ヘゾニャがキャバリアーズでのNBA復帰を語る、「正しいプレーで示す」と新たな姿勢
5年ぶりにNBAへ復帰したクロアチア人フォワードのマリオ・ヘゾニャが、キャバリアーズでの役割についてユーロフープスの取材に応じ、欧州での経験を経た新たな姿勢を語った。
キャバリアーズのインタビュー(2026年10月2日)でケニー・アトキンソンが語った
Cleveland Cavaliers インタビュー(2026年10月2日配信)でケニー・アトキンソンHCがトレーニングキャンプの手応えを語った。
スペイン・マラガで行われているキャンプの練習内容から、新加入選手の評価、今季のスケジュールの厳しさ、2027年開始予定のNBAヨーロッパリーグ、そして昨季プレーオフの最大の後悔まで、多岐にわたるテーマに答えた。
アトキンソンHCはアトランタ時代にヘゾニャを指導した経験がある。当時のヘゾニャは体型とスキルの関係から「シューティング・フォワード」として型にはめられていたと振り返った。しかし現在のヘゾニャはまるで別の選手だという。体重を250〜255ポンドまで増やし、ペリメーターのスキルに加えてペイント内でも大きなダメージを与えられるようになった。
「今や250〜255ポンドになって、ペリメーターのスキルも多様になりつつ、ペイント内でもずっと大きなダメージを与えられるようになった。ポストアップ、ドライブ、そしてキャンプではオフェンスリバウンドの積極性も目を引きますね」
— ケニー・アトキンソン [03:12]
記者から「1番から5番まで守れる選手になれるか」と聞かれると、アトキンソンHCは「まだその段階ではない」と慎重に答えた。ドリルから一歩引いて選手をじっくり観察し、どのラインナップに合うかを見極めている最中だと説明した。体の変化は明らかだが、チームの中での役割はこれから固まる。
コンディショニングがキャンプ戦略の大きな柱になっていると強調した。昨季はプレーオフ18試合を戦い、2年前にはペイサーズとのシリーズでも体力面の課題を突きつけられた。その経験を踏まえ、スポーツサイエンスへの投資を重ね、開幕からシーズン中の周期的なトレーニング管理まで深く議論を重ねているという。
「ストレス指数はリーグで2番目に高いと思います。これはフィジカルな指標ですが、乗り越えなければならない体力的な課題があるということで、それがこのトレーニングキャンプと開幕戦に向けた取り組みの一部になっています」
— ケニー・アトキンソン [06:12]
さらにイースタン・カンファレンス全体の戦力が充実してきたことに加え、アンチタンキングルールの導入で全チームに勝ちに行くインセンティブが生まれたと指摘した。過去のように戦略的にレギュラーシーズンを管理できるかは「まだ何とも言えない」としつつも、毎試合がよりタフになるとの見通しを示した。
「下位にいるチームでさえも毎試合勝ちに来る。それが本来あるべき姿ですよね」
— ケニー・アトキンソン [07:49]
記者からシーズン終了後のエグジットインタビューでの会話を受けたオフシーズンの反応を問われると、アトキンソンHCはタイソンをキャンプで最も好調な選手の一人だと絶賛した。シュートが好調なだけでなく、ディフェンスの強度が際立っているという。タイソンとペイトン・ワトソンには「相手のベストプレーヤーを任せたい」と直接伝えていたことも明かした。
「体も強くなってきているし、動きもいい。一段上のレベルに達した感じがします」
— ケニー・アトキンソン [09:01]
プレーオフでの活躍を期待する声が早くも上がることについて、本人も自覚していると認めた。そのうえで「そこに辿り着くには準備するしかない、体をしっかり作るしかない」と語り、近道はないと強調した。精神面でもすでに成熟度が上がっており、タイソンがプレーオフでも活躍できる選手になれると手応えを感じていると述べた。アトキンソンHCがタイソンに求めているのは華やかなスタッツではなく、ディフェンスの強度とフィジカルの土台だという点が印象的だった。
スコットランドから参加した記者がNBAヨーロッパリーグについて質問した。2027年10月に開始予定のこのリーグについて、アトキンソンHCはFIBAとの協議を歓迎し、NBAブランドと世界中の選手にとってプラスだと語った。そのうえで、欧州と米国の育成システムの根本的な違いに踏み込んだ。
「ヨーロッパはクラブシステムですが、私たちはそういう仕組みじゃない。大学システム、つまり学校制度に基づいています。本当に違うんです」
— ケニー・アトキンソン [10:55]
具体例としてフランスのNSEPの若手チームがフランス3部リーグで試合をしている事例を挙げた。U16やU17の選手が年上の選手と日常的にトレーニングし、試合で対戦するメンターシップの仕組みがあるのに対し、米国では同年代同士で戦うことが多く、若手がベテランと競い合う機会が少ないと比較した。
「ベテラン選手からはたくさんのことを学べるので、そこが一つのシンプルな答えかな。でも両方にそれぞれの良さがあります」
— ケニー・アトキンソン [11:56]
コーチングの世界ではすでに欧州の影響がNBAに入り込んでおり、選手の面でも同様の相互交流が進むことを楽しみにしていると締めくくった。
ドノバン・ミッチェルとジェームズ・ハーデンに次ぐ「もう一人のオフェンスのピース」を問われ、アトキンソンHCはエバン・モブリーの名前を挙げた。昨季プレーオフでは相手がミッチェルとハーデンを封じにきた結果、モーブリーがプレーメーカーとしての役割を担う場面が増えた。インバーテッド・ピック&ロールを多用し、ボールを運ばせる機会も作ったという。
「段々分かってきたのは、エヴァンはシステムの流れの中で自分のプレーを出すタイプだということ」
— ケニー・アトキンソン [15:12]
一方で、昨季序盤にはアイソレーションを多用しすぎた反省があると認めた。無理にボールを持たせるのではなく、チームのシステムの中で自然にプレーメイクさせる方針だと説明した。対戦相手やシリーズによってはモーブリーにより大きな負担がかかることもあるが、昨季のプレーオフでスキルの高さは証明済みだとの評価を示した。
今季のコーチングで変えたい点を聞かれると、アトキンソンHCは「チームをもっとメンタル的に強靭にしたい」と即答した。スキルやシステムには自信があるが、選手をコンフォートゾーンの外に押し出し、より適応力と柔軟性のあるチームにしたいと語った。
「もっとメンタルパフォーマンスの面に力を入れて、選手たちをもう少し精神的に追い込んで、コンフォートゾーンの外に出させて、より適応力と柔軟性を高めたい」
— ケニー・アトキンソン [16:24]
ハーデンの負担管理についても質問が飛んだ。ハーデンの年齢を考え出場時間を30分以下に抑える計画はあるかとの問いに、アトキンソンHCは「あまりそう思っていない」と答えた。ハーデンは自分の体の管理が極めて上手く、練習でも試合でも負荷をほぼ完璧に調整できる選手だと説明した。そしてプレーオフの教訓として、ミッチェルとハーデン以外にもプレーメーカーが必要だとし、タイソンやワトソンらロールプレーヤーにも積極性を求めていくと述べた。
昨季プレーオフで一つだけ変えられるとしたら何かという最後の質問に対しては、ゲーム6を落としたことを挙げた。
「みんな『ニックス戦を分析したの?』と聞いてくるけど、私が本当に徹底的に見たのはあのゲーム6の2試合です。もっと何ができたのか、ずっと考えています」
— ケニー・アトキンソン [18:53]
ニックスとのシリーズ全体ではなく、2つのシリーズのゲーム6に焦点を絞って振り返りを続けていると明かした。あのゲーム6を勝っていればファイナルでもっといい戦いができた可能性があるとし、選手をメンタル的にもフィジカル的にもどう準備させるかが今季の最大のテーマだと示した。
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