ブレイザーズ、ロンドンでの大勝を支えた層の厚さと短いスティント戦略
Portland Trail Blazers インタビュー(2026年10月12日配信)でマイカ・ノリHCがライオンズ戦(119-66)の試合後会見に応じた。
ブレイザーズのインタビュー(2026年10月1日)でマイカ・ノリが語った
チームブレイザーズ
Portland Trail Blazers インタビュー(2026年10月1日配信)でマイカ・ノリACがトレーニングキャンプ2日目を振り返った。
ターンオーバーやディフェンスリバウンドといった具体的な課題から、小さいバックコートへの守備プラン、スターターを固定しない理由、ドノバン・クリンガンのオフェンスまで、多岐にわたるテーマに踏み込んだ。
ノリACは2日目の練習について、初日ほどの切れがなかったと率直に認めた。努力の問題ではなく、チームが重視するポイントが実行できていなかったことが問題だと説明した。具体的にはターンオーバーの多さとディフェンスリバウンドの悪さを挙げ、これらはチームが「強調点」として掲げている項目だと強調した。
「努力が足りないわけじゃなくて、私たちが大事にしていること、強調したいことがきちんとできているかどうかの話です。今日は特にボールケアが良くなかった」
— マイカ・ノリ [00:00]
練習をただこなして終わる日にしてはいけないとも語り、翌日の練習で修正できることを前向きにとらえた。一方で、チームが最も大切にしている強調点が崩れた日は「良い練習だったとは言えない」と厳しい基準を示した。
「おろそかになってしまうときは、やっぱり良い練習だったとは言えないですよね」
— マイカ・ノリ [01:01]
2日目で過度に落ち込む段階ではないとしつつも、基礎の徹底が初日から揺らいだことへの警戒感をにじませた。
バックコートのサイズ不足への対処を問われると、ノリACは多様な選択肢を列挙した。スイッチからダブルチームへの切り替え、ノンシューターの相手をガードに任せてスイッチを避ける方法、トラップ、さらにはゾーンディフェンスまで挙げ、引き出しの多さを示した。ただし、どの方法も長く続ければボールに2人が寄る場面が増え、逆にやられるリスクがあると認めた。
「例えば失点がすごく多くて、ディフェンシブレーティングが100、いや112とかになったとしても、オフェンシブレーティングが120前後あれば、別に相手を打ち負かしたいわけじゃないですけど、数字的に理にかなったバスケをしたいということです」
— マイカ・ノリ [01:16]
守備だけで完結させるのではなく、オフェンスの効率とセットで評価するという考え方を明確にした。ディフェンスの基本戦術はドロップカバレッジだと明言し、その理由としてアナリティクスの浸透によりドロップが「ほぼ正解」と証明されてきていること、ミッドレンジの2点を打たせる狙いに最も合致することを挙げた。ロバート・ウィリアムズ3世の復帰が重要だった理由もここにあり、ドノバン・クリンガンとともに優れたドロップディフェンダーだからだと語った。
「ドノバンがドロップのいいディフェンダーなのはもちろん、ロブもそうなんです」
— マイカ・ノリ [02:20]
ブランデン・カールソンについてはシュート力があるためパワーフォワードも兼任でき、マイカ・ポッターとともにバックアップの4番・5番を柔軟にこなせると評価した。
スターターをいつ決めるかという質問に対し、ノリACは固定よりも主力8〜9人の組み合わせを重視していると答えた。ロバート・ウィリアムズ3世、ドノバン・クリンガン、スクート・ヘンダーソン、デニ・アブディヤ、ドリュー・ホリデー、ジャ・クリニクスらを全員同じチームで練習させ、ケミストリーを築くことが目標だと説明した。
「ドノバンがスターターになると思います。ただロブは小柄な選手たちとかなり一緒にプレーすることになるので、彼らとの2メンアクションに慣れさせる必要があります」
— マイカ・ノリ [05:36]
ロバート・ウィリアムズ3世の出場時間を考慮すると、クリンガンがほぼ確実にスターターになる見込みだが、ウィリアムズもスモールラインナップの選手たちと多くの時間を共有すると述べた。2人はタイプが大きく異なり、クリンガンはスクリーン&ロールからロールするタイプ、ウィリアムズはロブを放り上げれば取りに行くタイプだと比較した。
スターターの価値について問われると、ノリACは「スタートするよりも試合の最後にコートにいる方がいい」という持論を語った。ドリュー・ホリデーとも同じ考えを共有していると明かしつつ、選手にとってスターター指名が持つ意味も理解していると付け加えた。
「私にとってスターティングラインナップは……そこまで気にしていないんです。最初の4点よりも1点差、2点差の場面での得点の方が気になります、正直なところ」
— マイカ・ノリ [06:06]
マヌ・ジノビリの例を挙げ、6分のところで出てきても残り3分には必ずコートにいた存在を理想像として示した。プレシーズンは4試合しかないため、スターターを毎試合入れ替えて実験する方針も明かした。OKCのような継続性のあるチームとは異なり、ブレイザーズは主力同士のプレータイムを確保して対外試合で試す必要があると説明した。
「今はプレシーズンが4試合しかないので、いろいろ試して様子を見ていきたいですね」
— マイカ・ノリ [07:50]
昨シーズンのクリンガンのゴール下のオフェンスが弱かった点を問われると、ノリACは「自分を知る」ことが鍵だと答えた。1on1のポストアップは得意ではなく、それはクリンガンのゲームではないと認めた。一方で、大きな影響を与える場面としてスクリーン&ロールからのロブやポケットパスのフィニッシュを挙げた。
「超アスレチックではない、というのは隠すことでもないですが、タイミングが素晴らしくて、ボールがリムからどう弾むかを読む感覚がある」
— マイカ・ノリ [08:25]
爆発的な身体能力ではなく、リバウンドのタイミングと嗅覚でオフェンスリバウンドを制圧できるとノリACは評価した。ポストアップで得点を失う分をセカンドチャンスポイントとプットバックで取り返すという整理は、クリンガンの2年目の役割を明確に描いている。ノリACはこの補い方について「1on1のポストゲームで失うものを、セカンドチャンスとプットバックで補ってくれる」と語り、ポストアップに固執しない方針に自信を見せた。クリンガンの強みはスクリーン&ロールの質とリバウンドへの嗅覚であり、ブレイザーズはその長所を軸にオフェンスを組み立てていく構えだった。
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