2026年10月17日(土) / 海外一次情報を日本語で、毎朝更新

Gil's Arena(2026年9月16日配信)でブレンダン・ヘイウッドが語った

カワイのラプターズ復帰、PGのセルティックス加入——Gil's Arena が語ったイースタン・カンファレンスの勢力図

記事化
/ 26日前

チームセルティックスネッツニックスシクサーズラプターズキャバリアーズクリッパーズレイカーズ

番組ギルズ・アリーナ

The Arena BATTLES Over Kawhi’s Return, PG's Fit In Boston & Westbrook’s All-Time Legacy

YouTube 公式埋め込み

動画を YouTube で開く

Gil's Arena(2026年9月16日配信)でギルバート・アリーナスがイースタン・カンファレンスの大型トレードを語った。

デマーカス・カズンズ、ブレンダン・ヘイウッド、アイマン・シャンパート、エヴァン・ターナーらが加わり、カワイ・レナードのラプターズ復帰、ポール・ジョージのセルティックス移籍、そしてNBA全体からオフェンスの個性が消えた問題まで、白熱した議論が展開された。

カワイ加入でもラプターズは優勝候補に届かない

クリッパーズがサラリーキャップ不正操作でドラフト1巡目5つの没収、3000万ドルの罰金、スティーブ・バルマーの1年間の資格停止という史上最も厳しい制裁を受けた直後に、カワイのラプターズへのトレードが成立した。ラプターズはブランドン・イングラム、グレイディ・ディック、プロテクトなしの1巡目2本などを放出している。

「チームは良くなる。ただ、今の時点でコンテンダーかと言われると言い切れない。イーストは一夜にして変わってしまった」

— デマーカス・カズンズ [09:15]

カズンズはカワイの実力を認めつつも、ニックス、シクサーズ、セルティックス、キャバリアーズを上回るとは思えないと評価した。ヘイウッドはカワイが健康ならプレーオフのハーフコートオフェンスで絶大な存在感を発揮すると指摘し、「1回戦で当たりたくない相手」と表現した。

「カワイが健康なら、ミッドレンジにパスを入れれば必ずシュートチャンスを作ってくれる。チームにハーフコートでの存在感を与えてくれる」

— ブレンダン・ヘイウッド [11:23]

一方でアリーナスは辛辣だった。34歳で故障歴の多いカワイが1〜2年で去る可能性を踏まえると、若手有望株を複数放出した代償は大きすぎると語った。

「変わったのは、ほとんどの時間を故障で過ごしてきた34歳の選手がいるという幻想だけだ」

— ギルバート・アリーナス [22:02]

ラプターズの3ポイント不足はプレーオフで致命傷になる

議論が深まると、ヘイウッドがラプターズの構造的な弱点を数字で突いた。ラプターズはリーグ最低レベルの3ポイントシュート力を抱えており、スコッティ・バーンズの3ポイント成功率は27〜30%にとどまる。プレーオフでカワイにダブルチームを仕掛けたうえで、バーンズやRJ・バレットに外から打たせる戦略を相手が取ると分析した。

「カワイに1対1でうちのディフェンダーと勝負させるのは確率的に不利。お前がコーナーから打つ確率なら俺たちは好きだ、というのが向こうの作戦だ」

— ブレンダン・ヘイウッド [26:28]

カズンズもRJ・バレットについて「デュークを出たときと全く同じ選手だと思う」と述べ、カワイの負担を軽減できるセカンドオプションとしては力不足だと主張した。

「リーグに入ってから本当に成長したと思えない。デュークを出たときと全く同じ選手だと思う」

— デマーカス・カズンズ [14:55]

ブラウン放出のセルティックスはPGでは優勝水準を維持できない

話題はセルティックスの大型トレードに移った。元ファイナルMVPのジェイレン・ブラウンをシクサーズに送り、ポール・ジョージと1巡目2本、2巡目2本を獲得したトレードだ。ジョージはシクサーズでの2シーズンで膝・内転筋の故障やリーグの薬物ポリシー違反による25試合出場停止を経験し、平均得点は16点台まで落ちていた。記者会見でジョージはテイタムを補完する役割に徹する姿勢を示した。

「スーパースターはJT。俺はそのスポットライトを奪いに来たわけじゃない。JTを助けるために来た」

— ポール・ジョージ [53:14]

ヘイウッドはブラウンがキャリアハイ29点を記録しながら相手エースもマークする「稀有な両面プレイヤー」だったと強調し、35歳のジョージにその代替は不可能だと断言した。

「29点取って、相手の29点取ってる選手を守って、それを当たり前みたいにこなしてた。ポール・ジョージにそれは無理だ」

— ブレンダン・ヘイウッド [54:11]

ターナーは、ジョージよりもデリック・ホワイトやペイトン・プリチャードの成長こそが鍵だと主張した。アリーナスはブラウン放出の真因に踏み込み、セルティックスがヤニスとのトレードを画策して失敗し、ブラウンとの関係を壊したことがトレードにつながったと分析した。

「JBを手放したのは、ロッカールームの本当のアルファだったからだ」

— ギルバート・アリーナス [59:21]

NBAからオフェンスの個性が消えた

カワイやラプターズの戦術を論じるなかで、ヘイウッドがNBA全体の問題を指摘した。かつてはネッツのプリンストン、レイカーズのトライアングル、サクラメントのハイポストなどチームごとに異なるシステムがあったが、今はどのチームもペース&スペース、3ポイント、ミドルのピック&ロールで画一化していると批判した。

「NBAの試合を見たら、どのチームも全部同じプレーをしてる。でも昔はそうじゃなかった」

— ブレンダン・ヘイウッド [43:25]

シャンパートはこの指摘を受けて、キャリアを通じた気づきを語った。オフェンスのシステムはスーパースターのためではなく、周囲の選手が正しいポジションにいるために存在するという認識に、引退後ようやく至ったと振り返った。

「ずっとこのシステムはブロンやカイリーのために作られてると思ってた。でも実はあれは俺のためだった」

— アイマン・シャンパート [44:25]

この記事に出てくる用語

用語解説