Mind the Gameが語る2026-27シーズンの注目チームと少年時代のヒーロー
Mind the Game(2026年10月13日配信)でレブロン・ジェームズとスティーブ・ナッシュが2026-27シーズンのプレビューを語った。
Gil's Arena(2026年9月29日配信)でカズンズが語った
チームニックスペイサーズマジッククリッパーズキングススパーズ
番組ギルズ・アリーナ
Gil's Arena(2026年9月29日配信)でギルバート・アリーナスがNBAメディアデーの話題を語った。
ゲストにバロン・デイビスとデマーカス・カズンズを迎え、ベン・シモンズのキングス復帰、サクラメントの記者によるホットマイク流出事件、ウェンバンヤマのファイナル敗退の悔しさとスパーズの今季展望、そしてタイリース・ハリバートンのアキレス腱断裂からの復帰まで、約2時間半にわたって議論が交わされた。
ベン・シモンズが身体的・精神的な健康回復のために1年間リーグを離れたあと、キングスと1年350万ドルのベテランミニマム契約でリーグに復帰した。メディアデーでは、バスケへの愛を疑う批判に対して強い言葉を返している。
「俺はこのゲームが大好きです。そうじゃなかったら、自分のために時間を取って、今の状態に戻ってくるために1年間費やしたりしない」
— ジョサイア・ジョンソン [06:23]
カズンズはシモンズの復帰を支持しつつも、20得点10リバウンドのような数字は故障前から出していないと現実的な見方を示した。期待値としては体とメンタルの両方が健康であること、そしてドラフト1巡目指名のダリウス・アカフJr.をはじめとする若手のメンターとしてロッカールームに貢献することを挙げた。
「20点10リバウンドを平均するとか、そこまでは言えないですよ。故障前だってそこまではやってなかったわけだから」
— カズンズ [08:26]
アリーナスはシモンズのシュート問題について独自の切り口で擁護した。キャリア通算の3ポイントアテンプトが36本しかないことを引き合いに出し、打てないなら打たないのがバスケIQの高さだと評価した。6フィート10インチのピュアポイントガードとしてのポテンシャルに言及し、パスファーストの意識からアタックモードに切り替えれば誰にも止められないと主張した。
「バスケIQが低い選手じゃないと、ディフェンスの思うツボにはならないんですよ」
— アリーナス [13:32]
アリーナスはさらに踏み込み、シモンズがディフェンスの誘いに乗らなかった事実こそIQの高さの証拠だと語った。6フィート10インチのサイズでスピードも視野もある選手がアタックモードに切り替えれば「誰も止められない」と断言し、最初の4年間でオールスター3回、オールNBAファーストチームディフェンス2回、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得した実績を根拠に挙げた。
カズンズはシモンズのスキル不足を周囲の人材配置の問題に帰する意見に一部同意しつつも、本質は個人の成長にあると踏み込んだ。ドラフト時にレブロン・ジェームズやマジック・ジョンソンと並び称されながら、3〜4年目以降にゲームが次のレベルに上がらなかったことがスクルーティニー(厳しい精査)の核心だったと分析した。エンビードというもう一人の全体1位指名選手と同じチームでありながら、メインのプレーメーカーとしてスキルが発展しなかった点を指摘している。
「どれだけ才能ある選手を周りに置いても、最後はあなた自身がもっと上手くならないといけない、そう言わざるをえなくなる。それが核心だったと思うんですよね」
— カズンズ [17:40]
ミニマム契約で平均5得点・5リバウンド・5アシストなら「悪い年」、8得点・8リバウンド・6アシスト程度なら来年コンテンダーが獲得する可能性があるという議論も展開された。一方でキングスのロスター編成については疑問の声が上がり、サボニスの去就が不透明ななか、キーガン・マレーがマックス契約を得ながらフランチャイズの主役として踏み出せていない状況にシモンズを加える意味が理解できないとの指摘があった。
キングスのメディアデーで、記者グループがホットマイク状態のまま、ベン・シモンズとザック・ラビーンの容姿を品定めする音声が流出した。記者の一人はサラ・ホッジス(サクタウンのCBS系列局のスポーツアンカー)と特定された。ラヴィーンについては「かわいいけど性格がクズっぽい」と評され、ラヴィーンの妻ハンターがInstagramで「シーズンの素晴らしいスタートね」とコメントするなど波紋が広がった。
カズンズは驚かないと断言した。キングス時代にサクラメントのメディアの腐敗やバイアスを繰り返し経験してきたと告白し、今回の件について男性記者が同じ発言をしていたら即処分されるはずだと同等の対応を求めた。
「これが男だったら本当にひどい話になる。全然違う話だよ。そして、男だった場合と同じように対処すべきだと思う」
— カズンズ [45:02]
さらにカズンズは自身のルーキー時代のエピソードを明かした。女性記者のアイリン・ボイソンにシャツをめくり上げられて体を品定めされた経験を語り、当時19〜20歳で対処の仕方がわからなかったと振り返った。フロントオフィスに相談しても「無視しろ」と言われただけだったという。
「彼女は俺の体に異常なほど執着してた。サクラメントに足を踏み入れる前からもうそうで、俺の体のことばかり書いてた」
— カズンズ [46:07]
スパーズのウェンバンヤマがメディアデーでファイナル敗退を振り返り、「眠れない夜があった」「これ以上のモチベーションは想像できない」と今シーズンへの意気込みを語った。レギュラーシーズンは平均25得点・12リバウンド・3.1ブロック(リーグトップ)で満場一致のDPOYを受賞し、プレーオフデビューでの通算得点524点はNBA史上2位、1度のプレーオフで50ブロック・25本以上の3ポイントを達成した史上初の選手でもある。
アリーナスはファイナル全5試合で二桁リードしながら敗れた事実の重さを強調し、今シーズンは開幕から「キルモード」で入らなければ優勝はできないと断じた。
「あの終わり方をしたなら、次のシーズンの出だしは全員の首をへし折りに行くくらいの勢いで来ないといけない。もしそのレベルに達してないなら、優勝はできない」
— アリーナス [67:13]
バロン・デイビスは敗因をウェンバンヤマのクロージング能力の未熟さに求めた。ニックスの方が第4クォーターの締め方を理解しており、モメンタムがニックスに渡った後にスパーズはそれを取り戻せなかったと分析した。
「あそこまで行って負けたのは、未熟さが出たと思う。ゲーム全体が未熟だった」
— バロン・デイビス [71:34]
カズンズはウェンバンヤマへの提言として、派手なドリブルムーブよりも基本的なポストプレーを磨くべきだと語った。ブロック付近でボールをもらったらターンアラウンドやハーフフックを打つだけで、7フィート5インチの身長ではケビン・デュラントでさえコンテストが困難だと指摘した。
「誰もコンテストできないし、高さで対抗できるやつもいない。コンテストできないよ。ケビン・デュラントでさえコンテストが難しいのに、7フィート5インチの上に7フィート5インチで跳んでるんだから、誰もコンテストできない」
— カズンズ [79:54]
アリーナスはさらに具体的な2つのゲームプランを提示した。相手がスモールラインナップのときは「ターン&フェイスアップ」で高さを活かし、ビッグマンが守ってきたらドリブルで抜くという使い分けが必要だと説いた。現状はどちらのマッチアップに対しても同じプレーをしてしまっていると問題を整理した。
「本当にシンプルな二通りのゲームプランがあるのに、彼にはそれがない。スモールをつけられたら、何かする前にすぐ動いてしまう」
— アリーナス [82:50]
ウェンバンヤマは5年3億300万ドルのスーパーマックスを辞退し、25%マックスの5年2億5200万ドルを選んでいる。年間約1000万ドル、合計5000万ドルを自ら放棄してロスター編成の柔軟性を確保した形だが、アリーナスはNikeなどの巨額スポンサー収入があるからこそ可能な犠牲であり、他の選手に同じことを期待するのは非現実的だと釘を刺した。若いチームが早期に成功するとOKCのジェームズ・ハーデンのケースと同様に、全員への支払いが困難になると警告した。
スパーズのバックコート運用についても議論が白熱した。ドラフト全体2位のディラン・ハーパーはレギュラーシーズン平均11得点だったが、プレーオフでは14得点・6アシスト・3リバウンド、ファイナルでは18得点まで数字を上げた。しかしバロン・デイビスは、オールスターのデアロン・フォックスやディフェンスの要ステフォン・キャッスルのスターター枠を奪うのは現実的でないと分析した。
「ハーパーをスターターにするのをそこまで急がなくてもいい。今みたいにベンチから使い続けることで、チームもハーパーも両方勝てる」
— バロン・デイビス [93:38]
ベンチからの出場ならスターターの責任を負わず自由にプレーでき、シックスマン・オブ・ザ・イヤーを狙う形が本人にもチームにも最適だと述べた。一方でアリーナスは、レギュラーシーズン11得点のハーパーがフォックスやキャッスルを押し退けることはできないと指摘しつつ、OKCでシックスマンの役割に留められたジェームズ・ハーデンが最終的にヒューストンにマックス契約で引き抜かれた前例を挙げ、同じ流出リスクがあると警鐘を鳴らした。カズンズはヴァッセルの重要性を強調し、ヴァッセルの40得点はウェンバンヤマのプレーを邪魔せずスペーシングを提供できる「Xファクター」であるのに対し、キャッスルやハーパーの40得点はウェンバンヤマのフローを乱すと指摘した。
タイリース・ハリバートンが右アキレス腱断裂から復帰し、メディアデーで力強いメッセージを発した。ペイサーズは昨季リーグワースト2位の成績に沈み、ズバッツのトレードで得たトップ4プロテクト指名権も5位になりクリッパーズに渡った。
「俺は健康だよ。100%問題ない。制限なんて一切ない。これはニュースでも何でもない。情報源なんかない、俺が情報源だから」
— タイリース・ハリバートン [114:28]
ハリバートンは「チャンピオンシップを獲る以外の話はしない」「獲れなければ成功じゃない」と目標を明確にした。バロン・デイビスはハリバートンをヨキッチと並ぶバスケIQの持ち主と評価し、パスカル・シアカム、ネンバード、ニースミスらと組んだスモールボールの破壊力は今季も健在だと見た。
アリーナスは2年前にファイナルに進出した同じメンバーで戻ってきている点を問題視し、ペイサーズがハリバートンのためにロスターをアップグレードしていないことを指摘した。さらにイーストの各チームが2年前から大幅に強化されているなか、同じ陣容で戻って同じ結果を出せるとは限らないと懐疑的な見方を示した。カズンズはハリバートン一人を欠いただけでファイナル進出チームからリーグ最下位レベルに転落した事実が気になると述べ、ハリバートンの重要性を認めつつも、チームの設計に疑問を呈した。
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