ミッドレンジ論争からKATの契約問題まで――シーズン4初回で語られた開幕前夜の本音
7PM in Brooklyn(2026年10月15日配信)でカーメロ・アンソニーがNBA開幕直前の話題を総ざらいした。
7PM in Brooklyn(2026年9月29日配信)でカーメロ・アンソニーが語った
チームピストンズ
7PM in Brooklyn(2026年9月29日配信)でカーメロ・アンソニーがデトロイト・ピストンズのジェイレン・デュレンの契約交渉を語った。
22歳のデュレンはレギュラーシーズンで平均20得点10リバウンドを記録し、チームは60勝を達成したが、プレーオフでは存在感を失った。5年2億ドルのオファーを断ったデュレンにマックス契約(5年2億8700万ドル)を出すべきか、出演者たちが激論を交わした。
デュレンが5年2億ドルのオファーを断った状況で、5年2億8700万ドルのマックス契約を出すべきかという問いに、アンソニーは迷わず「払う」と答えた。共演者の一人が「あなたは選手だから当然そう言う」と突っ込むと、アンソニーはレギュラーシーズンの話ではなく年齢の話だと切り返した。プレーオフの成績が平均10得点8リバウンドだった点を認めつつも、22歳という年齢を最大の根拠に挙げた。
「5年2億8700万で払う。プレーオフで平均10点8リバウンドだった。22歳だぞ」
— カーメロ・アンソニー [01:51]
プレーオフが「最悪だった」ことは認めたうえで、60勝にデュレンも貢献した事実は消えないと強調した。そこからアンソニーは、デュレン、ケイド・カニンガム、トンプソンの3人を今後4〜5年のコアとして維持すべきだという主張に踏み込んだ。
「俺が成長すればこのチームも良くなる。ケイドも良くなると仮定しよう。トンプソンも良くなると仮定しよう。ジェイレンも良くなると仮定しよう。そうすれば、今後4〜5年戦えるコアができあがる」
— カーメロ・アンソニー [02:45]
9.6Mのクオリファイングオファーを受けさせるなど論外だとし、「数百万ドルの差でこれをぶち壊すな」と訴えた。共演者もトバイアス・ハリスをすでに失っている現状を指摘し、これ以上の戦力流出は許されないと同調した。
アンソニーは、デュレンのプレーオフ不振をキャリア全体の評価に結びつけることに強く反対した。その根拠として持ち出したのが「3年目」の壁だった。
「このリーグでバスケ選手として自分が何者かってわかるのは、3年目を終えてからだ。3年目が終わるまでは、自分が何者かなんてわからない」
— カーメロ・アンソニー [08:18]
共演者がデュレンに「平均25得点12リバウンドを記録できる選手か」と聞くと、アンソニーは直接答えず、3年目でマックス契約を得ることに伴う責任の重さに話を移した。2億8700万ドルをもらえば求められる水準も上がるが、一方で9.6Mのクオリファイングオファーで自分に賭けさせるのは22歳には危険すぎると述べた。
「22歳で2億ドルをテーブルに置いてきて、9.6のクオリファイングオファーを受けるために自分に賭けてほしくない。お金を守ることに気を使ってるのはわかる。でも賢くいかないと。彼は22歳だ。30代じゃない」
— カーメロ・アンソニー [08:29]
アンソニーの立場は一貫していた。自分に賭ける姿勢は好きだが、22歳で2億ドルを蹴ってまでやることではない。まず家族の将来を確保し、そのうえで成長を見せればいいと結論づけた。
議論が進むと、デュレンにマックス契約を出すべきかという問いの裏にある、ピストンズの組織としての姿勢に話が移った。共演者の一人が、バム・アデバヨのように3ポイントを打てるビッグマンが求められる時代に、スコアリングの多才さに欠けるデュレンに投資し続けるべきか疑問を呈した。するとアンソニーは「それがわかってるなら最初からなんでドラフトしたんだ」と即座に切り返した。
「トレードデッドライン中も前も、組織として変化を起こすチャンスはあった。でも何もしなかった。そこが言いたいことだ。なんでかって?『コアメンバーを信じている』とデトロイトは言ったからだ」
— カーメロ・アンソニー [13:52]
アンソニーの批判の核心は、「コアを信じる」と言いながらプレーオフの結果だけで方針を変えようとする組織の一貫性のなさにあった。共演者がサラリーキャップの柔軟性を確保するために2億ドルに抑える意義を説くと、アンソニーはその論理自体は理解できるとしつつも、実際にデュレンを手放して代わりのビッグマンを獲得できる見込みがあるのかと問い返した。
「サラリーキャップの柔軟性は理解してる。エプロンのこともわかってる。でも、デトロイトよ、デューレンを手放したら誰を獲得するんだ?」
— カーメロ・アンソニー [15:41]
共演者がデビン・ブッカーの獲得を例に挙げると、アンソニーはその戦略自体は否定しなかったが、22歳のデュレンにはそうしたビジネスの力学を理解するのは無理だと指摘した。2億8700万ドルと2億ドルの違いは「287が200より多い」ということしか分からないのが22歳だと述べ、フロントが戦略をきちんと伝える責任を強調した。
議論の締めくくりで、アンソニーはケイド・カニンガムの立場にも触れた。ケイドがデュレンをNBA最高の若手ビッグマンだと信じているのに、組織がそう思っていないところに摩擦が生まれると分析した。そのうえで、自分がデュレンの立場なら2億ドルを受け入れ、残りの予算で補強してもらう道を選ぶと述べた。
「スター選手がそう信じてるのに、フロントがそう思ってない、ってなるとしんどいんだよ。そこで摩擦が生まれる」
— カーメロ・アンソニー [20:16]
最後にアンソニーは、デトロイトという都市の現実に踏み込んだ。ニューヨークでもLAでもない、フリーエージェントが「行きたいリスト」に入れる都市ではないからこそ、フロントは慎重に動かなければならないと警告した。
「悪く言うつもりはないけど、ここはニューヨークじゃないし、LAでもない。みんなが行きたいと思うような、そういう都市とは違う」
— カーメロ・アンソニー [20:49]
デュレンがトレーニングキャンプに不在となれば「大問題だ」と言い切り、この契約交渉がピストンズの今後数年を左右する分岐点になると強調して議論を締めくくった。
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