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NBAと選手会の交渉続く

ウェアラブル端末の試合中使用、選手側は契約交渉への悪用を懸念とシルバーが明かす

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/ 5日前
コートサイドに立つ人物の後ろ姿
イメージ画像(AI で生成)

NBAのアダム・シルバーコミッショナーがマカオで、ウェアラブル端末の試合中導入について選手会との交渉が続いていることを明かした。選手側はデータが契約交渉に利用されることを懸念している。

NBAのアダム・シルバーコミッショナーは、マカオで開催されたNBAグローバルゲームズに合わせてCNBCの取材に応じ、ウェアラブル端末の試合中使用について選手会(NBPA)と継続的に交渉していることを明らかにした。選手側はデータが契約交渉の材料に使われることを強く警戒しており、合意には至っていない。

シルバーは「選手たちはウォームアップ中や日常生活で端末を身につけており、睡眠の記録などに活用している」と述べたうえで、「試合中だけ着けていないのは理にかなわない」との認識を示した。一方で選手会の懸念にも理解を示し、「データの使い方について合意を見つけなければならない」と語った。

選手側が恐れる「数百万ドルの差」

シルバーによれば、選手側の最大の懸念は、パフォーマンスの低下や身体の衰えを示すデータが球団側に渡った場合、契約交渉で不利な材料として使われる可能性があるという点である。「選手のスピードが落ちているといったデータが交渉に使われることを心配している。その気持ちは理解できる」とシルバーは説明した。

選手にとっては、わずかなデータの解釈の違いが提示額に数百万ドル規模の差を生む恐れがある。球団がデータを自らに有利な形で用いれば、選手が期待する金額と実際のオファーの間に大きな隔たりが生じかねない。

リーグが進める技術革新の一環

ウェアラブル端末の導入交渉は、NBAが進めるテクノロジー活用の流れの一部である。シルバーはこの夏、判定業務へのAI導入計画も発表しており、アウトオブバウンズや2点・3点の判定といった客観的な判断をAIに委ね、審判が接触プレーなど主観的な判断に集中できる体制を目指すと表明している。

NBAはこの夏、カワイ・レナードに関するサラリーキャップ不正問題への対応、リーグ拡張の検討、タンク防止のためのロッタリー確率変更など、複数の大きな課題に取り組んできた。ウェアラブル端末をめぐる交渉もその一つであり、選手のプライバシー保護と競技の近代化をどう両立させるかが焦点となる。現時点では選手が1日約22時間端末を装着しながら、試合の2時間だけ外すという状態が続いており、シルバーは「何らかの合意に達するだろう」と見通しを示した。

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