ナゲッツのアデルマンHCが開幕スターターを明言、デローザンはベンチからの起用に
ナゲッツのデイビッド・アデルマンHCが2026-27シーズンの先発5人を明言。マレー、ブラウン、キャメロン・ジョンソン、ゴードン、ヨキッチが先発し、デローザンはシックスマンとして起用される。
ナゲッツのインタビュー(2026年9月29日)でマイケル・マローンが語った
チームナゲッツ
Denver Nuggets インタビュー(2026年9月29日配信)でマイケル・マローンHCらがトレーニングキャンプ初日を振り返った。
ニコラ・ヨキッチ、デマー・デローザンも取材に応じ、チーム旅行の経緯やデンバーの高地で体を仕上げる狙い、新加入選手の印象まで幅広く語っている。
マローンHCは初日をスクリメージ中心で進めたと明かし、ロスターの後方に控える選手たちの身体能力を高く評価した。ブライス・ホプキンスらがジャマル・マレーやアーロン・ゴードンにフルコートでプレッシャーをかけている点が印象的だったという。体の準備ができていても「試合で通用するコンディション」は別物で、フィジカルな競争がスターター陣の実戦仕様の仕上げに直結すると説明した。
「ブライス、ブライス・ホプキンスみたいな選手がジャマールやアーロンをマークしてプレッシャーをかけてくれるのが必要なんです。体の準備ができていても、試合で通用するコンディションでないといけない、それにはフィジカルも含まれます」
— マイケル・マローン [00:03]
キャンプの雰囲気については「常に前のシーズンの終わり方への反応だ」と語った。初日には「少し偽のエネルギー」があるとも認め、真価が問われるのは4日目だと釘を刺した。最終戦に出られなかった選手や新加入の選手が「大事な場面で貢献できると証明しようとしている」ことがエネルギー源になっていると述べた。
「初日というのはいつも少し偽のエネルギーみたいなものがあって、みんなテンションが上がりすぎてガンガン行く感じになる。4日目にどうなるか見てみないとわかりませんけどね」
— マイケル・マローン [00:49]
マローンHCはハーフコートディフェンスの骨格自体には自信を示した一方、昨季のトランジションディフェンスを「ひどかった」と率直に認めた。メンバーがフルで揃っていた時期のハーフコートは機能していたが、リバウンドから1パスでレイアップを決められる場面が多すぎたと振り返った。今季はボールハンドラーの出足を遅らせること、最初の前進パスを止めることに新しい仕組みを導入し、セットディフェンスに持ち込む時間を確保する狙いだと説明した。
「トランジションディフェンスはひどかった。だから今年はボールハンドラーの出足を遅らせる、最初の前進パスを遅らせるために違うことをしようとしています。少なくともIQで対応できるようにしたい」
— マイケル・マローン [03:00]
ヨキッチもこの方針に呼応し、オフェンスリバウンドへのクラッシュがトランジションディフェンスの改善にもつながるという考えに同意した。NBA13年目でも「まだ学び続けている」と語り、チーム内の指導者たちから吸収する姿勢を見せた。
「オフェンスリバウンドへの絡み方で、どれだけ激しくリバウンドに飛び込むかが、トランジションディフェンスにも実は繋がるということですね」
— ニコラ・ヨキッチ [10:48]
ヨキッチはシーズン前にプエルトリコへのチーム旅行を自ら企画した経緯を語った。当初はLAに行く予定だったが、他チームがパリやスロベニアに遠征しているのを見て「自分たちも旅をしよう」と方針を変えた。現地では練習もこなしつつ、ビーチで若手選手たちと交流する時間がとれたという。
「LAに行くチームはたくさんいますから。海外に行ったチームもありましたよね。パリに行ったチームが何チームかいて、スロベニアに行ったチームもいた。じゃあ自分たちも旅しようかと思って」
— ニコラ・ヨキッチ [09:09]
さらにヨキッチは、サンディエゴではなくデンバーの高地でキャンプを行う重要性を強調した。標高がホームコートアドバンテージになるため、肺と脚をしっかり作り上げてシーズンに臨むと意気込んだ。戦術面では大きな変更はなく「グレーゾーンを減らす」方向にシンプル化を進め、あとはエネルギー、努力、バスケIQが鍵だと語った。
「ここはホームコートアドバンテージが大きいと思うし、NBA の他のチームと違って、しっかり体を仕上げられる環境がある。だから最大限に活かしていきたい」
— ニコラ・ヨキッチ [09:59]
新加入のデマー・デローザンは初日の感想として、まず標高のきつさを挙げつつ「全体的に最高だった」と話した。キャリアを通じて対戦相手として見てきた選手たちのIQと才能をチームメイトとして体感し、個人的な関係を築けることが一番の発見だと明かした。シーズン中は他チームの選手と深い関係を築く機会が少ないため、同じチームとして知り合えること自体が新鮮だったという。
「一緒にコートに立って、彼らのIQを見て、どれだけ才能があるかを見て、そして個人的に彼らを知っていくこと、それが一番印象に残っています」
— デマー・デローザン [13:50]
キャリア17年目との違いを問われると、デローザンは「プレッシャーが自分一人にかかってくることがなくなった」ことが最大の変化だと答えた。ヨキッチやマレーのプレッシャーをどう軽減できるかという質問には、昨季もシーズンを通じてダブルチーム、トリプルチームを受け続けていた事実を挙げ、相手が自分を無視できない存在であることへの自負を見せた。
「確かめてみたら、昨シーズンもシーズンを通じてダブルチーム、トリプルチームを受け続けていましたよ。だから相手はそこをケアしなければならない」
— デマー・デローザン [14:47]
マローンHCは初日のベストプレーヤーにアーロン・ゴードンの名前を真っ先に挙げた。縦横無尽にコートを走る流動性、ロブキャッチ、ボールのプッシュ、ディフェンスでの声がけのすべてがハイレベルだったという。ゴードンがコートに立つと「非常に早い段階で状況が見えている」と語り、その視野の広さを才能と評した。
「ボールをプッシュして、オフェンスをオーケストラのように指揮して。ディフェンスでの声がけのレベルも高くて、それがうちにとってはとても重要なことは言うまでもない」
— マイケル・マローン [06:33]
もう一人名前が挙がったキャム・ウィットモアについては、「ブロンコスでもやれる」とNFLの名前を出すほどアスレチック能力を絶賛しつつ、プレーをシンプルにしてドライブとディフェンスに専念する必要があると指摘した。才能だけではNBAのロテーションには入れないが、安定感が出てくれば結果がついてくると期待を込めた。
「カムに必要なのはシンプルにプレーすることです。ドライブでバスケットに向かっていくこと、ディフェンスで食らいつくこと。アスレチックなプロフィールは申し分ない」
— マイケル・マローン [07:46]
取材の終盤で話者名が不明瞭なやり取りがあったが、文脈からヨキッチとみられる発言者はスターティングユニットの連携を「自然体で、何をすべきか分かり合えている」と表現した。一方で新加入や若手の選手たちについては、練習中だけでなく、コーチとのシュート練習やウェイトトレーニング中のリアクション、会話の仕方まで細かく観察していると明かした。
「本人たちは気づいていないと思いますけど、コーチたちとシュート練習しているときも、ウェイトトレーニングしているときも、彼らが何をしているか、どう反応しているか、コーチ、選手、トレーナーとどんな話し方をしているか、本当によく見ています」
— ニコラ・ヨキッチ [18:53]
こうした細部がその選手の人となりを教えてくれるという。NBA13年目を迎えるヨキッチの目は、コート上のプレーだけでなくチームの一員としての姿勢にも向いている。
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