ベバリーが語るNBA入りの代償とウェストブルックとの和解
Out The Mud Podcast(2026年9月18日配信)でパトリック・ベバリーがNBAキャリアの裏側を語った。
Out The Mud Podcast(2026年9月25日配信)でトレバー・アリーザが語った
Out The Mud Podcast(2026年9月25日配信)でトレバー・アリーザがNBA18年のキャリアを振り返った。
ホストのザック・ランドルフとトニー・アレンが迎え、レイカーズ時代のコービー・ブライアントとの関係、ジェームズ・ハーデンとドウェイン・ウェイドの比較、2018年ウェスタンカンファレンスファイナルの悔恨、クリス・ポールのリーダーシップ、引退したラッセル・ウェストブルックへの称賛、そしてレブロン・ジェームズの76ers移籍まで幅広い話題が展開された。
アリーザは高校時代、ABCDキャンプでレブロン・ジェームズ、ジョシュ・スミス、クリス・ポール、チャーリー・ビラヌエバらと初めて顔を合わせ、同世代の身体能力に衝撃を受けたと振り返った。ランドルフがマクドナルド・オールアメリカンの経験を尋ねると、アリーザは自分が選ばれなかったことを明かした。しかし悔しさはそのままコートにぶつけたという。州チャンピオンシップではマクドナルド・オールアメリカンに選出されたレオン・ポー擁するオークランド・テックと対戦し、ジュニアとシニアの2年連続で破って優勝を果たした。
「レオンはマクドナルド・オールアメリカンだったけど、俺は違った。でも州チャンピオンシップでまた当たったんだよ。どうなったって?あー、俺らが取ったよ」
— トレバー・アリーザ [28:40]
アリーザは「俺はたしか30点くらい取ったと思う」と振り返り、がっかりしていた気持ちがそのままモチベーションになったと語った。選出されなかった理由は本人にもわからないが、「結果的には俺にとってよかった」と受け止めている。周囲がオールアメリカンに選ばれていく中で、自分もそこにいるべきだという確信が、試合での爆発力に変わったという構図だった。
「ずっと周りのやつらがマクドナルド・オールアメリカンに選ばれてるのを見てて、俺も当然そこにいるべきだと思ってた」
— トレバー・アリーザ [29:30]
アリーザはレイカーズ時代に足を骨折し、リハビリ中はシュート練習だけに専念した。復帰後、まだ3ポイントシューターとしての実績がなかったため相手ディフェンスが離してくれる状況が生まれた。打ち始めるとコービー・ブライアント、ルーク・ウォルトン、ウラジーミル・ラドマノビッチから「シュートを打て」と繰り返し声をかけられ、自信がついたと明かした。
「シュートを打ち始めて、パスしようとするたびに、ルークかコービーの声が聞こえてくるんだよな、『シュートを打て!』って叫んでさ」
— トレバー・アリーザ [36:41]
決定的な転機は2008-09シーズン序盤のポートランド戦だった。アリーザが出場していない中でチームが大差をつけられ、コービーがフィル・ジャクソンに対して「こいつ出せよ、何してんだ?早くゲームに出せ」と直訴した。アリーザは「この世で一番すごいやつが、10個のリングを持つコーチの一人に俺をゲームに出せって言ってくれてる」と衝撃を受けた。以降、コービーからトライアングルオフェンスの中でどのポジションで得点すべきかを教わり、毎日繰り返し練習を重ねた。オフシーズンにはコービーから「フォーミュラを送るよ」とテキストが届き、そのトレーニングメニューを自分のメニューに上乗せして消化したという。
「コービーが俺を指差して、PJに『こいつ出せよ、何してんだ?早くゲームに出せ』って言ってくれたんですよ」
— トレバー・アリーザ [54:45]
アレンがドワイト・ハワードのトップ75選出漏れについて尋ねると、アリーザは驚きを隠さなかった。最優秀守備選手賞を3年連続で獲得し、健康な時期はオフェンスでもディフェンスでもペイントを支配していた事実を挙げ、同じレベルでペイントを支配した選手は「カリームとシャックくらいじゃないか」と評価した。練習への取り組みも並外れており、1時間半前からウェイトルームでトレーニングし、練習後も2〜4時間残ってシューティングや課題に取り組んでいたと証言した。
「ディフェンシブ・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーを3年連続で獲ってるんだぞ、すごいよ。健康でいた間はずっとペイントを支配してたし、オフェンスでもディフェンスでも」
— トレバー・アリーザ [47:50]
ランドルフが「ドワイトはすごくバカにされたり、叩かれたりしてる」と指摘し、アレンがその原因は「やたらはしゃいで笑ってるキャラクター」にあるのではと問うた。アリーザはもっと威圧的な雰囲気なら「議論の余地なし」だったと認めつつも、ドワイト・ハワードの本来の性格がああいうものであり、偉大さを発揮するためには自分らしくいることが必要だったと述べた。キャラクターと実力は切り離して評価すべきだという立場だった。
ランドルフが「昔みたいにリーグでベテランが敬われなくなったのはなんでだと思う?」と尋ねると、アリーザはロスターの入れ替わりの速さを問題点として挙げた。年上の選手がいると若手の出場機会が減るという側面がある一方、若い選手だけの環境では精神的な成熟を促す存在がいなくなると指摘した。
「ターンオーバーが早すぎるんだよ。年上の選手がいると、若い選手の出場機会が削られる部分もあるしな」
— トレバー・アリーザ [49:38]
アリーザの現役時代には家庭を持ち、子どもの年齢が若手と同じくらいのベテランがチームにいた。ところが今はチーム最年長が26〜27歳で、「メンタル的なステージが全然違う」と語った。ランドルフも自分がデビューした当時のポートランドにはサボニス、ショーン・ケンプ、スコッティ・ピッペン、デール・デイビスがいたと振り返り、ベテランの存在が成長の糧になっていたと共感した。
アレンが「ジェームズ・ハーデンの方がドウェイン・ウェイドより優れた選手だという議論があった」と切り出すと、アリーザはハーデンの実力を高く評価しつつ、チームスポーツの文脈ではウェイドだと明言した。ハーデンについては「ルールを変えた」「トップ75入りも当然」「多分トップ75よりずっと上かもしれない」と称えた上で、優勝という最終目標を基準にすれば判断は変わると説いた。
「チームスポーツでチームとして戦うとき、D-ウェイドがやってきたことを考えたら、どっちと行くべきかは議論にならない」
— トレバー・アリーザ [66:39]
アレンはウェイドが「ウェイド・カウンティ」と呼ばれたマイアミでレブロン・ジェームズを迎え入れ、エゴを犠牲にしたことを具体例として挙げた。アリーザもその難しさを認め、ハーデンがウェイドのようにエゴを手放すことができれば優勝のチャンスが生まれるだろうと補足した。ハーデンは本質的にスコアラーだがパスも天才的に上手い。ただ、エゴを手放してチームのために犠牲を払えるかどうかが、優勝に届くかどうかの分かれ目だというのがアリーザの見方だった。
「もしジェームズがそれをやれたら、彼にも優勝のチャンスが来ると思う。どこかの時点でやるしかないんだよ」
— トレバー・アリーザ [69:22]
アレンが2018年ウェスタンカンファレンスファイナルについて聞くと、アリーザは「シュートを決めることだよ、くそ。そこに尽きる」と即答した。あの年のロケッツはオフェンスもディフェンスもトップ10のチームだったが、3ポイントが入らなくなった瞬間に流れを失った。
「シュートを決めることだよ、くそ。そこに尽きる。0-4で勝てるわけないじゃないか」
— トレバー・アリーザ [70:59]
アリーザはチーム全体で0-27を記録した3ポイントの不振を敗因に挙げ、「普通に強かった。ただ、俺たちが冷えて、あいつらが波に乗って」と振り返った。シリーズの中で一つの要素が違えば全体の結果が変わる「バタフライエフェクト」だと表現した。さらにクリス・ポールの負傷離脱にも言及し、ウォリアーズを「もう終わりかけてた」と追い詰めていた局面でポールが倒れ、逆転を許したと悔やんだ。あのチームをそのまま維持できていれば翌年以降にリベンジのチャンスがあったと語り、チームがバラバラになってしまったことへの無念をにじませた。
アレンが「クリス・ポールはうるさすぎるという評判がある」と問うと、アリーザはリーダーの孤独さに触れながら擁護した。リーダーの仕事は人を不快にさせてでも真実を直視させることであり、ポールはそれを実践していたと語った。アリーザ自身はポールとお互い正直に話せる関係だったといい、「真実を気に入らなくてもしょうがない」と述べた。ポールは自分に対する批判も受け入れられる人間だったと証言した。
「リーダーでいることって、時に孤独なんだよな。どんな集団をリードしてても、全員がお前の言うことに賛成するわけじゃない」
— トレバー・アリーザ [77:00]
一方で当時のチーム内には「裏での話や陰でのやり取りが多くて、お互い本当に感じてることを正面から話せない」空気があったとアリーザは指摘した。ポールが正面から物を言うタイプだったからこそ、裏で不満を漏らす文化との摩擦が生まれ、「あいつはそれの被害をよく受けてたと思う」と振り返った。リーダーとして直言するポールの姿勢そのものが問題だったのではなく、チーム内に正面からぶつかり合えない空気があったことが根本的な原因だったという見方だった。
アレンが引退したラッセル・ウェストブルックに花を贈ろうと切り出すと、アリーザは「マジでブロディへの愛しかないよ」と語り始めた。LAやオクラホマシティのコミュニティへの貢献、朝4時からウェイトルームに入る姿勢、毎試合に全力で向かうエネルギーを称え、「このゲームであいつがやってきたことをできる選手を見つけるには、相当な時間がかかる」と述べた。
「その心と、毎試合向かうその姿勢と、朝4時からウェイトルームでジムにいるハードワークと、そのエネルギーとパッションは本物だよ」
— トレバー・アリーザ [91:29]
アレンはウェストブルックに対して「ちゃんとしたフェアウェルをもらうべきだった」と述べ、アリーザも「俺もそう思う」と同意した。アレンはウェストブルックが1シーズン通じてトリプルダブルを平均し、常にトップレベルで全力を出し続けた点を強調し、「名前に傷はない」「本当のアルティメット・コンペティター」と評した。
アレンがレブロン・ジェームズの76ers移籍について見解を求めると、アリーザはレブロンがイーストにいた時期は常にファイナルに進出してきた実績を根拠に、イーストを勝ち抜くことは可能だと分析した。ただしウエストのOKCやサンアントニオには勝てないかもしれないとも付け加えた。
アリーザは76ersでのレブロンの理想的な役割について踏み込んだ見解を示した。タイリース・マクシーが2億2200万ドルの契約を結んでいる状況で、レブロンは「今ドレイモンド・グリーンだ」と表現した。レブロンのトランジションでの得点力、リバウンド、パス能力をドレイモンド的な役割に重ね、チームの優勝が目標なら自らのスコアリングよりファシリテートを優先すべきだという主張だった。
「この立場では、ブロンは今ロールをこなさないといけない。つまり、今の彼はドレイモンド・グリーンだよ。優勝が目標ならね」
— トレバー・アリーザ [103:23]
試合終盤のクラッチタイムについてはマクシーに任せるべきだとアリーザは語った。「ボールをドリブルし続けてるとリズムが生まれてくる」とマクシーのボールハンドリングの時間の長さを根拠に挙げ、その時に調子がいい方に託す形が理想だと結んだ。
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