ドノバン・ミッチェルが語るキャバリアーズの現在地――KTの覚醒、モブリーへの信頼、ビッグマン再編の狙い
Cleveland Cavaliers インタビュー(2026年10月16日配信)でドノバン・ミッチェルがチームの現状を語った。
キャバリアーズのインタビュー(2026年10月3日)でクレイグ・ポーターJr.が語った
チームキャバリアーズ
Cleveland Cavaliers インタビュー(2026年10月3日配信)でクレイグ・ポーターJr.がトレーニングキャンプでの意気込みを語った。
スペインで行われているキャンプの合間に報道陣の取材に応じたポーターJr.は、オフシーズンのトレード後に広がったチャンス、2年目に掲げるリーダーシップの強化、来年発足予定のNBAヨーロッパリーグへの見解、そしてドラフト外から生き残ってきた自身の歩みとプレーオフへの決意まで幅広く話した。
ポーターJr.は、オフシーズンにデニス・シュルーダーやマックス・ストゥルースがトレードで移籍したことで、自分の前にあるチャンスが大きく広がったと語った。記者から「チームとしてのチャンスだけでなく、あなた自身の目の前にあるチャンスはどんなものか」と問われると、率直に「完全に開けている」と答えた。仲間が去ることへの寂しさは認めつつも、ルーキーイヤーに怪我人が続出しリッキー・ルビオが引退した流れで出場機会をつかんだ経験と重ね合わせ、同じプロセスが再びやって来たと捉えている。
「正直、完全に開けてると思う。オフシーズンに何人かトレードで出ていったのはみんな知ってると思うけど、チャンスはそこにある。自分から掴みにいくだけだし、実際そうしてると思う」
— クレイグ・ポーターJr. [01:45]
デニスやマックスのトレードについてどう感じたかを重ねて聞かれると、この2〜3年で積み上げてきたスキルを見せる機会だという手応えを口にした。誰かが去ったことを嘆くのではなく、ルーキーイヤーと同じ流れが再び巡ってきたと受け止め、準備してきた時間への自信をにじませた。
「だからこれは自分の歩みの中の次のステップだと思ってる。あの流れがまたやって来た感じで、この2〜3年で積み上げてきたものを見せるチャンスをもらえたんだと思ってる」
— クレイグ・ポーターJr. [02:20]
「あとはそれを発揮するだけ」と言い切った姿勢からは、単なる巡り合わせではなく、自分の力で機会をつかむという強い意志が伝わった。
2年目の個人目標としてポーターJr.が真っ先に挙げたのはリーダーシップだった。得点だけでなく細かいプレーで勝利に貢献しながら、コート上で言葉を発信できる選手になりたいと意気込んだ。その手本として名前を出したのが、昨シーズン一緒にプレーしたシュルーダーだった。シュルーダーは口数こそ多くなかったものの、ディフェンスで相手に密着し、仲間に責任感を求める姿勢で存在感を示していたとポーターJr.は振り返った。
「俺は4年目に入るけど、例えばドンが何かやったときに「ドン、もうちょっとここを締めていこう」とか声をかけられる場面もあると思う」
— クレイグ・ポーターJr. [00:56]
ドノバン・ミッチェルにも遠慮なく声をかけると明言した点が印象的だった。記者から「声を出すという方針はどこから来たのか、自分の中からか、コーチとの会話からか」と問われると、コーチ陣や周囲全員からの助言がきっかけだったと説明した。
「みんなから来たって感じかな。『細かいことや目に見えないことは全部できてる。じゃあリーダーポジションに置かれたときに何ができる?みんなを引っ張れる?状況に応じてプレーをコールできる?このグループを回せる?』ってことだよね」
— クレイグ・ポーターJr. [02:58]
ドノバン・ミッチェルやレブロン・ジェームズの動きを見ながらグループを率いる力を磨いてきたと語り、周囲の期待と本人の自覚が重なって声を出すリーダーへ踏み出す準備が整っていることがうかがえた。
来年10月に発足予定のNBAヨーロッパリーグについて問われたポーターJr.は、自身の経験を交えて若手選手への恩恵を語った。大学時代のキャリアは悪くなかったものの、海外でプレーすることになると覚悟しており、最後の大学の試合が終わった直後にパスポートを取得したと明かした。
「正直に言うと、大学のキャリアはそれなりに良かったけど、海外に行かないといけないだろうなって思ってた。最後の大学の試合が終わった直後にパスポートを取りに行ったくらいだから」
— クレイグ・ポーターJr. [05:21]
NBAヨーロッパリーグについては、NBAのバスケへの理解を深めながら異文化やチームバスケを経験できる点を評価した。海外のバスケはチームバスケが多い印象があると述べつつ、アメリカにもチームバスケはあるがまったく違うゲームであり、それぞれ独自のシステムがあってどちらも非常にハイレベルだと位置づけた。さらに、海外でドノバン・ミッチェルのようにチームの中心としてスコアリングを磨く選手もいれば、戻ってきてサム・メリルのようにキャッチ&シュートで多様な貢献をする選手もいると具体例を挙げた。
「海外でドノバン・ミッチェルのように中心になってスコアの仕方やもっと良い選手になる方法を見つける選手もいれば、こっちに来てサム・メリルみたいにキャッチ&シュートでいろんな形でチームに貢献するっていう道を見つける選手もいる」
— クレイグ・ポーターJr. [06:13]
エースにもロールプレーヤーにもなれる環境がキャリアの視野を広げるという見方は、ドラフト外から這い上がった自身の経験に裏打ちされたものだった。
ドラフト外でNBAに入ったポーターJr.は、プレドラフトのワークアウト時にコーチから率直に告げられた言葉が今も行動の指針になっていると振り返った。スコアリングに課題がある選手がNBAで評価対象になるのであり、コートに立つにはディフェンスしかないとはっきり伝えられたという。その言葉を受け、ハッスル、ディフェンス、体格を活かしたリバウンドといった細かい仕事こそが出場機会につながると理解した。
「NBAで見られてる選手はみんな、スコアできないかオフェンスに問題があるから見られてる。だからコートに立つには守備しかない」
— クレイグ・ポーターJr. [07:19]
この教えを受けて、ポーターJr.はコートに立てる理由になるのは派手なプレーではなく地道な仕事だと腹をくくった。細かいことをやり続けることで勝負どころを自分で選べるようになり、出場機会も広がっていくという実感を語った。
「コートに立てる理由になるのはハッスル、ディフェンス、そしてあの体格でのリバウンドっていう細かいことだっていうのを理解した。そういうことをやり続けることで、勝負どころを自分で選べるようにもなる」
— クレイグ・ポーターJr. [07:19]
その上で、今季はプレーオフのローテーション定着を目標に掲げた。バックアップのポイントガードとして、ドノバン・ミッチェルやレブロン・ジェームズがダブルチームを受けた際のプレッシャーリリーフ役を担う構想を語った。
「プレーオフになればジェームズはダブルチームされるし、ドンもダブルチームされる。それが相手の狙いになるのはわかってる。だから違う形の攻め手を出して、二人の負担を軽くできる選手になりたい」
— クレイグ・ポーターJr. [08:23]
レギュラーシーズンのローテーションに留まらず、プレーオフでチームに違う選択肢と活力を与える存在を目指すポーターJr.の言葉には、ドラフト外から4年目を迎える選手の地に足のついた決意が詰まっていた。
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