を狙うチームにとってもワクワクする話だとまとめている。
アリーナスはカイリーをステフ・カリーやシェイ・ギルジャス・アレクサンダーと並ぶトップガードに位置づけたうえで、スキルの純粋さでは別格だと評価した。
「純粋なバスケの才能、天賦の才能という話をするなら、彼は天才だ。歴代最高にスキルのあるガードだよ」
— ギルバート・アリーナス [38:07]
アリーナスはカイリーと直接バスケットボールの話をした経験を披露した。ある体育館でカイリーに「目の前の相手の何を見ているか」と尋ねたところ、答えは「足」だったという。相手の踵にどれだけ重心が乗っているか、内股か外股かを見極め、ディフェンダーの重心を意図的にずらしてからカウンターを繰り出す。アリーナスはこのスタイルをフロイド・メイウェザーのカウンターボクシングに例え、足の動きを自分で誘導しているのがカイリー独自の技術だと解説した。
シャンパートも約3シーズンともにプレーした立場から、カイリーを「ディフェンスが与えたものをそのまま利用する」究極のカウンターパンチャーだと説明した。何かを目指しているのが見える選手は多いが、カイリーが何を目指しているのかは分からないと語っている。
「ただ相手が与えるものを何でも受け取ってるだけなんだよ。何となくディフェンシブなドリブルを出して、相手がどうするか見てる感じ」
— アイマン・シャンパート [49:48]
シャンパートによれば、通常の選手はムーブが3〜4手で尽きるため、ディフェンダーは全力で止めに行ける。しかしカイリーはその3〜4手が終わった後にさらに6手、7手とカウンターを繰り出し、その場で即興のムーブを発明することすらある。守る側はスタンスを保ち続けなければならず、体幹をロックし続ける時間が他のどの選手より長いと語った。
シャンパートはカイリーの技術がどこから生まれたかについて、意外なエピソードを明かした。カイリーはデューク大学時代にターフトゥ(足指の怪我)を負い、かつてのようにリムの上でプレーする爆発力を失ったという。高校時代は左手でも右手でもダンクを決める運動能力の持ち主だったが、怪我を機にプレースタイルを根本から作り直す必要に迫られた。
「もう昔みたいにバーッと抜き去って運動能力に頼ってポークするだけっていうのができなくなったって、それで『じゃあ今度はここをこうやって抜いてみせる』ってなったわけよ」
— アイマン・シャンパート [55:24]
ガラス板のどこでフィニッシュできるかを探り、リムアタックに頼らないスキルセットを再発明した。カズンズは、ワンアンドダン(1年で大学を出る選手)のカイリーがあの若さで「もうあのレベルの爆発力はない」と自覚していたこと自体が驚きだと振り返った。高校時代のカイリーを見ていたからこそ、そのポテンシャルの限界にも達していない段階で爆発力を諦めた判断の重みが分かると語っている。運動能力を失ったからこそ、現在の異次元のフィニッシュ技術が生まれたという逆説を、出演者全員が認めている。
クーパー・フラッグはルーキーシーズンにマイケル・ジョーダン以来となる得点・リバウンド・アシスト・スティールの4部門でチーム首位を記録した。オフシーズンでは体重を20ポンド以上増やし、身長も1インチ伸びてシューズなしで6フィート10インチに達したと報じられている。
アリーナスはバスケシューズが2〜2.5インチの厚みがあることを踏まえ、NBA選手としてのフラッグは実質7フッターだと指摘した。プレシーズン初戦では19得点(FG 7/14)、6リバウンド、3スティールを記録し、2戦目ではカイリーとの連携を見せて14得点、7アシスト、4リバウンドを残した。
カズンズはフラッグの多面性を表現するために、ケビン・デュラント、レブロン・ジェームズ、ヤニス・アデトクンボの3選手の要素を併せ持つと評した。長身ウイングとしてのシュート、ドリブル、パス、リムアタックを根拠に挙げたが、この表現には出演者間で激論が巻き起こった。
「ボールをつきながら、あのいろんな選手がやってることをやってる能力があるんだよ」
— デマーカス・カズンズ [66:56]
シャンパートは「間違ってはなかったけど、正しくもなかった」と微妙な反応を示した。アリーナスは「3人の名前を並べた瞬間にイメージが湧いた」と支持し、カズンズの比較を擁護している。カズンズ自身も、7フッター近い身長でヤニスのように速攻で突っ込み、レブロンのようにパスやプレーメイクもでき、デュラントのように高い位置からシュートを打てるという具体的な根拠を示した。
アリーナスはジェイソン・キッドHCがフラッグにポイントガード役を任せた判断を高く評価した。キッドはミルウォーキー時代にヤニスに同じことをして成功した実績がある。記者たちはフラッグのPG起用を全員叩いたが、アリーナスは「どうせ今年は負けるシーズンだ」と割り切ったうえで、3番(スモールフォワード)としてではなくポイントガードのスキルを身につけさせるべきだと主張した。
「ヤニスにやったとき、みんな分かってなかった。でも今になって分かってきた、ヤニスはポイントガードのような能力を持った選手とポイントガードみたいに速攻で突っ込んでくるから守れないってことが」
— ギルバート・アリーナス [71:16]
ボールを運んでプレーを組み立てる経験を積めば、ウイングの選手が通常は得られない視野を手に入れられるとアリーナスは説明している。マジック・ジョンソンの例も挙げ、スモールフォワードの体格でポイントガードの判断力を持った選手がいかに支配的だったかを語った。ニューヨーク時代のカーメロ・アンソニーにも「一日だけでもポイントガードをやるべきだ」と感じていたと明かしている。
カイリーについてもフラッグの育成にとって最適なメンターだと位置づけた。ルカ・ドンチッチを失ったマブスにとって、カイリーは集客力のあるショーストッパーであり、できるだけ長くダラスに留めてフラッグを指導させるべきだと述べている。
「カイリーは学ぶ姿勢があるから。正しいやり方でプレーして、それを向上させる方法を理解しようとしてる選手に、こんなに細かいことを教えてくれる完璧な存在だよ」
— ギルバート・アリーナス [78:17]
ビジネス面でも、カイリーとフラッグの2人が観客を呼べる存在だとアリーナスは強調した。さらに来夏にはフラッグにポストプレーを習得させ、コートで7フィートの存在感を活かしてインサイドとアウトサイドの両面から得点できる選手に育てる構想も語っている。
セルティックスのプレシーズン・ホーム開幕戦で、ジェイソン・テイタムとポール・ジョージが初めて同じコートに立った。相手の76ersはジョエル・エンビードとジェイレン・ブラウンを欠いており、セルティックスはチーム全体で3ポイントを22本決めて144点を記録、38点差の大勝を収めた。テイタムは23得点(FG 9/19)、PGは13得点に加えて5リバウンド、5スティールと万能な貢献を見せている。
シャンパートはこの2人を「デュオ」とは呼ばないと明言した。ジェイレン・ブラウンとテイタムの場合はお互いにある程度の数字を期待し合う関係だったが、PGにはそこまで多くを求めていないと分析している。
「PGは今シーズン、10点2リバウンドターンオーバーなしって試合があっても『この男、最高のゲームしたじゃん』ってなる感じで、別に数字を残すために来てるわけじゃないから」
— アイマン・シャンパート [94:52]
PGに求められるのは3ポイントシュートとディフェンスでの効率的な貢献、そして何よりも健康を維持することだとシャンパートは分析した。テイタムがつまずいた試合だけ全盛期のようなプレーを見せてくれればいいと述べ、それ以外は効率重視でよいとまとめている。
一方でカズンズは、PGの契約額(4年2億1200万ドル)を無視できないと異論を唱えた。
「まずファイナルMVPを獲った選手をほぼ同じ金額でトレードしたわけだから」
— デマーカス・カズンズ [98:31]
カズンズはPGに1試合18〜20得点の安定した貢献を期待すべきだと主張している。シクサーズ時代のように平均16得点で終わるために連れてきたわけではなく、OKC時代やインディアナ時代のPGほどは期待されていないにせよ、もらっている金額と能力を考えれば18〜20得点が理想的な姿だと述べた。同時に、テイタムが高校時代からPGのプレーを手本にしていた経緯を踏まえ、PGがメンターとしてミッドレンジやリムアタックなど攻撃の幅を広げる手助けができると期待を示した。
アリーナスはジェイレン・ブラウンのキャリア平均が約22得点・3リバウンド・5アシストであり、PGも数字の上では同等の貢献ができると分析した。PGの方が3ポイントの確率が高い状態でこの数字を出せるため、純粋にオフェンス面ではより優れているかもしれないと述べている。ただし、数字には表れない価値があるとも強調した。
「同じリーダーシップは得られないかもしれない、同じタフさは得られないかもしれない、相手を封じてくれるようなロックダウンディフェンダーは得られないかもしれない」
— ギルバート・アリーナス [107:16]
大事な場面でのストップ、オフェンスリバウンド、流れを変えるダンク。ブラウンがもたらしていたのは数字に換算できない勝負どころの決定力だとアリーナスは指摘している。紙の上の22得点は同じでも、プレーの中身が同じとは限らず、スコアボードの結果が変わる可能性があるとまとめた。
カズンズはテイタムにすべての責任が集中する今季、もう誰のせいにもできないと語った。PGのせいにはできず、デリック・ホワイトもそのレベルの選手ではない以上、結果はすべてテイタムの肩にかかる。ただしカズンズはそれをネガティブには捉えておらず、競争心のある優れた選手なら望む挑戦だと述べ、テイタムがさらなるレベルアップを遂げる可能性に期待を示した。
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