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The Hoop Collective(2026年10月4日配信)でコール・アンソニーが語った

メルボルン公開収録で語られたNBLの現在地とオーストラリアバスケの未来

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/ 12日前

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番組ザ・フープ・コレクティブ

The Hoop Collective(2026年10月4日配信)でブライアン・ウィンドホーストがオーストラリア・メルボルンからの公開収録回を届けた。

ゲストにはNBLメルボルン・ユナイテッドに加入したコール・アンソニー、デューク大学へのコミットを発表した17歳のルーク・ポール、そしてESPN NBLインサイダーのオルガン・ウリッチが登場し、NBLでの経験、オーストラリア発のプロスペクト、ブーマーズ(オーストラリア代表)の陣容、さらにはNBAコーチ候補としてのNBL指導者の評価まで幅広く語った。

コール・アンソニーはバックスでの孤独なシーズンを経て「バスケの喜び」を取り戻した

オーランド・マジックで5年プレーしたのちミルウォーキー・バックスへ移籍したコール・アンソニーは、ジョー・イングルスの勧誘を受けてNBLメルボルン・ユナイテッドに加入した。開幕戦では出場時間制限のある21分間で30得点を叩き出している。イングルスの誘い方について、アンソニーはあっさりしたものだったと振り返った。

「何回かテキストが来て、『さっさとこっちに来いよ、何考えてんだ、考える余地ないだろ』って感じで。それで『ジョー、確かにそうだな、乗っかるわ』ってなりました」

— コール・アンソニー [05:31]

渡豪の背景には、昨季バックスでの精神的な苦しさがあった。ヤニス・アデトクンボのトレード移籍の噂がシーズンを通じてチーム全体にのしかかり、さらにアンソニー自身にとっては初めての一人暮らしという環境の変化も重なった。25歳にして初めて一人で暮らすことになったミルウォーキーで、試合がうまくいかないと孤独に頭の中にこもるようになったと明かしている。

「でもこっちに来て、もうすぐ2ヶ月になりますが、何か子供に戻ったような感覚になれているんですよ。練習に行って、ただコートでバスケを楽しんで、試合でも深く考えすぎずにとにかくコートに出て、純粋で喜びのあるバスケができていると思います」

— コール・アンソニー [08:57]

NBLの雰囲気についても、NBAほどアリーナは大きくないがファンの熱量は同等で「大学時代に戻ったみたいな感覚」だと語った。ウィンドホーストはイングルスのピック&ロールの技術を「世界トップクラスで過小評価されている」と評価し、アンソニーも「今でも世界最高クラスの一人。ルディ・ゴベアに聞いてみてください」と同意した。

ジェイレン・デュレンの2億ドルは「目の前にあるなら絶対に取れ」

話題はNBAのビジネス面に移り、デトロイト・ピストンズのジェイレン・デュレンのエクステンション交渉が取り上げられた。5年2億ドルのオファーが報じられた際、一部では「もっと取れるのでは」という見方もあったが、アンソニーは同じドラフトクラスの選手たちがより高額の契約を得ている状況を理解しつつも、目の前の大金を受け取るべきだと主張した。

「5年間で追加の2000万のために何を悩んでるんだって言うのは簡単だよ。その2億ドルすら手に入らないかもしれないのにさ。だから彼の気持ちもわかるよ。でも、本当によかった」

— コール・アンソニー [15:33]

ティム・マクマホンもビジネス面から補足し、制限付きフリーエージェントになったとしてもマックス契約で5年トータル2億ドルを上回ることは難しかったと指摘した。アンソニーはケイド・カニンガムとのピック&ロールの相性を考えてもデトロイト残留は正解だと述べ、「ケイドは化けるよ」と太鼓判を押している。

アンソニー自身のエクステンション交渉も壮絶だった。プレシーズンの練習中に交渉が重なり、感情が爆発して泣きそうになったという。

「もう頭の中がすごくて、ほとんど泣きそうになったんだよ、練習中に。それくらい感情的になってた。コートではやり合ってたけど、もう『マジかよ、また1年待つのか、これだけの金を犠牲にするのか』ってなってて」

— コール・アンソニー [17:09]

最終的に契約延長が成立し、翌日の練習で元NBLレジェンドのジャマール・モズリーから声をかけられた瞬間は「一生忘れられない」と語った。

17歳ルーク・ポールはFIBA U17でスリー成功率55%を叩き出しデュークを選んだ

前夜にデューク大学へのコミットを発表したのが、NBLケアンズ・タイパンズ所属の17歳、ルーク・ポールだった。ウィンドホーストは、NBAスカウトたちがトルコ・イスタンブールで開催されたFIBA U17ワールドカップでのポールに注目していたと明かした。一定の本数を打ちながらスリーポイント成功率55%を記録したシュート力に加え、スカウトたちがとくに評価していたのはポイントガードとしての「手の大きさと強さ」だったという。

デュークにはコンゴ出身のジョジョ・バンジェも進学を決めており、ポールは対戦経験のあるバンジェとの共存に期待を示した。

「彼とのピック&ロールが楽しみで、きっと特別な何かを生み出せると思っています」

— ルーク・ポール [30:16]

ポールは14〜15歳までオーストラリアンフットボール(フッティ)もプレーしていたが、バスケットボールを選んだ。ケアンズでの一人暮らしについて「お母さんにあれこれ言われなくて済む」と笑いつつも、料理や洗濯を自分でこなす生活が成長につながっていると語った。NBLシーズンの目標としてはプレーオフ進出とNBAスカウトへのアピールを掲げている。デレク・ラッカーも、ブライス・コットン、ケンドリック・デイビス、コール・アンソニーらNBLのトップガードと毎晩のように対戦する環境がポールの成長を加速させると評価した。

NBLのコーチがブレイザーズのHC候補になるほどリーグの地位は上がった

オルガン・ウリッチは、サウスイースト・メルボルン・フェニックスのヘッドコーチ、ジョシュ・キングがポートランド・トレイルブレイザーズのHC候補として面接を受けていた事実を明らかにした。新オーナーのトム・ダンドンと90分のZoom面接を行ったという。

「サウスイースト・メルボルン・フェニックスはリーグ下位2チームに入っていましたが、選手への支出は下から2番目でした。つまりジョシュ・キングは最小限のコストで最大の結果を出した人物です。彼らは昨年3位に入りましたから」

— オルガン・ウリッチ [51:29]

ウリッチによれば、ブレイザーズの面接プロセスは広範囲に及び、Zoomでの面接後にダンドン本人が追加で一対一の電話をかけてくるケースもあった。最終的にブレイザーズはマイカ・ノリを採用したが、キングはフェニックスとの複数年契約延長にサインしている。

さらにウリッチは、オースティン・スパーズ(Gリーグ)のヘッドコーチだったジェイコブ・チャンスがNBLに移籍した件にも触れた。スパーズ傘下にはサンアントニオのコーチングスタッフへの明確なキャリアパスがあり、ビクター・ウェンバンヤマと毎日一緒に仕事ができる環境を手放してまでNBLを選んだことが、リーグの地位向上を象徴していると語った。

ブーマーズの4番ポジションの人選がワールドカップ最大の論点になる

来夏カタールで開催されるFIBAワールドカップに向けたオーストラリア代表(ブーマーズ)の陣容についても深い議論が交わされた。ウリッチはジョシュ・ギディ、ダイソン・ダニエルズ、ジョック・ランデールの3人を当確とし、最大の論点は4番ポジション(パワーフォワード)の人選だと分析した。

候補にはスリーポイントが安定しているジャック・マクベイ、ディフェンス力の高いマティス・サイブル、ケガから復帰中の7フィート近いジョニー・ファーフィー、複数ポジションを守れるアレックス・トゥーヒーの名前が挙がったが、いずれも一長一短だという。

ベン・シモンズについても話題に上った。シモンズは2019年の中国ワールドカップを辞退しており、主要大会でブーマーズのユニフォームを着て戦ったことがない。ウリッチはシュートが打てないという弱点がギディーやダニエルズとの共存を難しくする点にも触れつつ、明確な結論を示した。

「まずベン・シモンズは試合に出て証明するのが先です。ここ2、3、4年でずっと試合に出続けている選手が他にいる以上、そちらを優先して考えるべき」

— オルガン・ウリッチ [59:54]

ウリッチはシモンズがブーマーズでプレーする意思を示し、実戦でそのレベルに達していることを証明すれば「大歓迎」としつつも、意味のある試合に出るまでは代表入りを真剣に議論できる段階ではないと締めくくった。

開催国アメリカには五輪予選免除でトップ選手が来ない可能性がある

ウィンドホーストは来年のワールドカップにおけるアメリカの立場についても指摘した。ワールドカップのスケジュールがオリンピック前年に変わって以降、アメリカは直近2大会で6位と4位に終わっている。トップ選手が夏を2年連続で代表に費やすことを嫌うためで、今回は開催国として五輪予選を免除されるためさらにインセンティブが薄い。

対照的に、カナダ代表の新ヘッドコーチ、ゴーディ・ハーバートはワールドカップと予選への参加を五輪出場の条件とする方針を打ち出した。ウィンドホーストはドイツ代表時代から貫いてきたハーバートのやり方を紹介し、カナダでも同じルールを適用した結果を語った。

「シェイ・ギルジャス・アレクサンダーは今年ちゃんと出てきたよね。MVP2連覇を達成した後に、2028年への出場権を得るために予選の試合にも出た」

— ブライアン・ウィンドホースト [64:35]

一方でジャマル・マレーはオールスター選出のNBAチャンピオンでマックス契約の選手であるにもかかわらず、リストから外された。ウリッチはブーマーズの新ヘッドコーチ、アダム・カポーンが同じルールを適用できるかは難しいと見ており、オーストラリアは「来てくれる選手を大事にするしかない」と語った。アメリカが若手中心のロスターになる可能性が高い中、ブーマーズにとってはメダル獲得の好機になり得る大会となりそうだ。

ダッシュ・ダニエルズはコール・アンソニーの挑発を跳ね返してスカウトの評価を上げた

ウリッチはルーク・ポール以外の注目プロスペクトも紹介した。筆頭はダイソン・ダニエルズの弟、ダッシュ・ダニエルズ。ネクストスター・プログラムに参加しており、今年のドラフト候補だ。昨季のメルボルン・ユナイテッドから市内のライバルチーム、サウスイースト・メルボルン・フェニックスに移籍した。

プレシーズンのユナイテッド戦で印象的なエピソードがあった。出場していなかったコール・アンソニーがベンチの端からダッシュにひたすら煽り続けたという。イングルスがダッシュに対してベン・シモンズを守るようにボールスクリーンを大きく下がって守る中、アンソニーがシュートを外すたびに叫び、決めると大人しくなるという心理戦を仕掛けた。しかしダッシュは第4クォーターで爆発し、チームの勝利に貢献した。

「みんな口を揃えて、第1、2、3、4クォーターとゲームの読みがどんどん上がっていくし、精神的に折れなかった、って言うんです。それが一番大きな変化で、プロとしてメンタル面でずっと準備ができている」

— オルガン・ウリッチ [48:19]

ほかにもオールミスに進学したベン・ヘンシェル(ブーマーズのシューティングガード候補)、フロリダ大に復学したアレックス・コンドン(NBAミニマム契約の年俸が約400万ドルと知り大学に戻った)、7フィート1のスキルビッグであるヤヤ・バサランの名前が挙がった。ウリッチはバサランについて「フィジカルな部分でも成長できれば、可能性は無限大」と評価している。

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