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The Hoop Collective(2026年10月6日配信)でティム・マクマホンが語った

サウスウエスト・ディビジョン展望――スパーズの課題、ロケッツの変貌、フラッグの未来

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/ 10日前

チームニックスマーベリックスロケッツグリズリーズスパーズ

番組ザ・フープ・コレクティブ

The Hoop Collective(2026年10月6日配信)でブライアン・ウィンドホーストがサウスウエスト・ディビジョンのシーズンプレビューを語った。

ティム・マクマホン、マイケル・ライトとともに、ファイナル敗退後のスパーズの姿勢、フレッド・バンブリートの復帰が変えるロケッツ、クーパー・フラッグ2年目のマーベリックス、そしてグリズリーズの若手再建まで、5チームを約68分かけて掘り下げた。

ウェンバンヤマはファイナルの敗北を語りたがらない

スパーズはファイナルでニックスに1勝4敗で敗退した。マクマホンによれば全4試合で二桁リードを奪いながら逆転を許し、とくにゲーム4は「史上稀に見る壊滅的な逆転負け」だったという。ライトはウェンバンヤマの現在の心境について、アメリカのメディアでは60 Minutesにしか取材を受けていないと報告した。ウェンバンヤマはシリーズ中にスパーズの優勝を本気で信じていたが、ゲーム2でステフォン・キャッスルの背中にパスを投げたターンオーバーのような一つのミスが命取りになる厳しさを痛感したという。

「スパーズが勝つと本当に信じてたし、スパーズの方が強いチームだと本当に信じてた。でも思い通りにいかなかった」

— マイケル・ライト [04:42]

マクマホンはカール・アンソニー・タウンズがウェンバンヤマと互角以上に渡り合ったことや、ナズ・リードへの肘打ちなど未熟さが見えた場面を指摘した。ウィンダーストもスパーズ組織がウェンバンヤマの肘打ちの件で「逃げるのを許してしまった」と述べ、リーダーシップの不在を問題視した。

「カール・アンソニー・タウンズが互角に渡り合って、いやそれ以上だったわけだから。正直に言おう」

— ティム・マクマホン [06:10]

ただし3人とも、ウェンバンヤマの将来は否定していない。マクマホンは「史上最高の選手になれる可能性は十分ある」と語り、コービー・ブライアントやレブロン・ジェームズ、マイケル・ジョーダンもキャリア序盤に厳しい敗北を経験したことをウィンダーストが補足した。

2013年のスパーズは敗北を「忘れない」と決めて翌年圧勝した

ウィンダーストはウェンバンヤマが「去年のことを話すつもりがない」姿勢で今季に臨むことに対し、スパーズが最後にファイナルを制した2014年への道のりを振り返った。2013年のメディアデーに取材に行った際、ポポヴィッチは「俺たちはこれと向き合って生きていかないといけない」、ティム・ダンカンは「毎日考えてる」、ジノビリは「ちゃんと受け入れないといけない」と語り、ウィンダーストは全員が敗北について話したがっていたことに驚いたという。

「2013-14シーズンのサンアントニオ・スパーズが最も望まなかったことは、ファイナルで冷静さを失って、集中力を失って、プレーの精度を失ったあの出来事を忘れることだったんだよ」

— ブライアン・ウィンドホースト [17:48]

そのシーズン、スパーズは伝説的な集中力を見せてファイナルを制した。ウィンダーストは「ティム・ダンカンがそうしたからといってウェンバンヤマも同じようにしなければならないわけではない」と前置きした上で、現スパーズが「忘れたい」姿勢でいることとの対比を示した。直接的な批判ではなく、敗北と向き合うことがチームを動かした前例があるという指摘だった。

ハーパーはチーム2番目の評価――3ガード同時起用の数字は大幅マイナス

ドラフト全体2位のディラン・ハーパーについて、ウィンダーストはスパーズ内部でウェンバンヤマに次ぐチーム2番目の選手と評価されていると明かした。マクマホンはハーパーがベンチ起用に満足しないだろうとし、デアロン・フォックス、ステフォン・キャッスルと3ガードを同時にスターター起用する構想に触れた。

「スパーズ内部ではディラン・ハーパーがチーム2番目のベスト選手だと思ってる」

— ブライアン・ウィンドホースト [26:03]

ただしデータは厳しい。マクマホンはdataballer.comの数字を引き、3ガードがレギュラーシーズンで一緒に出場したのはわずか20分でネットレーティングはマイナス29.6、プレーオフでも40分でマイナス24.8だったと報告した。ライトもマクマホンもサンプルサイズが極端に小さいと補足し、トレーニングキャンプでの試行錯誤に期待を寄せた。ジュリアン・シャンパニー(3年4500万ドルで再契約)やトバイアス・ハリス(2年1500万ドル/年)はエゴのない選手で、役割縮小を受け入れられるだろうとウィンダーストは評価した。ケルドン・ジョンソンについてマクマホンは契約最終年ながら新契約の可能性が高いとの見方を示し、かつてチーム最多得点者だったにもかかわらずシックスマンの役割を受け入れている姿勢を「ロッカールームの魂」と表現した。

「チームが再建中だった時期のチームのトップスコアラーだったのに。マイクも言うけど、あいつはロッカールームの魂だよ、間違いなく」

— ティム・マクマホン [27:59]

バンブリート復帰でロケッツの2つの弱点が解消に向かう

ウィンダーストはフレッド・バンブリートの復帰をディビジョン最大のニュースの一つと位置づけた。昨季52勝のロケッツはバンブリート不在でオフェンスを複数選手に分担させたがうまくいかず、延長戦は1勝7敗、第4クォーターの逆転負けが多発した。マクマホンは終盤のターンオーバーの多さとロッカールームの連携不足にケビン・デュラントが関わっていたと分析したが、同時にデュラントが本来の強みではないポジション――終盤のメインハンドラー、ロッカールームのデフォルトリーダー――を担わされた結果だったとも述べた。

「終盤で主なゲームメーカーを務めて、デフォルトのリーダーとして、ロッカールームの雰囲気に一番責任を持つ立場というのは、彼の強みが出るポジションじゃない」

— ティム・マクマホン [35:24]

バンブリートが戻ることで、その負担がデュラントから外れるとマクマホンは見立てた。ライトはマーカス・スマートの獲得にも触れ、昨季退団したディロン・ブルックスが担っていた守備の強度やトーンセッターの役割を補う狙いがあると説明した。またイメ・ウドカHCが開幕戦やクリスマスゲームのスケジュールに入らなかったことを「誰もリスペクトしていない」とモチベーションに使い始めていると紹介した。ウィンダーストは「まともなポイントガードさえいれば57勝できていたチームだ」と評価した。

フラッグはオールNBAでも驚かない――カイリーのトレードは2月の焦点

マクマホンはマーベリックスの昨季を「完全に混乱の極み」と振り返った。ニコ(前GM)問題、カイリー・アービングのACL負傷、タンクと重なるなかで、ドラフト1位のクーパー・フラッグが期待通りの活躍を見せ、組織に希望をもたらした。マクマホンはフラッグの才能について、2年目の今季はオールスター候補にもなりうると語り、さらにその先の可能性にも踏み込んだ。

「オールスターに選ばれる可能性はそこそこあると思うし、オールNBAに入っても驚かない。それくらいの才能の持ち主だよ」

— ティム・マクマホン [43:29]

一方、ウィンダーストはフランチャイズ全体の焦点として「2月のトレードデッドラインまでにカイリー・アービングがトレードされるかどうか」を挙げた。マサイ・ウジリ新社長はトレード議論を避けたい意向だが、リーグ全体が動向を注視しているという。マクマホンはカイリーがLAで非公式ミニキャンプを主催しコンディションは万全と報告しつつ、チームの目標は19歳のフラッグを中心に持続可能な優勝候補を作ることであり、30代半ばのカイリーとのタイムラインは合わない可能性があるため「デッドラインでのトレードになっても全然驚かない」と述べた。デレック・ライブリー2世については14か月で2度の足の手術を受けキャンプ開幕には間に合わず、開幕出場も未定と報じた。ただしイルガスカス、ブルック・ロペス、エンビードなどキャリア初期に足の問題を抱えながら長く活躍したビッグマンの前例を挙げ、希望を示した。

「カイリーがデッドラインでトレードになったとしても、俺は全然驚かない」

— ティム・マクマホン [46:25]

グリズリーズは来夏の積極補強を見据えて若手を育てる

ウィンダーストはグリズリーズのロスターが約20人に膨れ上がっており、ダンジェロ・ラッセルら少なくとも4人をカットする必要があると指摘した。マクマホンはスターター予想としてキャメロン・ブーザー、ザック・イーディー、セドリック・カワード、ジェイレン・ウェルズを挙げ、PGはスコッティ・ピッペンJr.かタイ・ジェロームのどちらかだと述べた。今季は強いチームにはならないと認めつつ、来夏にはキャップスペースが使えるチームになることを強調した。

マクマホンはジャレン・ジャクソンJr.のトレードとデズモンド・ベインのトレードで大量のドラフト指名権を確保していることに触れ、トレード市場だけでなく制限付きFAの引き抜きにも動ける立場にあると展望した。セカンドエプロンの導入により、上位チームが制限付きFAにマッチできない場面が増え、グリズリーズのようなキャップスペースを持つチームにチャンスが生まれるという見立てだった。

「セカンドエプロンの存在によって、これからは優秀な選手が制限付きFAでチームを移るような難しい判断が増えてくると思う」

— ティム・マクマホン [63:02]

今季は若手の育成に充てながら、来夏のトレード市場やFA市場で積極的に動くチームになるという展望を示し、ブーザーを中心とした新時代の始まりだと締めくくった。

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