ブラジルが初めて「NBAの走り」を見せた夜――ナゲッツ指揮官が称賛した成長の中身
Denver Nuggets インタビュー(2026年10月15日配信)でデイビッド・アデルマンがクリッパーズ戦後の会見に応じた。
ナゲッツのインタビュー(2026年9月30日)でデイビッド・アデルマンが語った
チームナゲッツ
Denver Nuggets インタビュー(2026年9月30日配信)でデイビッド・アデルマンHCらがトレーニングキャンプ2日目の手応えを語った。
アデルマンはヨキッチ不在でも基礎を徹底している狙い、トランジションディフェンスの新しいアプローチ、マービン・バグリー3世やアルファ・ディアロら新戦力の評価を詳しく説明した。選手たちもそれぞれの視点からキャンプの感触を明かしている。
アデルマンはヨキッチ不在のキャンプについて、コーチがエルボーに立ってドリルを繰り返すことで基礎を教えていると説明した。ヒューストン時代のヤオ・ミンやブラッド・ミラー、サクラメント時代のディバッツやウェーバーとの経験を踏まえ、カットの完遂や適切なスペーシングといった「簡単そうに聞こえて実は難しい」部分をフルスピードで反復していると語った。
「本当に教えているのは、自分のためじゃなく正しい理由で正しい場所にいるという、たくさんの基本的なことなんですよ」
— デイビッド・アデルマン [00:09]
アデルマンはヨキッチだけでなく、アーロン・ゴードンを「信じられないくらいパスがうまい」、ジャマル・マレーを「過小評価されているパサー」と評価し、チームの複数のパサーのためにも正しいポジションを取る習慣が必要だと強調した。昨季はロスター構成の問題でガードをダンカースポットに置かざるを得なかったが、今季はより大きいフォワードを配置できるため、ヨキッチがポストでダブルチームを受けた際のウィークサイド2対1の判断が改善すると見通した。
「大きい選手がいてツーオンワンを制してくれると、ニコラがポストにいるときにウィークサイドでのリードが正確に出しやすくなる」
— デイビッド・アデルマン [01:46]
ダンカースポットの選手がサイズで負けるとパスが通っても仕留められず、実質マッチアップされてしまうという昨季の課題が、フォワード陣の補強で解消に向かうという説明だった。
キャンプ2日目のトランジションディフェンスについて、アデルマンは「だいぶ改善された」と手応えを語った。従来の「ただ戻る」守備ではうまくいかなかったため、新しいアプローチを導入していると説明した。考え方の核は「守るためにリムへ向かう」という、選手にとっては「逆の感覚」だという。
「ジュリアン・ストローザーが素晴らしい例を見せてくれていて、ハイサイドを取って、オフェンスリバウンドに突っ込んで、ボールを拾い上げた。その間に残りの4人はちゃんと戻って、ポジションを取って、構えていた」
— デイビッド・アデルマン [02:57]
マイク・ブラウンが持ち込んだ「タグアップ」の概念に近いかと問われると、アデルマンは「状況による」と答え、ヨーロッパのチームが以前からやってきた手法だと補足した。NBAではファーストアドバンスパスを止めて最初のドリブルを東西方向に向かわせるだけでも、チームディフェンスをセットする時間を稼げるという狙いを説明した。新加入のビッグマンもこのコンセプトを歓迎し、リバウンドに飛び込む役割は自分の得意分野だと自信を見せた。
「僕にとっては特別なことでも何でもない。正しいポジションを取って、ボールを取りに行くだけ。まさに僕の得意分野です」
— Speaker 11 [14:38]
チーム全体として速攻やトランジションを防ぎ、相手に考えさせることでゲームのテンポを落とす効果があるとも語った。
「チーム全体として、速攻やトランジションを防げると思うし、相手に少し考えさせることができる。ゲームのテンポを少し落とすことにもなる」
— Speaker 11 [14:38]
2年連続でディフェンスがリーグワースト10に入った反省から、得点後もターンオーバー後もボールを止める責任分担を徹底し、ハーフコートでのセットアップにつなげる構想が見えた。
マービン・バグリー3世の評価について、アデルマンは「今日は素晴らしかった」と語った。初日は練習の中間あたりで完全にガス欠になっていたが、2日目は競争形式の激しい練習を通して一日中集中を維持していたという。長く意味のあるバスケットボールから離れていた選手が、キャリアを生き延びるのではなく勝てるチームにフィットしようとしている姿をアデルマンは高く評価した。
「キャリアを生き延びようとするのじゃなくて、良いチームにフィットしようとしているわけで、彼は本当に楽しんでいると思います」
— デイビッド・アデルマン [00:53]
ポジションについては「今のところ5番」と明言し、4番にはペイトン・ワトソン(TB)を育てたいとした。昨季スペンサー・ディンウィディーが4番で印象的だった経験を踏まえ、バグリーは「正統派の5番」だと位置づけた。バグリーの人柄についても「話しやすい」「ちょっと面白いキャラクター」と紹介し、タイアス・ジョーンズとの相性もよいと語った。
セカンドユニットのアイデンティティについて問われたアデルマンは、タイアス・ジョーンズとバグリーで速い展開を狙い、うまくいかなければペースを落としてデマー・デローザンにボールを集める二段構えを構想していると明かした。
「速く走って遅くする、というイメージが好きですね。シカゴでビリーと一緒にそれをやっていましたよ。速くてアスレチックなチームがあって、簡単なチャンスが出なければすべて彼に預ける」
— デイビッド・アデルマン [06:42]
デローザンの周りに誰がフィットするか――守備的なラインナップか、よりオフェンシブな構成か――はこれから見極める必要があるとしつつ、ジュリアン・ストローザーについては「シュートを打てるだけじゃなくて、ターンオーバーをしない、フリースローを打てる」安全弁だと評価した。チームの主力選手もデローザンとの相性に期待を寄せ、ダブルチームを引き寄せてフリースローラインにも立てる選手だと語った。スターターでもセカンドユニットでもコートに立つ時間は助けになるという見方を示した。
新加入のアルファ・ディアロについて、アデルマンは「スクリーンにかかりにくい」守備力を「特別なスキル」と評価した。海外でのプレー経験がフィジカル面に表れており、オフェンスでもスペンサー・ディンウィディーのように正しいタイミングで正しい場所にいることができていると語った。
「守備ができて、カットの仕方やプレーの流れを理解して、スペースでプレーできれば、」
— デイビッド・アデルマン [04:45]
守れてカットとスペーシングができればプレータイムのチャンスがあるとした。一方、ペイトン・ワトソン(TB)についてはキャンプ初日に9つのアクションとそれぞれ6つのオプションを一気に紹介しており、ほかの選手は全員理解しているがワトソンは初めて聞く状態だと率直に認めた。アスレチシズム、オフェンスリバウンド、シュート力は認めつつ、NBAではコーナーに入る必要があり、ピック&ポップはスイッチされてしまうため正しいスペーシングを身につけることが「次の成長のステップ」だと述べた。
キャンプ前にデンバーへ早めに入った新加入のビッグマンは、2週間の先行準備がシステム習得に大きく役立っていると語った。キャンプでは9年目に入るベテランとしての姿勢で「バカな質問なんてない」と積極的に質問を重ねているという。
「僕のプレースタイルはスリーが打てて、ピック&ロールで素早い判断ができて、リムプロテクトができて、フットワークも使える。どちらもできます」
— Speaker 11 [16:27]
4番と5番のどちらもこなせるバーサタイルさを自負しつつ、最も興奮しているのはヨキッチとの練習だと語った。体の使い方、ポジショニング、バンプ&シールといったヨキッチが得意とする技術を直接質問しながら吸収していると明かした。
「体の使い方、ポジショニング、練習中に質問したら色々教えてくれて、バンプしてホールドしてシールする方法、彼が得意とすることを細かく話してくれています」
— Speaker 11 [18:40]
デンバーの標高は「昨日はちょっときつかった」と認めつつ、「毎日頑張って限界まで自分を追い込んで、試合が来たときにあんな感じにならないようにしたい」と意気込みを語った。キャンプ全体を通じて、勝てる環境で学び、貢献することが今のキャリアで求めていることだと締めくくった。
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