パナシナイコスがユーロリーグにバルツォカスHCへの懲戒手続き開始を正式要求
パナシナイコスがユーロリーグに対し、オリンピアコスのバルツォカスHCへの懲戒手続き開始を正式に要求した。ボローニャでの試合後の行為を問題視し、オーナーのヤナコプロスも声明を発表している。
バルツォカスHC、ユーロリーグの審理で潔白と認定
ユーロリーグのスポーツ裁判官がオリンピアコスのバルツォカスHCへの告発を棄却した。映像がパナシナイコスの主張を裏付けなかったと判断。両クラブ間では複数の告発が相次いでいる。
ユーロリーグのスポーツ裁判官は、オリンピアコスのヨルゴス・バルツォカスHCに対するパナシナイコスからの告発を審理し、全面的に無罪とする裁定を下した。Eurohoopsが9日に報じた。
問題となったのは10月1日のオリンピアコス対ヴィルトゥス・ボローニャ戦終了後の出来事である。パナシナイコスはバルツォカスHCの行為について苦情を申し立てていたが、裁定では映像証拠がその主張を支持しなかったとされた。
スポーツ裁判官が確認した映像では、バルツォカスHCがヴィルトゥスの選手に近づいたのではなく、ヴィルトゥスの選手側がオリンピアコスのコーチに向かって移動していた様子が記録されていた。さらにヴィルトゥス・ボローニャもバルツォカスHCを支持する証言を行ったとされる。
この映像と証言により、パナシナイコスの主張には根拠がないと判断された。
オリンピアコスは8日、パナシナイコスからさらに別の告発を受けたことを公表した。今回はギリシャ国内リーグ(ESAKE)のスポーツ裁判官に対するもので、イラクリス戦でのバルツォカスHCの振る舞いを問題視する内容である。オリンピアコスによれば、わずか数日の間に把握した告発はこれで4件目だという。
ユーロリーグの件とイラクリス戦の件に加え、パナシナイコスはギリシャのスポーツ当局に対しても昨シーズンのドバイ対オリンピアコス戦に関する苦情を提出している。さらに別件として、昨シーズンのギリシャリーグ・ファイナル中にディミトリス・ヤナコプロスがOAKAのコートに無断で立ち入った問題をめぐり、オリンピアコスが起こした法的措置に対抗する形で、ESAKEのスポーツ裁判官にも告発を行った。この件でパナシナイコスはオリンピアコスに対する2ポイントの勝ち点減算を求めている。
オリンピアコスとパナシナイコスはギリシャバスケットボール界を代表する2大クラブであり、長年にわたり激しいライバル関係を続けてきた。両クラブ間の対立はコート上の競争にとどまらず、法廷やリーグの規律委員会にまで及ぶことが珍しくない。今回の一連の告発も、そうした歴史的な対立の延長線上にあるとみられる。ユーロリーグでの裁定はバルツォカスHCの潔白を示したが、ギリシャ国内での複数の告発についてはまだ結論が出ておらず、今後の審理の行方が注目される。
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