ラプターズ主力3人がプレシーズン第2戦の手応えを語る
Toronto Raptors インタビュー(2026年10月11日配信)でラプターズの主力3人がクリッパーズ戦を振り返った。
ラプターズのインタビュー(2026年10月7日)でカイル・アンダーソンが語った
Toronto Raptors インタビュー(2026年10月7日配信)で選手・HCがシーズンへの意気込みを語った。
カイル・アンダーソンはカワイ・レナードとの再会やチームの雰囲気について、RJ・バレットは個人目標やオリンピックをめぐるルー・ドートの発言への見解を述べた。ダルコ・ラヤコビッチHCはポジションレス・バスケの狙い、ルーキーへの期待、コーチングスタッフの変更理由を明かした。
アンダーソンはサンアントニオ・スパーズ時代に4年間レナードとともにプレーした。記者から再び同じチームでプレーする感触を聞かれると、アンダーソンはレナードの実力も人間性も当時から変わっていないと即答した。「違いは感じない」と切り出し、昨シーズンのクリッパーズでの活躍を根拠に挙げた。
「今もリーグ屈指の選手の一人で、すごく高いレベルでやり続けてる。去年クリッパーズでやったこと見ればわかりますよ。本当に大して変わってないですね」
— カイル・アンダーソン [00:06]
人間的に変わったかという問いにも「相変わらず同じ『なぜ』を持ってる」と答え、プレーヤーとしても人としても一貫した姿勢を強調した。長いブランクを経ての再会にもかかわらず、すぐに信頼関係を取り戻せている様子がうかがえる。
「サンアントニオで4年一緒にやって、それから今に至るわけですけど、うん、ほんとに変わってないですね。同じ人間、同じやつです」
— カイル・アンダーソン [00:25]
アンダーソンはラプターズの雰囲気について、かつて在籍したメンフィス・グリズリーズとの共通点を指摘した。若手選手同士がコート外でも仲が良く、夏の間も多くの時間を一緒に過ごしていたという。ウェイトルームでふざけ合い、話し合う日常がコート上のケミストリーや勝敗への対応力につながると語った。
「コート外でものすごく仲が良かったメンフィス時代のチームをすごく思い出しますね。若い選手たちのチームワークを見れば一目でわかる。みんな息が合ってる。お互いが好きなんです」
— カイル・アンダーソン [00:46]
さらにアンダーソンは、メンフィス時代にジャレン・ジャクソンJr.やジャ・モラントの世代を学んだように、今はコルビー(CMB)ら22歳の若手と新たな関係を築いていると話した。自分から押しつけるのではなく、若手の世界に入っていくスタイルを大切にしていると語り、「『これ聴け』『このJay-Zを聴け』なんて言ったりしない」と笑いを交えた。
「今度はコルブとCMBとかの全然新しい世代ですよ。この子たちは22歳なんですから、それには驚きますよね。だから一緒に時間を使っていますよ」
— カイル・アンダーソン [03:03]
ラジャコヴィッチHCからどんな役割を求められているかという質問に、アンダーソンは具体的なポジションを挙げた。センター(5番)、パワーフォワード(4番)、ボールハンドラーと、幅広い対応を求められていると明かした。近年のNBAがスモールボールの5番にシフトしている流れにも触れ、「クラブのために何でもやることは苦にならない」と適応力を示した。
「ダルコとそのことを話しました。彼は『センターもパワーフォワードもやれるよう準備しておいてほしい、ボールを運ぶことも含めてね』と言っていました」
— カイル・アンダーソン [05:21]
ラジャコヴィッチHCも別の場面でアンダーソンについて「声の出し方」「ディフェンス面での競争心」「リバウンド」「プレーメイク」「カッティングの能力」を挙げ、毎日これだけ多くのことをこなして周りの全員を助けていると評価した。メンフィス時代のエピソードとして、コロナ禍でテイラー・ジェンキンズHCが不在の試合で自分がインバウンドプレーを描いたが、アンダーソンが賢くポジションを取りダンクにつなげてくれたおかげで名采配に見えたと笑いながら振り返った。ベテランのバーサタイルさに対する首脳陣の期待の高さがうかがえる。
「声の出し方、ディフェンス面での競争心、リバウンド、プレーメイク、カッティングの能力。毎日これだけ多くのことをこなしていて、それが周りの全員を助けている」
— ダルコ・ラヤコビッチ [15:12]
バレットは今シーズンの個人目標を聞かれ、最初に「チームの勝利に貢献してプレーオフに進む」と答えたが、すぐに言い直して優勝を目標に据えた。
「今シーズンは、チームの勝利に貢献して、プレーオフに進むこと。いや、チャンピオンを獲りに行く。それが目標です」
— RJ Barrett [10:19]
レナードとアンダーソンの加入でプレーオフ経験のあるベテランが加わったことに触れ、若手も含めた全員が成長していると手応えを語った。経験はプレーオフで絶対に活きるとしたうえで、レナードやアンダーソンといった経験豊富な選手が助けになると述べ、若手選手たちも自分自身も成長を続けていると強調した。チーム全体が正しい方向に進んでいるという認識を示した。
バレットはチームメートのジャマールについても高く評価した。記者が「チーム全体がジャマールを中心にまとまっているように見える」と水を向けると、バレットは毎日ニコニコしてエネルギー全開で入ってくると表現し、コート上でもハードワークしチームをリードしていると称えた。普通は誰でも調子の悪い日があるのに、ジャマールにはそれがないと驚きを見せた。
「単純にいいエネルギーを持ってる人っているんですよ。それが毎日続くんです。『どうやって毎日これができるんだろう』って不思議になるくらいです」
— RJ Barrett [08:54]
記者がルー・ドートの「金メダルはNBA優勝より価値がある」という発言についてバレットに見解を求めた。バレットは「どちらも経験したことがない」と前置きしつつ、国を代表して戦うことには独特のプライドがあると答えた。NBA優勝はお金を稼ぐ仕事の延長にあるが、代表チームでの戦いには報酬が絡まないからこそ、違う種類の誇りが宿ると語った。
「自国のために戦うとなると、やっぱりちょっと違うプライドがあると思うんですよ。まずお金のために戦うわけじゃないし、それに、そこが自分の生まれた場所ですから」
— RJ Barrett [11:15]
カナダが大好きだと語るバレットは、ラプターズでの優勝なら「地元だから特別な意味を持つ」と付け加えた。どちらが上とは断言せず、NBA優勝にもオリンピック金メダルにもそれぞれ違う重みがあるという立場を取った。記者がバレットのエネルギーについて掘り下げようとすると「俺はただのまったりした人間ですから」と笑って受け流し、インタビューの空気を和ませた。
ラジャコヴィッチHCはポジションレス・バスケットボールの利点と難しさの両面を語った。ヨーロッパでは1番から5番まで役割を割り振るのが一般的だが、ラプターズではスコッティ・バーンズが4番で始めて1番や5番も務め、レナードも3番から4番へ移るという。
「でもここでは、スコットが4番でスタートするけど、次の瞬間には1番に動いて、5番になる。カワイは3番だけど、別のラインナップでは4番になる。それだけ入れ替えが効くんです」
— ダルコ・ラヤコビッチ [16:18]
この仕組みにより攻撃が予測不可能になり、守る側はスイッチするかどうかの判断が難しくなる。一方で選手同士がお互いの癖や得意なプレーを理解し合うにはケミストリーの構築に時間が必要だと認めた。記者が「実行するにはかなり高いバスケIQが求められる」と投げかけると、ラジャコヴィッチHCはエゴのない選手たちが積極的に学ぼうとしている姿勢を強調した。レナードとの連携を最優先に据え、まずボールをレナードに渡すことに集中し、周囲の選手がレナードのポジションや動き方に慣れていく段階だと説明した。
「学ぼうとする選手たちがいて、エゴもなく、お互いのことを本当に理解しようとして、誰が何をして、どうやって補い合えるかを考えてくれている」
— ダルコ・ラヤコビッチ [17:32]
守備面でも複数の選手が同じポジションを守れるスイッチャブルな陣容は「コーチとしてはぜいたく」だと述べ、高いバスケIQを持つ選手が揃っていることへの手応えを示した。
ラジャコヴィッチHCはドラフト指名選手のアランについて、大学からNBAへの適応の難しさに触れながらも即戦力としての期待を明かした。カレッジからNBAに入った選手はどれだけ才能があっても最初から最もフィジカルの強い選手にはなれず、毎日の練習方法、トリートメントの意味、体のケア、栄養管理と学ぶことが多いと説明した。かつては練習後に授業に行けばよかったが、今は「正社員として働いている」状態だと表現した。
「まだトレーニングキャンプ中ですし、今の試合はすべて私たちが持っている選択肢を評価するためのものです。彼はすぐにローテーション入りを争えると思っています」
— ダルコ・ラヤコビッチ [19:35]
記者が905(Gリーグ)での育成プランを尋ねたのに対し、ラジャコヴィッチHCは905ありきではないと返した。「水に飛び込まないと泳ぎ方は学べない」という比喩を使い、ルーキーを積極的に起用する方針を示した。トレーニングキャンプの評価次第で即ローテーションに組み込む可能性を残しており、段階的な育成よりも実戦での成長を重視する姿勢が鮮明になった。
コーチングスタッフの変更について聞かれたラジャコヴィッチHCは、オフシーズンにスタッフ全体を詳細に評価した結果、経験豊富なアシスタントコーチをもう一人加えるべきだという結論に至ったと説明した。ヘッドコーチとしての役割は「チームにとって最善のものを提供すること」だと述べ、今後数年間にわたるチームの方向性を見据えた判断だったと語った。ちょうどサイラスACが空いていたため招聘を決めたという。
「彼をチームに迎え入れ、リーグの他のヘッドコーチたちと話してみると、みんなが口をそろえて彼のことを絶賛していました。だから、彼を招くのはとても簡単な決断でした」
— ダルコ・ラヤコビッチ [20:38]
リーグ内の複数のHCに意見を聞いたところ全員がサイラスACを高く評価していたことが決め手になった。ウェイドACとの交代という形だが、ラジャコヴィッチHCは個人への批判には触れず、あくまでチーム強化のために経験値を加える必要があったという組織的な判断として説明した。
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