ブレイザーズ、ロンドンでの大勝を支えた層の厚さと短いスティント戦略
Portland Trail Blazers インタビュー(2026年10月12日配信)でマイカ・ノリHCがライオンズ戦(119-66)の試合後会見に応じた。
ブレイザーズのインタビュー(2026年10月7日)でマイカ・ノリが語った
チームブレイザーズ
Portland Trail Blazers インタビュー(2026年10月7日配信)でマイカ・ノリがプレシーズン初戦の方針を語った。
ヘッドコーチ代行としてチームを率いるノリは、ローテーションの考え方、注目すべき選手の融合、キャンプで目立った若手の成長、そして指揮官としての日々の実感まで、約6分間のメディア対応で幅広く話した。
プレシーズン初戦のプレータイム配分について、ノリは全員を出場させる方針を明かした。プレシーズンが4試合しかなく、そのうちバックトゥバック(連戦)も含まれるため、限られた機会で全選手を見る必要がある。前半は通常のローテーションで回し、後半は各選手に1スティントずつ与える形で、大半の選手が18〜20分のプレータイムになる見込みだと説明した。
「全員出場させるつもりです。ゲームが4試合しかなくて、しかも連戦もあるので、選手たちと話した感じだと、たぶん前半は通常のローテーションで回して、後半はみんな1スティントずつ出す形になると思います」
— マイカ・ノリ [00:12]
スターティングラインナップについては「あまり深く読まなくていい」とし、スタート・中盤・終盤で最適な組み合わせを探している段階だと述べた。プレシーズンを通じてラインナップを変える柔軟性はあるとしつつ、まず初戦の組み合わせを見てから判断する姿勢を示した。連戦で全員が両日出場するとは限らないため、結果的に異なるラインナップになる可能性が高いと見ている。
「その柔軟性はあると思いますが、まずは明日のラインナップを見てから、他の4試合でどうするか考えていく感じになると思います」
— マイカ・ノリ [01:13]
プレシーズン初戦で確かめたいことを聞かれたノリは、昨季プレーオフに出場したロスターにジャ・モラントとデイミアン・リラードという2人のダイナミックな選手がどう融合するかを一番の関心事に挙げた。昨季すでにプレーオフチームだった土台に、得点力のある2人が加わったことで、チームの形がどう変わるかを見極めたい考えを示した。
「去年プレーオフに出たこのグループに、ヤとデーンという2人のダイナミックな選手がどう溶け込むかが一番気になりますね」
— マイカ・ノリ [01:13]
デニ・アブディヤについては、昨季終盤にケガ人が続いた影響で攻撃面に頼りきりになっていたが、今季はモラントとリラードの加入でその負担が軽くなるため、よりツーウェイ(攻守両面)の役割を求めていると明かした。ノリは「今年はそこまでしなくていい」と述べ、アヴディヤがディフェンス面でも力を発揮できる環境が整ったことを歓迎した。さらに、NBAレベルのミニッツをプレーできる選手が9〜12人いるとし、全員にきちんと出場時間を見つけるのが「いい意味で難しい」と語った。
「全員にきちんと出場時間を与えようとするのは、いい意味でなかなか難しいですね」
— マイカ・ノリ [02:15]
層の厚さがロスター編成の悩みになるほどだという発言は、昨季からの戦力上積みへの手応えを物語っている。
練習中にチームのビジョンが形になった場面があったかと聞かれたノリは、「何度もあった」と即答した。具体的には、モラントのペイントアタック、リラードのキャッチ&シュートやトランジション、ドノバンのリムプロテクト、タマニの万能なカバーリング、ドリューの「スイスアーミーナイフ」的な働きを挙げた。
そのうえでとくに名前を出したのがスクート・ヘンダーソンとシティ(シェイドン・シャープとみられる)の2人だった。ノリは他の選手のキャンプが悪かったわけではないと前置きしたうえで、「安定感」という点でこの2人がずっと高いレベルを維持していたと強調した。
「安定感という面で、この2人はずっとコンスタントに高いレベルを維持していて本当によかった」
— マイカ・ノリ [02:27]
若手の成長がチームの底上げに直結する今季、ヘンダーソンとシャープが攻守両面で一貫したパフォーマンスを見せたことは大きな収穫といえる。ノリが個別に名前を挙げて評価した点からも、この2人がレギュラーシーズンでローテーションの中心に入る可能性がうかがえる。
ヘッドコーチとしてチームを率いた感想を聞かれたノリは、「傲慢に聞こえるかもしれないが、思ったより楽だった」と率直に答えた。その理由として真っ先に挙げたのがベテラン選手たちの存在だった。
「選手たちが受け入れてくれていて、コーチングをさせてくれています。本当にいいベテランがいて、練習から全力でやってくれる選手もいます」
— マイカ・ノリ [03:28]
ノリは、試合ではうまくても練習を流してしまう選手が意外と多いなか、このチームにはそれが全くないと語り、練習の競争レベルが上がっていると強調した。加えて、ジェイ・トリアーノ、Q、ギル、マイクの4人のアシスタントコーチとサポートスタッフの存在が大きいとした。ステーション練習で複数のグループに分かれて効率的に進められるため、自分の声だけが響く状態を避けられていると説明した。
「かなり分担してやっているので、私の声だけが飛んでいる状況にはなっていません。ステーションを分けて複数のことを同時並行でやることで効率が全然違う」
— マイカ・ノリ [03:28]
「チャーリー・ブラウンの先生みたいに私の声だけがずっと聞こえる状態にはしたくない」というユーモアを交えながら、コーチ陣全体でチームを動かす体制が機能していることへの手応えを見せた。バスケットボールの部分については「本当に恵まれたグループを持てている」と述べ、想定外のことは時間のやりくりに関するものだったと振り返った。
「もちろんやるべきことはまだたくさんあるし、想定外のこともありましたが、それは主に時間の問題で、こなしていくしかない。バスケの部分に関しては、本当に恵まれたグループを持てています」
— マイカ・ノリ [03:28]
日々のスケジュールについても、選手たちが施設にいる午前8時半から午後2時の間はオフィスにこもらず選手とのコミュニケーションに充てるため、早朝に出勤して個人の準備を済ませていると明かした。1日の密度は予想以上だが、それは前向きな意味でのことだと語った。
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