The Ringer NBA Show プレシーズンパワーランキング Part 1:下位5チームの現在地
The Ringer NBA Show(2026年10月5日配信)でジャスティン・ヴェリエらが全30チームのパワーランキングを語った。
The Hoop Collective(2026年10月2日配信)でスレイターが語った
チームネッツバックスウォリアーズクリッパーズレイカーズサンズキングス
The Hoop Collective(2026年10月2日配信)でブライアン・ウィンドホーストがパシフィック・ディビジョン5チームの開幕展望を語った。
ティム・マクマホンとスレイターが加わり、昨季53勝で地区を制したレイカーズのロスター刷新、ウォリアーズのドレイモンド・グリーン問題、サンズの苦しい台所事情、クリッパーズの指名権枯渇、キングスのオーナーシップ問題まで、約56分にわたって掘り下げた。
レイカーズは昨季53勝でパシフィック・ディビジョンを制したが、主力の大部分を入れ替えた。ウォーカー・ケスラー獲得には1巡目指名権2本、指名権交換権2つ、1億3000万ドルを投じている。マクマホンはケスラーがルカ・ドンチッチに合う人材だと認めつつ、クエンティン・グライムズ、コリン・セクストン、マムといった周辺補強のフィット感には疑問を呈した。スレイターはダラスのコーチ陣がグライムズの守備を「かなり過大評価」と見ていた内情を明かし、ウイングの長さと運動能力が不足していると指摘した。
「レギュラーシーズンの勝利という意味では、ルカがいない状態でプレーオフの勝利、プレーオフシリーズ勝利まで手にしましたからね」
— スレイター [01:58]
ウィンドホーストはペリンカGMの契約を厳しく批判した。ケスラー・エドワーズ4年2900万ドル(プレイヤーオプション付き)、マム4年5200万ドル、グライムズ4年6000万ドル、セクストン2年1900万ドル、リーブス4年1億8400万ドルと、すべてにプレイヤーオプションが付いている。ウィンドホーストはヴァンダービルトの契約も含め「どの契約も1年長すぎる。唯一もっと長くしたかったのはルカだけだ」と総括した。スレイターはロールプレイヤーが4年契約を得ている現象をリーグ全体のトレンドに逆行する動きだと驚いた。
「ロールプレイヤーが4年契約を得ているのも本当に興味深いですよね。これは完全にトレンドに逆行してます。スター級じゃない選手が4年契約を取るケースはあまり見かけませんから」
— スレイター [09:38]
スレイターはルカがルーキーイヤー以来最も引き締まった体型だと評価し、平均34得点・9リバウンド・9アシスト程度を予想した。話題はルカのダンク数のオーバー・アンダー(7.5本)の賭けに広がったが、注目すべきは得点力の中身だった。ウィンドホーストが昨季の制限エリアのシュート成功率を調べると83%という数字が出た。スレイターはこれを「ロブのターゲットになるセンターに期待するような数字」と驚き、ドリブルからのレイアップが大半を占める選手としては異常な精度だと語った。
「ドリブルからのレイアップがほぼ大半を占める選手が83%なんて、本当にあり得ない数字だよ。オフェンスのスキルで言えば、これだけのレベルに達した選手は本当に短いリストしかない」
— スレイター [15:18]
ドンチッチとリーブスは昨季41試合で30勝11敗、同時出場時のオフェンシブ・レーティングは118.5を記録した。マクマホンはこの数字をレギュラーシーズンの強さの根拠として挙げた。
「ドンチッチとリーブスが去年一緒に41試合出場して、その41試合で30勝11敗、一緒にコートにいた1092分間のオフェンシブレーティングが118.5だったってこと」
— ティム・マクマホン [18:20]
スレイターは50勝台に乗ればルカにMVP候補の資格があると主張し、ウィンドホーストも「完全同意」と応じた。怪我なくシーズンを過ごせれば、積み上げる数字とチームの勝利数から強力なMVP候補になるとの見方で3人が一致した。
ウォリアーズのベストケースとして、マクマホンはポルジンギスが50〜60試合出場し、ジミー・バトラーが1〜2月頃に復帰して35試合前後プレーするシナリオを描いた。ルーキーのヤクセル(24歳)についてはピックアップゲームで非常に良い評判が出ており、カーHCがスターターの可能性に言及していると紹介した。
「この夏の彼のコメントをいくつか見てたんですけど、最低でも14点5リバウンド3アシストは平均すべきだって言ってましたよ」
— ティム・マクマホン [22:07]
ヤクセル本人が公の場で強気な発言を続けており、新人王のダークホースになりうるとの見方をスレイターが示した。
ドレイモンドの処遇はさらに踏み込んだ話題になった。マクマホンによると、ウォリアーズはこの夏に3年6000万ドル程度の複数年契約を結べたが、球団は1年2700万ドルでの再契約を選んだ。将来のフレキシビリティを優先した判断で、スレイターはドレイモンドがカリーとは異なり放出の可能性がある立場だと指摘した。4度の優勝に貢献したファーストバロットのホール・オブ・フェーマーであっても、カリーのように「別のユニフォームを想像するのは論外」という扱いにはならないという見方を示した。
「ステフ・カリーを別のユニフォームで想像するのは完全に論外としても、それはドレイモンドには当てはまらない。ちょうどクレイ・トンプソンがそうだったように」
— スレイター [26:03]
マクマホンも、直近のトレードデッドラインでドレイモンド自身がバックスのユニフォームを着る可能性を考えていた事実を明かした。カーHCはドレイモンドをスポットアップシューターとして使いターンオーバーを減らす方針で、出場時間をカリーと連動させる計画だという。昨季、カリーとドレイモンドの同時出場時はオフェンシブ・レーティング117.7と悪くなかったが、カリーがベンチに下がるとドレイモンドがいてもオフェンスが崩壊し、両者ともいない時間帯のほうがまだましだったとマクマホンは数字を挙げた。
サンズはマーク・ウィリアムズが肩の手術でシーズン大半を欠場する見込みとなり、ドラフトで獲得したカラモン・マユアクに即戦力としての貢献が求められている。スレイターはマユアクを「まだ育成中の選手」としつつ、すぐに結果を出す必要があると語った。補強面ではマイルズ・ブリッジズ、ルーク・ケナード、コリン・ギレスピー、ジョーダン・グッドウィンを獲得し、ウィンドホーストはギレスピーとグッドウィンの契約を「素晴らしいコスパ」と評価した。
ウィンドホーストはブッカーがマックス契約に見合うトップ10レベルの活躍をここ数年できていない点を問題の核心として挙げた。スレイターはブッカーの負担を減らすためにギレスピーを先発PGに据え、ジェイレン・グリーンをベンチに回すべきだと提案した。ブッカーはPGではなく、ボールハンドリングの負担を外すことでブッカー自身の得意な仕事に集中できるという論理だった。
「デビン・ブッカーがもう一つできないことが何か知ってる?ポイントガードだよ。だったら彼の隣にジェイレン・グリーンをスターターで並べないっていう選択肢はないの?」
— スレイター [32:03]
グリーンはプレーオフ通算FG38%、3P25.6%と安定感に欠け、スレイターは長期的にはベンチからのマイクロウェーブ型ガンナーが適任だと見ている。一方でマクマホンは、グリーンが今季3600万ドルを受け取っておりチーム2番目の高給取りであること、シーズン後にプレイヤーオプションでオプトアウトできる立場にあることを挙げ、ベンチ降格を受け入れるかどうかは別の問題だと指摘した。
クリッパーズはドラフト指名権を大量に放出した状態にあり、ウィンドホーストは5位指名のキートン・ウォーグラーとガーランドの相性が今季最大の焦点だと位置づけた。シーズン後にガーランドのエクステンション判断が控えており、来夏のキャップスペースをどう使うかが短期的な未来を左右すると分析した。
「ただ一番大切なのは、キートン・ウォーグラーがフランチャイズの礎となる選手として台頭してくることだよ」
— スレイター [40:21]
スレイターはKGとピアスのトレード後のネッツと比較し、指名権が大量に外に出てしまったため底まで落ちてもメリットがなく、自分たちのピックを長い間コントロールできないと厳しく見た。ウィンドホーストは「死刑」と呼ぶ声に反論し、深刻なダメージは認めつつも生き残れると主張した。マクマホンはデッドラインで売り手に回る場合の駒として、マックス・ストゥルース(1600万ドル)、ルイ(2年2800万ドル・2年目チームオプション)、デリック・ジョーンズJr.(1040万ドル最終年)を挙げ、指名権を積み直す選択肢があると述べた。
キングスはThe Hoop Collectiveの3年先パワーランキングで30位に沈んだ。スレイターはオーナーのヴィヴェクを「NBAフランチャイズとして起こりうる最悪の問題で、解決策がない」と断じた。モンティ・マクネアGMとマイク・ブラウンHCの解任を例に挙げ、プレーオフに進んだ基盤を自ら壊してきたと批判した。マクマホンもプレーオフ進出時のポジティブな要素はマクネアとブラウンの手腕によるものだったと同調し、ヴィヴェクがその二人を解任した事実がすべてを物語ると述べた。
「エージェントたちがドラフトでルーキーをサクラメントに行かせないようにするのには理由があるわけじゃん。こんなに何度も言いたくないんだけど、ここで『機能してるNBAフランチャイズです』みたいなふりをするつもり?」
— スレイター [52:57]
ウィンドホーストはザック・ラビーン(4900万ドル期限切れ)、ディアンドレ・ハンター(2500万ドル期限切れ)、マリク・モンク(2000万ドル、来年プレイヤーオプション)のトレード可能な契約に言及し、「興味を示せばキングスはすぐに折り返し電話してくる」と語った。
キーガン・マレーは5年1億4000万ドルのエクステンション初年度を迎える。マクマホンは前コーチングスタッフのもとでルーキー時に200本超の3Pを決め、ウェスト3シードのチームで先発を務めた実績を振り返りつつ、オールスター級への飛躍は「もう終わった議論だと思う」と述べた。
「5年1億4000万ドルで、今年が初年度。5年間オプションなしの契約」
— ティム・マクマホン [51:39]
スレイターもマレーが不運な状況に巻き込まれてきたと同情し、環境さえ整えば存在感のある選手になれるとの見方を示した。マクマホンはマレーが組織のゴタゴタの「流れ弾を食らった形」だったと表現し、健康を保てれば契約に見合う働きができるか注目だと締めくくった。
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