オリンピアコスのバルツォカスHCがユーロリーグ審判員の裁定で無罪、パナシナイコスの告発退けられる
ユーロリーグのスポーツ裁判官がオリンピアコスのバルツォカスHCへの告発を棄却した。映像がパナシナイコスの主張を裏付けなかったと判断。両クラブ間では複数の告発が相次いでいる。
パナシナイコス、オリンピアコス指揮官の処分を要求
パナシナイコスがユーロリーグに対し、オリンピアコスのバルツォカスHCへの懲戒手続き開始を正式に要求した。ボローニャでの試合後の行為を問題視し、オーナーのヤナコプロスも声明を発表している。
パナシナイコスが、ユーロリーグに対してオリンピアコスのヨルゴス・バルツォカスHCへの懲戒手続きの開始を正式に要求した。Eurohoopsが3日に報じた。
きっかけとなったのは、ボローニャで行われたオリンピアコス対ヴィルトゥス・ボローニャ戦の終了直後の出来事である。マーカス・カーのブザービーター3ポイントが決まった後、歓喜するヴィルトゥスの選手たちに対し、バルツォカスHCが身体的な接触を伴う行為に及んだとされる。
パナシナイコスのオーナー、ディミトリス・ヤナコプロスは自身のインスタグラムで一連の経緯に言及し、調査を要求する声明を発表した。ヤナコプロスは「身体的暴力があっても調査すら開かれないのか。理解できない」と述べ、自身がスコアラーテーブルの3メートル後方に立っただけでファイナルフォー期間中の3試合出場停止処分を受けた過去と比較した。さらに「選手は審判への発言で数万から数十万ユーロの罰金を科されるのに、暴力行為には誰も手を付けないのか」と疑問を呈した。
ヤナコプロスは別の投稿で「ヤナコプロスには10か月と200万ユーロの罰金」という文言とともに、問題の場面の映像を共有している。
パナシナイコスの正式な申し立てでは、バルツォカスHCに対する「模範的な処分」を求めている。同クラブは、バルツォカスHCが「長年にわたり不適切な行動を繰り返してきた」と主張。具体的には、昨シーズンのドバイでのアウェー戦後にファンを攻撃し女性ファンを侮辱したとされる件や、アブダビでのファイナルフォーでの同様の行為を挙げた。パナシナイコスは「他のスポーツ関係者が正当に処罰される一方で、バルツォカスHCが処罰を免れたまま競技の信用を傷つけ続けることは許されるべきではない」と主張している。
ヤナコプロスの声明を受け、オリンピアコスは公式Xアカウントで「痛みだ、消えはしない」と投稿した。これは昨シーズン、パナシナイコスのホームコートでオリンピアコスがユーロリーグ優勝を果たしたことを示唆するものとみられる。
パナシナイコスとオリンピアコスはギリシャバスケットボール界を二分する宿敵同士であり、両クラブ間の対立はコート上にとどまらず、フロントや経営者レベルにまで及ぶことで知られる。ユーロリーグにおいても両クラブは上位常連であり、今回の懲戒要求は競技面だけでなく、リーグの規律運用の公平性をめぐる問題として注目される。ユーロリーグがこの要求を受けて調査を開始するかどうかは、現時点で明らかにされていない。
https://x.com/Olympiacos_BC/status/2106066236635508878
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