ブルックスが語るサンズの若さとベテランの役割
Phoenix Suns インタビュー(2026年10月16日配信)でディロン・ブルックスがシュートアラウンド前の囲み取材に応じた。
サンズのインタビュー(2026年10月16日)でディロン・ブルックスが語った
チームサンズ

Phoenix Suns インタビュー(2026年10月16日配信)でディロン・ブルックスがプレシーズン終盤の心境を語った。
スターター争いの行方、チームメイトであるライアンのオフシーズンの成長、デビン・ブッカーから学んでいること、オフボールでの貢献の考え方、リーグ全体のタレントレベルの向上まで、約9分間で幅広い話題に触れた。
記者から繰り返しスターターの座について質問を受けたブルックスは、自分とカモンのどちらが先発しても準備はできていると一貫して答えた。記者が「残り4人のスターター候補とのワークアウトで食ってしまうような選手がいるなら」と踏み込んでも、ブルックスは「コーチングスタッフに聞いてください」とかわし、最終判断はコーチ陣に委ねる姿勢を崩さなかった。「ゲーム1になればわかりますよ。どちらが発表されても、俺たちは準備できてます」と述べ、開幕戦まで待つ構えを示した。
「カモンはスターターとして素晴らしいプレーをしてると思うし、俺もスターターのときはいいプレーができてると思う」
— ディロン・ブルックス [00:18]
セカンドユニットでのケミストリーの良さにも言及し、ふたりとも毎日スターターとして準備してチーム施設に来ていると明かした。マッチアップによって起用が変わる可能性にも触れつつ、「勝ちたい、それだけです」と繰り返した。PR的な決まり文句に聞こえるかもしれないと自覚したうえで、本心だと強調した点が印象的だった。
「聞き飽きたPR的な答えに聞こえるかもしれないけど、本当にそう思ってるんです。勝利にインパクトを与えること、それが全て」
— ディロン・ブルックス [01:38]
同時に、バスケットボール選手としての野心も隠さなかった。
「スタートしたいという気持ちはもちろんある。バスケットボール選手として野心があるし、スターターでいたい」
— ディロン・ブルックス [01:38]
エゴがないと言い切りながらも、スターターへの欲求は率直に認める。そのうえで「一番大事なのは勝利に貢献すること」と締めくくり、開幕のゲーム1で発表されるまで待つ姿勢を示した。
記者がライアンのオフシーズンの取り組み方が例年と違ったのではないかと水を向けると、ブルックスはウェイトルームでの変化を真っ先に挙げた。ふたりで互いを追い込み合った夏のトレーニングが、ドライブの強さやフィジカルの面に直接表れていると感じていると語った。
「いつも集中してるけど、この夏は本当にお互い追い込み合っていた。ドライブの強さ、フィジカルの部分に出てると思います」
— ディロン・ブルックス [02:30]
ブルックスはライアンが「今すごくいい状態にある」と述べ、自信を持ってプレーしている姿を好意的に評価し、「いい1年になると思いますよ」と太鼓判を押した。
話はライアンの「考えすぎ」の問題にも広がった。ブルックスは82試合のシーズンを戦う難しさをファンに向けて説明し、数試合うまくいかないと頭で考えすぎてしまうのは全員に起こることだと述べた。そこを乗り越えてどんな状態でも安定してプレーできるようになることが選手としての成長だと位置づけた。
「82試合プレーしてると、フィジカルにもメンタルにも、精神的にも、生活面でも、毎回同じ状態でいられるわけじゃない」
— ディロン・ブルックス [03:04]
そのうえで、直前の試合ではライアンが「何も考えずに本能的にプレーしていた」と高く評価した。
「前の試合は何も考えずに本能的にプレーしていましたね。ああいうふうにプレーできると、全員がベストを出せる」
— ディロン・ブルックス [03:04]
ブルックスの言葉からは、フィジカルの強化だけでなく、考えすぎずに本能で動けるメンタルの安定こそが成長の核だという実感がにじんでいた。
プレシーズン最終戦の話題からデビン・ブッカーの話に転じると、ブルックスは地元アリゾナで育った頃の記憶をたどった。みんながブッカーに憧れていた当時の空気を振り返り、大学時代にはミルウォーキーでのファイナルズでブッカーのプレーを見て敬意を抱いたと明かした。
「みんなが彼のことをファンボーイしてたのを覚えてますね。彼の立ち振る舞い、街へのインパクト、本当にバスケを愛しているのが伝わってきた」
— ディロン・ブルックス [03:45]
ブッカーが30歳を迎えようとしていることに「30ってすごいよな」と驚きつつ、リーグ11〜12年目を「本当に恵まれてますよ」と祝福した。ブルックスはブッカーを「ビッグブラザー」と呼び、今シーズンの活躍に期待を寄せた。
日々の学びについて問われると、ゲーム・ビジネス・人生の3つの領域を挙げた。
「毎日何かしら学んでいますよ。ゲームのこと、ビジネスのこと、人生のこと。本音で話してくれる」
— ディロン・ブルックス [05:08]
チームのベテランリーダーたちが若手の面倒を見てくれていることへの感謝も口にした。さらに記者から「チームがあなたに投資してきた育成の面で何を学んだか」と問われると、成長マインドセットの重要性を強調した。
「成長マインドセットを持つことが本当に大事だと思うんです。もうわかった、と思った瞬間が成長の止まる瞬間だと思う」
— ディロン・ブルックス [05:46]
ブルックスはロッド(ロドリゲス)とともに「まっさらな目で、たくさんの疑問を持って」チームに入った当初の姿勢を今年も続けていると述べ、選手としても人間としてもまだ引き出せる成長があると語った。毎日少しでもうまくなろうとしてチーム施設に来ており、シーズン中もその姿勢を続けると明言した。
記者がオフボールでのチャンスメイクについて聞くと、ブルックスはディフェンスが予期しない位置でボールを受けることの効果を説明した。サンアントニオ戦ではジェイレン、コリン、ルークらとのピッチ&キャッチを積極的に試みたと具体名を挙げ、「やると結果が出る」と手応えを語った。
「ボールを持っていないときに自分がどうゲームに影響を与えられるかを読んで、次のアクションに備えることだと思います」
— ディロン・ブルックス [07:02]
スクリーンの奇襲要素やコンタクトの質といった細部の積み重ねが良いショットにつながると語り、自分のスピードをオフェンスのポゼッションに活かす意識を持っていると明かした。ディフェンダーより先に次の動きの準備ができていれば、相手は常に一歩遅れるという考え方は、ブルックスがオフボールの「読み」を自分の強みとして明確に位置づけていることを示していた。
話題はリーグ全体のタレントレベルの向上にも及んだ。チーム最年長がディロン(30歳)だという記者の指摘を受け、ブルックスは自身のルーキー時代からチームにあまりベテランがいなかったことを振り返りつつ、現在のベテラン陣が若手の成長を助けていると評価した。さらにインディアナのジェームス・ジョンソンのようなベテランの存在にも話が広がり、今のリーグのタレントレベルが以前とはまるで違うという認識で一致した。
「2ウェイ契約の選手たちを見てみても、ハイレベルなプレーができる選手が揃っていて、ロスターの枠争いが本当に激しい」
— ディロン・ブルックス [08:30]
才能ある若手が次々と出てくるなかで、長くリーグに残り続けることの難しさが増しているとブルックスは指摘した。最後に記者がエクステンション(契約延長)の交渉状況を尋ねると、ブルックスは球団側と話し合いが進んでいることを認め、今後数日で動きがあるかもしれないと示唆した。具体的な条件には踏み込まなかったが、開幕を目前に控えたタイミングで交渉が進行中だと明かしたこと自体が注目に値する。スターターの座、チームメイトの成長、自身の契約と、ブルックスを取り巻く状況は動き続けている。
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