2026年10月17日(土) / 海外一次情報を日本語で、毎朝更新

The Ringer NBA Show(2026年10月14日配信)でロブ・マホニーが語った

The Ringer NBA Show パワーランキング Part 5――10位から6位に並んだ5チームの現在地

記事化
/ 2日前

チームセルティックスニックスキャバリアーズナゲッツサンダージャズレイカーズロケッツ

番組ringer-nba

ポッドキャストで語るロブ・マホニーの後ろ姿を見下ろす構図
イメージ画像(AI で生成)

The Ringer NBA Show(2026年10月14日配信)でプレシーズン・パワーランキングの10位から6位が語られた。

前回(2026年10月12日配信・Part 4)の続きで、今回はロブ・マホニー、ジャスティン・ヴェリエ、J・カイル・マンの3人がロケッツ、レイカーズ、ナゲッツ、セルティックス、キャバリアーズの5チームを取り上げた。ウエスタン・カンファレンスには越えられない壁が2チームあり、4位から10位までの順位付けが極めて難しかったと3人は口を揃えた。

ロケッツの昨季の惨敗は「過大評価しすぎた」とマホニーが反省

10位にはヒューストン・ロケッツが入った。マホニーは個人投票の段階でロケッツを低く見すぎていたと率直に認めた。昨季終盤にケガが重なり、レイカーズとのプレーオフで屈辱的な負け方をした印象を引きずっていたという。ケビン・デュラント不在のまま41歳のレブロン・ジェームズに敗れた後遺症を「霧みたいに長引いてた」とマンも表現した。マホニーはシーズン終盤のデュラント不在が結果を大きく左右したと振り返り、フレッド・バンブリート、スティーブン・アダムズの復帰も考え合わせれば過小評価だったと考え直した。

「シーズン終盤にケビン・デュラントが少しでも意味ある形でコートに立てていれば、彼らにとって大きく変わっていた」

— ロブ・マホニー [06:20]

ヴェリエはデュラントがチーム全体の問題解決者ではなく、個人の力で打開するタイプだと指摘した。そのうえで、クランチタイムに組織力をもたらすキーマンはフレッド・バンブリートだと位置づけた。マーカス・スマートの加入もイメ・ウドカHC体制に合致すると評価しつつ、昨季終盤のオフェンスの機能不全を見て交代もあり得ると考えていたと明かした。

「フィジカルなディフェンスとかトレードマーク的な部分はすぐ発揮できると思う。アーメン、マーカス・スマート、タリ・イーズンのペリメーターのトリオとか、もう本当に圧倒的でしょ」

— ロブ・マホニー [12:45]

マホニーはオフェンスリバウンドがリーグ1位だった一方でターンオーバーが異常に多く、強みを自ら相殺していたと分析した。バンブリート復帰でターンオーバーが減るだけでポゼッション争いで大きく優位に立てるとし、エイメン・トンプソンにはミッドレンジやフローターの成長を求めた。マンもバンブリートとの併用でエイメンがヘッドオブスチーム(勢いに乗った突破)で攻められる場面が増えると期待を寄せた。さらにロケッツはシューティングコーチのチップ・エンゲランドをスタッフに招聘しており、エイメンやアルペレン・シェングンのシュート改善がチームの次のレベルへ進む鍵だとマホニーは述べた。

レブロン退団後のレイカーズは「ルカに最適化された明確なチーム」

9位にはロサンゼルス・レイカーズが入った。ヴェリエはメモに入退団選手を約20名書き出したとし、リーグ最大級のロスター入れ替えがあったと紹介した。それでもチームの雰囲気は非常に良いと感じていると語った。マホニーはレブロンがまだ圧倒的な存在感を持つ歴代最高クラスの選手だと認めつつ、チームの核としてはすでに機能していなかったと指摘した。

「明らかに、レブロンを中心にどう構築していくかとルカ・ドンチッチが最高のバージョンになるにはどうすべきかという間で、ずっとギクシャクしてた。それが終わって、次のページに進んだ」

— ロブ・マホニー [26:11]

マンはレブロンの「組織的影響力」がなくなったことでJJ・レディックにとってチーム構築がシンプルになったと指摘した。昨季レイカーズはピック&ロールのチームとしてリーグ1位で効率もトップクラスだったことを挙げ、ルカに合った駒が揃っていると分析した。ディフェンス面では昨季リーグ18位だったが、マホニーはウォーカー・ケスラーの加入をリムプロテクションでの「巨大な補強」と評価した。マティス・サイブル、ザイール・ウィリアムズ、ジェイク・ララビアらウイング陣が、ルカとオースティン・リーブスのぶんのクロスマッチをどう埋めるかが鍵になると述べた。

マホニーはケスラーがルカと組むことで最も「レベルアップ」する選手だと力説した。ジャズ時代のポイントガードの顔ぶれとして、ルーキーイヤーのマイク・コンリー以降、まだ覚醒前だったキーオンテ・ジョージ、コリン・セクストン、クリス・ダン、タロン・ホートン・タッカー、イザイア・コリアーといった名前を挙げた。

「まだ完全覚醒前のキーオンテ・ジョージ——あの頃はリーグ最低効率クラスのひどい状態だった——コリン・セクストン、今また一緒になったけど、クリス・ダン、タロン・ホートン・タッカー、レイカーズの伝説タロン・ホートン・タッカー、イザイア・コリアー」

— ロブ・マホニー [36:40]

まともなパサーがいなかったケスラーにとって、リーグ最高のロブスローワーであるルカとのピック&ロールは「全く新しい世界」になるとマンも同意した。マホニーもジャズ時代はオフェンスリバウンド以外でボールが上に来たとき自信なさげに見えた部分があったとし、ルカとの組み合わせでリム周りの試投数が劇的に増えると予測した。

ナゲッツは「セカンドエプロン下で伸びしろがほぼない」

8位にはデンバー・ナゲッツが入った。マホニーはディフェンス(昨季21位)、新ベンチ、ウルブズやサンダーに突かれてきた根本的な問題が未解決で信頼できないと述べた。ヴェリエはデマー・デローザンの獲得を単体では悪くないとしつつ、2年前のラッセル・ウェストブルック的な効果、つまりレギュラーシーズンの退屈な時期を乗り越えるための存在に留まると予想した。マホニーはニコラ・ヨキッチ以外のチーム全員が「もし」に見えると語り、ナゲッツの行き詰まりを端的にまとめた。

「ディフェンスが信用できない、新しいベンチも信用できない、ウルブズに何度も何度も突かれてきた根本的な問題をずっと解消できていない、サンダーにも追い詰められた、そういう部分に十分手を打ったとは思えない」

— ロブ・マホニー [43:01]

ヴェリエはセカンドエプロンの仕組みについてサム・プレスティの説明を引用した。プレスティは、一定レベルまでお金を使ってチームが一定の強さに達したら、セカンドエプロンはそのチームがそれ以上戦力を積み上げられないようにする仕組みだと述べており、ナゲッツがまさにその設計どおりに制約を受けているとヴェリエは指摘した。クリスチャン・ブラウンへの契約延長で払うべき以上の額を積んだ結果、ペイトン・ワトソンを失う判断ミスにつながったと述べた。

マホニーはリーグ最高額のロスターでありながらキャリアの上り坂にいる選手がほぼいない点を問題視した。ワトソンが象徴していた「刷新の可能性」が失われた今、伸びしろの見えないチームになったと語った。

「NBAで一番高コストのロスターで、キャリアの上り坂にいる選手なんてほとんどいない。みんな怪我に悩まされてたり、全盛期をほんの少し過ぎかけてたりするやつばかりで」

— ロブ・マホニー [50:33]

マンも2023年の優勝から4年で西の勢力図がこれだけ変わったことを踏まえると「本当に厳しい戦い」だと認めた。

セルティックスはテイタム復帰でも「プレーオフの深い場面」に不安が残る

7位にはボストン・セルティックスが入った。ヴェリエはジェイレン・ブラウン放出後の評価が「何をしているのか」から「実は先見の明があったのでは」に変わりつつあると紹介した。テイタム復帰にポール・ジョージとミッチェル・ロビンソンを加えた計算式は成り立つが、テイタムのアキレス腱からの復帰という大きな前提と、プレーオフ深くでの依存先が課題だと述べた。

マホニーはロールプレイヤー陣が過大評価されていると感じると述べたうえで、昨季を超えるための条件を具体的に挙げた。ペイトン・プリチャードの大幅なレベルアップか、デリック・ホワイトの攻撃力回復のどちらかが不可欠だと主張した。32歳のホワイトのシュート急落が一時的な不調なのか衰えの始まりなのかが最大の変数だとし、ノックダウンシューターとしてのホワイトが戻らなければ「セルティックスにとってかなり壊滅的な影響がある」と踏み込んだ。

「本気で去年のセルティックスを超えるためにはペイトン・プリチャードが本当に大きくレベルアップするか、あるいはデリック・ホワイトが攻撃の武器として機能するようになるか、その両方が必要で」

— ロブ・マホニー [64:48]

ヴェリエはミッチェル・ロビンソンの加入がポール・ジョージ以上に重要な補強かもしれないと主張した。昨季プレーオフでエンビード相手にフロントコートが破壊された弱点を埋め、オフェンスリバウンドで3ポイント試投数を増やす相乗効果が期待できると分析した。

「プレーオフでエンビードが短期間いただけでゴール下を完全に支配されたのが一番の懸念だったから」

— ジャスティン・ヴェリエ [68:50]

マンはポール・ジョージについてドライブの回数が以前と比べて100ポゼッションあたりほぼ5倍減っていると指摘し、もはやストレッチ4に近いスタイルだと述べた。プレーオフの大事な場面でのオプションとしては限界があるという見方を3人で共有した。

キャバリアーズは「レギュラーシーズンで大量に勝つがプレーオフの壁は変わっていない」

6位にはクリーブランド・キャバリアーズが入った。ヴェリエは個人ランキングでは4位に置いたと告白し、レギュラーシーズン重視の見方だと説明した。ペイトン・ワトソンの獲得を絶賛し、長年求めていたSFのピースだと評価した。ジェームズ・ハーデンのレギュラーシーズンでの創造力がベンチの薄さを補えると期待した。

マンはレギュラーシーズンでは大量に勝つだろうが、プレーオフではオフェンスが単純化されて止められるパターンが繰り返されることを懸念した。ニックスにスウィープされた記憶が拭えず、根本的な壁は変わっていないと述べた。マンは「本質的に何か変わったんでしょうか」と問いかけ、トンネルの先に見えているものが本物の光なのか幻なのかと疑問を呈した。

「でも本質的に何か変わったんでしょうか?あのトンネルの先に光はあるのか、それとも自分たちが作り出した幻で、そのまま壁にぶつかるだけなのか」

— J・カイル・マン [81:44]

マホニーはペイトン・ワトソンのベストプレーが「まったく予測できない」点に価値を見出し、計算づくの選手が多いキャバリアーズに意外性をもたらすワイルドカードだと分析した。エバン・モブリーについてはマホニーが、世界最高級のディフェンダーでありながら攻撃面の飛躍を求めすぎるのは酷だと指摘した。ハーデンとワトソンが得点負担を引き受ければモブリーのプレッシャーが軽減され、ゲーム全体が安定すると語った。

「積極性に欠けてるとき、フィジカルに当たっていないときでさえ、コンスタントに14〜17点を出してるわけで。だから期待値をどこに設定するか、彼に何を切実に求めるか、次第なんですよね」

— ロブ・マホニー [88:21]

マホニーはハーデンがもっと得点し、ワトソンが意外性を持ち込むことでモブリーへのプレッシャーが取り除かれれば、ゲームのいろんな部分が安定する効果があると締めくくった。次回(Part 6)はトップ5が発表される。ウエストに立ちはだかる2チームとイーストの優勝候補が明かされる最終回は金曜日の配信となる。

この記事に出てくる用語

用語解説