ブレイザーズ、ロンドンでの大勝を支えた層の厚さと短いスティント戦略
Portland Trail Blazers インタビュー(2026年10月12日配信)でマイカ・ノリHCがライオンズ戦(119-66)の試合後会見に応じた。
ブレイザーズのインタビュー(2026年10月9日)でマイカ・ノリが語った
チームブレイザーズ
Portland Trail Blazers インタビュー(2026年10月9日配信)でマイカ・ノリACがチームの現状を語った。
初戦の映像を振り返りながら、ボールハンドラーの多いロスターで「無私無欲すぎた」場面があったと指摘し、役割の明確化、若手ハンセンの可能性、そしてトゥマニ・カマラのリーダーシップとディフェンスについて踏み込んだ。
ノリACはターンオーバーをしないことと無私無欲なプレーをチームの最重要項目に挙げつつ、初戦のフィルムを見返した結果、「少しアンセルフィッシュすぎた」場面が見えたと明かした。チームメイトとの連携を意識するあまり、自分で決められるレイアップまでパスを選んでしまう場面があったという。
「最初の試合のフィルムを見返すと少し見えてくるんですが、ちょっと無私無欲すぎたかなって。だからこそ、レイアップがあるなら決めてほしいんです」
— マイカ・ノリ [00:15]
一方で、パスファーストの姿勢を持つ選手が多いこと自体はポジティブに捉えている。デイミアン・リラード、ジャ・モラント、デニー、スクートといった主要ボールハンドラーを名前で挙げ、得点力がありながらオープンな味方を探す選手たちだと評価した。
「うちのロスターにいる選手たちは、点を取る能力があるだけじゃなくて、デイム、ジョウズ、デニー、スクープ、ああいうボールを持つ機会が多い選手たちでも、自分でいけるときでもパスを選ぶ、パスファーストの選手たちなんです」
— マイカ・ノリ [00:15]
コーナーに立たされてボールに絡めない状況は誰にとっても楽しくないと語っており、無私無欲な選手同士だからこそ全員が関与できる攻撃を志向していることがうかがえる。ただし、その「楽しさ」が得点機会の放棄につながっては本末転倒であり、パスと自分で打つ判断のバランスが開幕からの課題になっている。
ロスター内の役割について、ノリACは「誰がプライマリーボールハンドラーで、誰がメインのスコアラーか」を選手にはっきり伝える方針を示した。ATO(タイムアウト明けのセットプレー)の組み方や試合中のプレーコールでも優先順位は自然と伝わるが、言葉でも明確にするという。
「ロールは当然定義して、徹底させます。ただ、ロールは変わることもある。シーズンを通して成長した選手が出てくれば話は変わります」
— マイカ・ノリ [01:14]
具体例として挙げたのがデニ・アブディヤだった。ワシントンからポートランドに移籍した当初はボールをほとんど持たせてもらえていなかったが、怪我などをきっかけにハンドラーとして起用したところ「大化けした」とノリACは振り返った。この経験があるからこそ、最初の役割で選手を決めつけたくないと考えている。成長の余地を残しながらも、今何を期待されているかは明確に伝える。その両立がノリACの方針になっている。
デニーのように「まだ引き出されていない可能性を持つ選手」を問われたノリACは、ハンセンの名前を挙げた。今季のロスターには本当の意味でのルーキー(ドラフト指名選手)がいないため、キャンプで「おっ」と驚くような発見はしにくいと前置きしたうえで、ハンセンを「例外」と位置づけた。パスセンスがありポストアップもできる大型選手で、プレーメイク面を伸ばしたいと評価している。
「ハンセンは例外で、パスセンスがあってポストアップできる大型選手とわかっているので、そこを伸ばしたい。実際にやっているのを見ると、「こんなこともできるんだ」って気づくことがある」
— マイカ・ノリ [02:26]
ただし、フル健康時のローテーションでは出番が限定的になる可能性にも率直に触れた。ロバートやドノバンがファウルトラブルに陥った場合のマッチアップ次第で起用する準備はできているとし、「切り捨てているわけでは全くない」と強調した。キャンプでの仕事ぶりや存在感は十分に示してくれているとも述べており、チャンスがあれば安心して送り出せるという言葉から、コーチングスタッフの信頼が読み取れる。
「だからといってハンセンを切り捨てているわけでは全くなくて、チャンスがあれば安心して起用できると思っています」
— マイカ・ノリ [02:26]
チームのリーダーシップについて問われたノリACは、モラントが練習や1対1の場面で引っ張るタイプのリーダーである一方、トゥマニ・カマラはディフェンスの姿勢やコミュニケーションで自然と周囲を引きつけるリーダーだと区別した。リーダーシップは無理強いできるものではなく、正しいことをやっている人に周囲がついていくものだという考えを示した。
「トゥマニはディフェンスでも、コートでの立ち振る舞いでも、全てにおいてそれを体現している。選手たちが自然と引き寄せられるし、彼も喜んで力を貸す」
— マイカ・ノリ [03:47]
メンフィス時代のカマラはキャリアを積んだベテランとして常に声を出し続ける必要があったが、ポートランドには他に2人のベテランがいるため負担を分散できるとノリACは指摘した。声を張り上げるだけがリーダーシップではなく、プレーで示す形がこのロスターには合っているという見方だった。
「アナリティクスを見るとわかるんですが、マッチアップで文字通り100パーセンタイルだったんです。リーグ全体で誰よりも優秀なオフェンシブプレイヤーを毎晩守り続けた」
— マイカ・ノリ [05:15]
さらにノリACはカマラの人間性にも言及した。4分間ボールに触れなくてもディフェンスの手を抜かず、ふてくされることもないと語った。ディフェンスやリバウンドで貢献することをノリACは「ディフェンス税」「リバウンド税」と表現し、プレーするための義務のようなものだと説明した。そのうえで、カマラはその義務を超えて毎日同じ高い姿勢で取り組む選手だと絶賛した。ドルー・ホリデー、ロバート、ドノバンとともにディフェンス強度の基準を作る存在として、カマラの名前を繰り返し挙げたことが、コーチングスタッフの信頼の深さを物語っている。
「トゥマニ・カマラは毎日変わらない。高い人間性、笑顔、競争心、バスケットボールへの愛、チームメイトへの気遣い、常に正しいことをやろうとする姿勢」
— マイカ・ノリ [05:15]
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