2026年10月17日(土) / 海外一次情報を日本語で、毎朝更新

スパーズのハーパーが先発発言を訂正

ハーパーが先発奪取発言の真意を釈明、「皮肉だった」とフォックスとの共存姿勢を強調

記事化
/ 17日前

チームスパーズ

スパーズのディラン・ハーパーが、先発の座を狙うと受け取られた発言について「皮肉が含まれていた」と釈明した。デアロン・フォックスも共存姿勢を示している。

サンアントニオ・スパーズ2年目のディラン・ハーパーが、先発の座を奪いにいくと受け取られた自身の発言について「皮肉が含まれていた」と釈明した。Fadeaway Worldが30日に報じた。

発端はGQ誌のカム・ウルフによるインタビューだった。ステフォン・キャッスルとの対談の中でハーパーは「シックスマン・オブ・ザ・イヤーを獲る」と切り出し、キャッスルに「誰のシックスマンだよ」と突っ込まれると「ベンチから出る? ありえない」と返した。この部分だけが切り取られ、先発奪取宣言として拡散された。

ハーパー本人の釈明

ハーパーはNews4SAのドン・ハリスとの会話で「特に後半部分には明らかに皮肉が入っていた」と説明した。「自分がチームに必要なことを何でもできると示してきたつもりだ。ベンチからの出場であっても構わない。昨シーズンずっとそうしてきた」と語り、役割への不満ではなく競争心の表れだったと強調した。

チームの記者会見でも「コーチングスタッフが最善と考えるポジションを自分のものにする。チームをまとめる先頭に立ち続ける」と改めて述べた。

フォックスも共存を支持

デアロン・フォックスも同じくドン・ハリスの取材に応じ、「自分はコーチではないので決めるのは自分ではない」としたうえで、「全員が一緒にプレーすることは分かっている。互いの才能を知っているからこそ、コートを共有すればチームは良くなる」と述べた。先発争いをめぐる選手間の摩擦を否定する形となった。

数字が示すハーパーの適性

2025-26シーズンのハーパーの成績は、先発した6試合(プレーオフ含む)で平均16.0得点、5.3リバウンド、4.7アシスト、フィールドゴール成功率48.6%、3ポイント成功率26.3%だった。一方、ベンチから出場した86試合では平均12.1得点、3.8リバウンド、3.5アシスト、フィールドゴール成功率50.9%、3ポイント成功率34.6%と、効率面ではベンチ出場時の方が上回っている。

フォックスは93試合に先発し、平均17.9得点、6.1アシスト、3.8リバウンド、フィールドゴール成功率47.0%、3ポイント成功率32.4%を記録した。数字の上ではフォックスが先発、ハーパーがベンチという現行の役割分担が双方の持ち味を引き出す構図になっている。

スパーズはフォックス、キャッスル、ハーパーとバックコートに多彩な人材を抱える。2年目を迎えるハーパーがどのような起用を受けるかは開幕後の実験次第だが、本人が示したのは競争心と柔軟さの両立だった。