ウォリアーズのプレシーズン、新オフェンス、レブロンのヘリ契約を語る
The Draymond Green Show(2026年10月10日配信)でドレイモンド・グリーンがウォリアーズのプレシーズン序盤を振り返った。
The Draymond Green Show(2026年10月11日配信)でデニ・アブディヤが語った
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The Draymond Green Show(2026年10月11日配信)でドレイモンド・グリーンがデニ・アブディヤをゲストに迎えた。
アブディヤは昨シーズン、ポートランド・トレイルブレイザーズで平均24得点7リバウンド7アシストを記録し、初のオールスターに選出された。COVID禍でのNBAデビューの苦労から、チョーンシー・ビラップスの一言で開花したきっかけ、初のプレーオフ体験、そして今季デイミアン・リラードとジャ・モラントという2人のオールスターガードと組む展望まで、約49分にわたって語り合った。
2020年のNBAドラフトはCOVID禍の影響でニューヨーク市での式典が中止となり、ロッタリー候補の選手同士が顔を合わせる機会もなかった。アブディヤのドラフトは11月にずれ込み、イスラエルの自宅で朝4時に家族や友人と指名を見届けた。グリーンが当時、アブディヤの背後に並んでいたワインのボトルについてツイートしたエピソードも披露された。
「DCに来ると、寒い季節の頃はゴーストタウンみたいで、外に誰もいない。ちっぽけなホテルの部屋に閉じこもって、ジムに行くと全員がマスクをしていて、ちゃんと挨拶もできない」
— デニ・アブディヤ [01:13]
アブディヤは海外出身の自分にとってとりわけ厳しいスタートだったと振り返った。社交的な性格にもかかわらず、新しいチームメートと関係を築けず、毎日検査を受けてホテルの部屋に缶詰めになる日々が続いた。マスクが外れた日には同僚の顔が分からず、「顔の下半分って人を認識するのにすごく大事なんだな」と感じたという。グリーンは同じドラフトクラスのジェームズ・ワイズマンの境遇にも触れ、大学を追い出されて1年間トレーニングだけしていたところにCOVIDが重なった苦労に理解を示した。アブディヤはこの世代から早期に引退した選手もいたと指摘し、COVID世代の影響が過小評価されていると語った。
「乗り越えられなかった選手もいたと思う。キャリアに影響した選手もいただろうし、みんなそのことを忘れてる」
— デニ・アブディヤ [04:14]
ワシントンからトレードされてポートランドに来た当初、アブディヤは苦しんでいた。新しいチーム、新しい環境に馴染めず、自分らしいプレーができなかった。そこで当時のヘッドコーチ、チョーンシー・ビラップスが声をかけた。
「チャンシーが来て、『お前はいいリバウンダーなんだから、リバウンドを取るたびに前に出ろ、プッシュしろ』と言ってくれた。それからはそれだけに集中するようにした」
— デニ・アブディヤ [10:37]
リバウンドからトランジションを自分で仕掛けることだけに集中したところ、「やればやるほどすべてが開いていった」と振り返った。シーズン後半にはオフェンスの大半を自分がさばくようになり、10〜15試合を終えた時点で平均24〜25得点を記録していることに自分でも驚いた。グリーンもこの話に強く共感し、自身のキャリアでもリバウンドからトランジションに持ち込むことがプレーの鍵だったと明かした。ステフ・カリーやクレイ・トンプソンへのトランジション3ポイントでリズムに乗る感覚はアブディヤと同じだという。グリーンはさらに、リバウンドを取らない若手が多いことを指摘した。
「このリーグでポテンシャルはあるのにリバウンドを取らない若手がどれだけいるか、ってことだよ。俺より高く跳べるやつ、俺より速く走れるやつ、お前みたいに速いやつ、でもリバウンドを取らない」
— ドレイモンド・グリーン [14:34]
リバウンドを取らなければトランジションに持ち込む機会自体が生まれず、コーチに能力を見せるチャンスも失われる。それが認められてはじめてハーフコートオフェンスに組み込まれていくとグリーンは説いた。アブディヤは前HCのティアゴ・スプリッターにも感謝を述べ、「俺のベストシーズンはスプリッターがコーチのときだった」と付け加えた。
グリーンが「NBAでオールスターになれると初めて実感したのはいつだったか」と問いかけた。グリーン自身は2年目にクリッパーズとの7戦シリーズで平均20得点10リバウンドを記録したとき、ナイキ担当のエイドリアン・ステリーに「俺はこのリーグでオールスターになれる」と言ったエピソードを紹介した。
アブディヤの答えは異なり、「オールスターに選ばれるかもしれないと思った瞬間はなかった」と正直に語った。ただ、自分の中に何かがあると感じた瞬間はあったという。
「ニューオーリンズ戦でキャリアハイの43点を取ったときがまさにそれだった。1試合だけとはいえその数字に届いたなら、まだ自分でも気づいていない何かがあるのかもしれないって感じたんだ」
— デニ・アブディヤ [11:38]
グリーンのように7戦シリーズで確信を得たわけではないが、82試合をコンスタントにこなせるか分からなかった不安が、ポートランドでの成功を通じて少しずつ確信に変わっていった過程を語った。
アブディヤは初のプレーオフ体験について振り返った。プレーインでフェニックスを倒して7シードを獲得した後、OKCとサンアントニオという2チームと対戦した。どちらもフィジカルなチームで、とりわけスパーズにはリムにウェンバンヤマがいて、若くて守れるガードも揃っていた。
「ファンの人たちは、俺たち選手がプレーオフでどれだけ違う体験をしているかを正直あまりわかっていないと思う」
— デニ・アブディヤ [20:49]
レギュラーシーズンのようにフィジカルに攻めてファウルを稼ぐだけでは通用せず、「その場その場で対応策を考えないといけなかった」と痛感したという。この経験がオフシーズンの取り組みを変えるきっかけになった。
グリーンはプレーオフの各ラウンドで難易度が跳ね上がることを具体的に説明した。
「ラウンド2に上がったとき、デニ、お前が一番得意にしていること、それを完全に消しにくる。何であれお前の武器を、ラウンド1とは比べ物にならない規律でラウンド2のチームは完全に封じてくる」
— ドレイモンド・グリーン [22:45]
カンファレンスファイナルでは得意技のカウンターまで消され、NBAファイナルでは互いの手の内を完全に知り尽くした状態で戦うことになるとアブディヤに伝えた。アブディヤのフィジカルなプレースタイルはプレーオフ向きだとも評価し、「コンタクトを求めてリズムを作るタイプの選手」と称えた。
グリーンが「スパーズがお前たちを倒した後、優勝すると思ったか」と問うと、アブディヤは率直に「OKCに勝つとは思ってなかった」と答えた。ただし、スパーズがOKCを破ったのを見た時点では「いけるかも」という感覚が芽生えたという。話がファイナルのニックスに移ると、アブディヤは対戦カードの見立てを語り始めた。
「ニックスのチームも、正直過小評価されてたと思う。タレントレベルを見ると、ディフェンス力、大きいボディ、シュート力、スパーズにとって手強い相手だった」
— デニ・アブディヤ [26:31]
ニックスにはディフェンス力、フィジカルの強さ、そしてシューティングの質が揃っており、スパーズを相当苦しめるだろうと見えていたとアブディヤは分析した。実際に「ニックスが相当苦しめるだろうなってわかってたし、スパーズにとって楽な道じゃないのは見えてた」と断言しており、プレーオフで直接対戦した経験を踏まえたうえでの評価だった。グリーンもこの見方に同意し、ファイナルの対戦カードについてさらに話が広がった。アブディヤ自身はスパーズに敗れたものの、1勝を挙げてスウィープを免れた経験と、そこから学んだプレーオフの厳しさが、この冷静な分析の土台になっていた。
グリーンがアブディヤを「イスラエル史上最高のバスケットボール選手」と評し、その意味を問うた。アブディヤはオールスターになることは「想定外だった」と正直に認めた。異なる国、異なるメンタリティから大舞台に来て、先のことは考えず毎日を積み重ねてきたという。
「イスラエル全体が、俺が18、19のころから毎試合見てくれてる気がして、毎朝3時、4時に起きて俺の試合を見て、俺が苦しむのを見て」
— デニ・アブディヤ [28:49]
10試合連続無得点の時期、ベンチに下がった時期も含め、ファンと共に歩んできた旅路に深い感謝を示した。イスラエルに帰国すると街中で「お前のせいで夜が台無しだ、仕事に行ったらもう目の下にクマができてた」と声をかけられるという。アブディヤは「人々がわざわざ睡眠を犠牲にして自分のプレーを見てくれてる。言葉では言い表せない」と語り、国全体を背負ってプレーしている感覚があると明かした。グリーンも地元ミシガン州サギノーでの経験と重ね合わせながら、ただし自分の場合はLAに行けばレイカーズファンばかりで温度が変わるのに対し、アブディヤは国全体からの愛情を受けている点が違うと指摘した。
番組後半ではクイックファイヤー形式で複数の質問が飛んだ。リーグで最もフィジカルに強い選手としてアブディヤはPJ・ワシントンとパオロ・バンケロの名前を挙げた。単なる筋力ではなく、フィジカルを恐れず使う「デミーナー(気迫)」が重要だと述べた。グリーンはジェイレン・ダーレンを推したが、アブディヤはダーレンとはあまり対戦していないため実感がないと答えた。
他の選手から盗みたいスキルにはドリュー・ホリデーのディフェンスを挙げた。ガードからセンターまで守れる能力とオフボールでの正しいポジショニングを高く評価し、「ルカのステップバックほどセクシーじゃないけど、ガードのディフェンスを身につけたら全然違う」と語った。
最も守りにくい選手にはニコラ・ヨキッチを選んだ。
「ヨキッチにスイッチするたびに、『何をすればいいんだ』ってなるんだよね。俺も強いほうだけど、あいつも強くてスマートで、しかも体が柔らかくて、体に当たっても転がり抜けてくる」
— デニ・アブディヤ [42:29]
あらゆる角度からフローターを決めてくるヨキッチは「リーグで間違いなく一番マークしにくい選手」だとグリーンも同意した。最も得点しにくいディフェンダーにはスパーズのステフォン・キャッスルを挙げ、速さとフィジカルの強さに加え、背後にウェンバンヤマがいることでさらに厄介になると付け加えた。
5対5のピックアップゲームで最初に指名する選手にもヨキッチを選択し、得点・リバウンド・パスすべてができる万能性を理由に挙げた。グリーンも「ほぼ全員が同じ答えにたどり着くと思う」と同意し、シェイやステフを選ぶ人もいるだろうが、コンセンサスはヨキッチになるだろうと締めくくった。
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