The Zach Lowe Show が選ぶ「今季最も謎な5チーム」――ペリカンズ、ブレイザーズ、ヒート、ジャズ、ラプターズの行方
The Zach Lowe Show(2026年10月12日配信)でザック・ロウがNBA今季の「最も謎なチーム」を語った。
7PM in Brooklyn(2026年10月15日配信)でカーメロ・アンソニーが語った
チームニックスヒートナゲッツティンバーウルブズサンダーウォリアーズ

7PM in Brooklyn(2026年10月15日配信)でカーメロ・アンソニーがNBA開幕直前の話題を総ざらいした。
共同ホストのモニカ、カズとともに、ノースカロライナ大の新HCマイク・マローンによるミッドレンジ否定発言への反論、ウェスタン・カンファレンスの勢力図、ニックスのカール・アンソニー・タウンズの契約問題、そしてWNBAファイナルの展望まで、約2時間にわたって議論を交わした。
NBA開幕を約1週間後に控えた回の序盤で、ノースカロライナ大の新ヘッドコーチに就任したマイク・マローン(前デンバー・ナゲッツHC)の発言が取り上げられた。マローンは「ミッドレンジジャンパーはバスケットボールで最悪のシュートだ」と語り、波紋を広げている。カーメロはこの発言に真っ向から反論した。カレッジにはNBAと違いディフェンス3秒ルールが存在しないため、ペイント内のスペースが狭く、スリーポイントだけでは攻撃が成り立たないと指摘した。35秒のショットクロックが長すぎるという点には同意しつつも、選手の基礎スキルそのものを取り上げる方針は間違っていると訴えた。
「でも選手からバスケの基礎スキルを取り上げないでほしい。選手を一芸だけの使い捨てにしてしまうことになる」
— カーメロ・アンソニー [19:20]
カーメロが最も強調したのは、マローン自身がデンバーで指導したニコラ・ヨキッチとジャマル・マレーがピック&ロールからのミッドレンジで優勝を果たした事実との矛盾だった。さらに昨季のニックスのジェイレン・ブランソン、その前のOKCのシェイ・ギルジャス・アレクサンダーもミッドレンジを武器に頂点に立ったと具体例を挙げた。
「あなたが指導した最高の選手2人が、ツーメンゲーム、ピック&ロール、ミッドレンジで頂点を獲ったんだ。それなのに、まだ理解力もない若い子たちにどうやってそれを否定できるの?」
— カーメロ・アンソニー [20:56]
一方でカーメロは、トランスファーポータルで短期間しか在籍しない選手にミッドレンジを一から教える時間がないというマローン側の事情にも理解を示した。ただし「NBAですでにゲームが薄くなっている」のに、その流れが大学、高校、さらに育成年代にまで降りていくことへの危機感を繰り返し訴えた。
ウェスタン・カンファレンスの展望では、カズがミネソタ・ティンバーウルブズを本命に推した。根拠はラメロ・ボールの加入によってアンソニー・エドワーズへのダブルチームが困難になる点で、さらにルディ・ゴベア、ジェイデン・マクダニエルズ、ジョナサン・クミンガの布陣を高く評価した。
「なんでアンソニー・エドワーズにダブルチームをかけなくていいんだよ?恐ろしい光景だろ」
— カズ [31:09]
カーメロはカミンガについて、ゴールデンステートやアトランタで才能の片鱗を見せてきたものの「特別な何かを持ってるわけじゃない」としつつ、ミネソタでマクダニエルズの延長線上としてディフェンスに専念できれば「ミネソタは本物になる」と認めた。ただし西の本命はOKCだと断言した。ケイソン・ウォレスの成長、ジェイリン・ウィリアムズの復帰に加え、シェイの闘志が決め手だと語った。昨季はウェンバンヤマ率いるサンアントニオに敗れたが、満身創痍だったことを踏まえ、健康な状態で戻るOKCは「全く違う燃え方でくる」と予想した。
カーメロはさらにポートランドをダークホースに推薦した。ジャ・モラントの「2.0バージョン」とデイミアン・リラードの復帰、昨季のディフェンシブレーティングが西でトップ5だった点を根拠に挙げ、スタジオ内で議論を巻き起こした。カンファレンスファイナルの予想は三者で分かれ、モニカはミネソタ対サンアントニオ、カズはサンアントニオ対OKC、カーメロはミネソタ対OKCを挙げた。
サンアントニオの話題から派生して、ルーキーのディラン・ハーパーがGQ誌で「ベンチから出るつもりはない」と発言した件が議論された。デアロン・フォックスがマックス契約でスターターを務める中での発言であり、モニカは「GQのインタビューをファイナル直後の記者会見みたいに扱うのはやめよう」とハーパーを擁護した。しかしカーメロは「スタートで出たい」と「ベンチには絶対座らない」はまるで違うと指摘し、公にすべきではなかったと忠告した。
「必ずあの発言に戻ってくるんだよ。そのコメントを引っ張り出してきて、それがロッカールームのヘッドラインになるんだよ」
— カーメロ・アンソニー [39:41]
カーメロはさらに、もしシーズンで結果が出なかった場合のリスクを説明した。若いチームの選手たちにはそうした状況への対処法がないと述べ、「だったら最初からなんでそんなことするんだよ」と問いかけた。最後に「メディアはお前らの友達じゃない」と教訓を語りつつ、ハーパー自身の才能は認め「すぐスターターになる」と予想した。
リーグ最高のシューティングガードを問う議論では、モニカがアンソニー・エドワーズを1位に挙げた。ジェイレン・ブラウンと合わせてトップ2とし、両者のディフェンスは「大文字のD」レベルだと評価した。カーメロはブラウンについて、フィラデルフィアではスモールフォワードであってシューティングガードではないと主張し、議論の枠組みそのものに異を唱えた。
「ジェイレン・ブラウン、ジェイレン・ブラウンはNBAで一番のツーウェイプレーヤーだよ」
— カーメロ・アンソニー [61:57]
カーメロの論拠は明確だった。ウェンバンヤマがリーグにいなければディフェンシブ・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー候補であり、オフェンスでもMVP候補に挙がっていた実績を指摘した。一方でエドワーズについては、ラメロ・ボールとのコンビによってトランジションとミッドレンジの両方が開花すれば「完璧なパッケージ」になると期待を示した。エドワーズはファストブレイクでボールを引き戻す癖があるが、ラメロが前にパスを出すことでその部分が解放されると分析した。
ドノバン・ミッチェルの名前が挙がると、カズは「もう早めに黄信号が灯りつつある」と厳しい見方を示した。バブル以降、プレーオフで際立つ選手として注目されてきたが、昨季を含む複数回の不完全燃焼を経て、トップ候補に入れ続けていいのかと疑問を投げかけた。カーメロはこれに反論し、レギュラーシーズンでのエリートぶりは疑いないと擁護した。
「10月から4月、5月まで、彼はエリートだから。本当にエリート」
— カーメロ・アンソニー [64:03]
ただしカーメロも、ミッチェルが判断される唯一の基準がプレーオフの結果だけになっている現状は認めた。才能の問題ではなく、ミッチェルがトップクラスのツーガードだということはリーグ全体が認めているが、4月以降に何が起きるかだけが問われていると整理した。エドワーズが同じプレッシャーにさらされていない理由については「まだ若いうちに結果を出してみせたから」と説明した。クリーブランドというチームの課題にも言及し、「分析的な視点」で壁を越えられないと嘆いた。スタジオ内にミッチェルの才能を否定する声はなかったが、シーズン中の実力と4月以降の落差こそが問題だという見方で一致した。
カズが「76ersは次のスーパーチームか」と問うと、カーメロは文化的にはスーパーチームだと認めつつも、NBAとしての実績がまだないことを強調した。マイアミのヒートルズやKD加入後のウォリアーズは、すでに優勝経験のあるフランチャイズにスターが合流した形だったが、フィラデルフィアにはその蓄積がないと指摘した。カーメロはスーパーチームという言葉自体が「スターが2人いればスーパーチーム」と安易に使われすぎていると疑問を呈し、結果が出なければその看板は意味をなさないと釘を刺した。
同時にカーメロは、ニック・ナースHCのもとで1月から2月にかけてピークを合わせる設計になっていると分析した。序盤に何試合か落としてでも成長を優先する方針だが、その間も十分な脅威であり続けるとし、ケガなく戦えることが大前提だと条件を付けた。イースタン・カンファレンスのプレーオフ8チームとしては、3人ともニックスを1位に挙げ、76ers、トロント、マイアミ、デトロイト、ボストン、オーランドに加え、最後の1枠をカーメロはインディアナ、カズはアトランタとした。
カズがNightcapでのジョー・ジョンソンの発言を紹介し、ジェイレン・デュレンが2億ドルの契約を得た中でカール・アンソニー・タウンズに276Mのマックスでなくとも240〜250Mは出すべきだという主張を取り上げた。ニックスがシーズン終了まで交渉を凍結した判断についてカーメロは「賢かった」と評価しつつ、タウンズがその事実をTwitterで知ったという報道が事実なら「コミュニケーションの問題だ」と指摘した。
「上のあの人が『うちはセカンドエプロンには絶対入らない』って言ってるんだよ」
— カーメロ・アンソニー [86:20]
カーメロはこの問題の根底にオーナーの方針があると解説した。セカンドエプロンに入らないという決定はフロントオフィスの判断ではなくトップからの指示であり、その制約の中で交渉の余地は限られている。レオン・ローズGMがこれまで財政的な柔軟性を武器にチームを強くしてきた実績を踏まえ、その柔軟性を手放すわけにはいかないという組織の論理も説明した。
ブランソンの減額契約については「良い前例になった」としつつ、「同時に次の選手にも減額を求める悪い前例にもなった」と両面を指摘した。タウンズの状況はブランソンとは異なり、5年契約の4〜5年目にどれだけの生産性を維持できるかを組織が見極めようとしているのは「ビジネスとして当然だ」と述べた。
「でも彼が作った前例が、今度は次の人に求められてるってことだよ」
— カーメロ・アンソニー [91:07]
番組終盤ではWNBAファイナルのアトランタ・ドリーム対ゴールデンステート・ヴァルキリーズが展望された。モニカはドリームの攻守両面でのレーティングがリーグトップ5にあることを挙げ、エンジェル・リースのディフェンシブ・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー受賞とともにアトランタを推した。一方でヴァルキリーズについては、拡張チームながらファイナル進出という快挙を称えた。カーメロはエンジェル・リースの勝者としての実績――小学校から大学、プロ、金メダルまであらゆるレベルで勝ってきた歩みを詳しく語り、批判を浴びてきた姿勢は「パッション」だと擁護した。
「あれは言動じゃなくてパッションだよ。彼女のパッションなんだ。彼女が育ってきた環境を知れば、そのパッションも、あのハングリーさもわかる」
— カーメロ・アンソニー [102:39]
エイジャ・ウィルソンの5度目のMVP受賞については、スタジオ全体が歴史的偉業として称えた。バスケットボール史上、カリーム・アブドゥル=ジャバーに次ぐ記録であり、全スポーツを含めてもウェイン・グレツキーとバリー・ボンズしか上回っていない。カーメロは「男女関係なく、バスケというスポーツの話をしてる」と強調し、性別を超えた歴史的な位置づけであることを訴えた。ニックスが8年連続で異なるチームが優勝してきた流れを止めて連覇できるかという問いには、3人とも「チームの継続性と経験値」を根拠にニックスがイーストから勝ち上がると予想し、シーズン4初回を締めくくった。
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