ナズ・リードがブランドン・ミラーにエドワーズ級の飛躍を期待、「このチームの中心」と語る
ホーネッツに加入したナズ・リードが、ブランドン・ミラーにかつてのチームメイト、アンソニー・エドワーズと同じ飛躍ができると期待を寄せた。ミラーは2億ドル超のルーキースケール延長も見込まれている。
ホーネッツのインタビュー(2026年10月12日)でブランドン・ミラーが語った
Charlotte Hornets インタビュー(2026年10月12日配信)でブランドン・ミラーがバックス戦後の囲み取材に応じた。
打撲からの復帰後2試合目となったこの試合について、ナズ・リードとのツーマンゲームの仕組み、チーム全体で29アシストを記録したオフェンスの要因、シオン・ジェームズの成長、夏に加わったベテランたちの存在感を語った。
記者からナズ・リードとのツーマンゲームについて聞かれたミラーは、相手チームが自分からヘルプに行けない構造がリードに有利な1対1を生んでいると説明した。リードをポストに入れる場面が多く、ペリメーターにミラーがいるためディフェンスはヘルプに寄りにくい。その結果、リードが小柄なガード相手にサイズのミスマッチを突ける展開が生まれると語った。
「たいていのチームは自分からヘルプに来られないので、ナズがワンオンワンで有利になります。自分たちはナズを信頼していて、ああいった小柄なガードとのワンオンワンに強いと思っています」
— ブランドン・ミラー [00:51]
さらに試合後半の質問では、この構造がミラー自身のワンオンワンの機会も広げることに話が及んだ。記者がミラーやコン、コビーらがいるためナズからヘルプに行けない特殊な構造について尋ねると、ミラーは小柄なディフェンダーや動きの遅いディフェンダーに対してアドバンテージを取れるスペースが生まれると答えた。ペリメーターにシューターが並ぶことで自分の動ける範囲が広がり、ヘルプが来ればパスからスリーポイントにつなげられるという仕組みを説明した。
「もしヘルプに来たなら、素早くパスを出してスリーにつなげられる。自分へのヘルプが来ればそれはそれでいい、ということですね」
— ブランドン・ミラー [04:32]
ホーネッツのオフェンスは、ミラーとリードのどちらかを捨てなければならない2択をディフェンスに突きつける設計になっている。ミラーを守ればリードがポストでワンオンワンを制し、リードにヘルプを寄せればペリメーターのシューターにパスが回る。どちらに転んでもホーネッツに有利な展開が生まれる構造を、ミラー自身の言葉が裏付けた。
この試合ではチーム全体で29アシスト、フィールドゴールの約4分の3がアシストからの得点だった。記者が開幕戦よりターンオーバーが少なかった要因を尋ねると、ミラーはまず自分たちの強みに徹したことを挙げた。キックアヘッドパスによる速い展開を高い精度で実行できた点がその中心にあり、速攻で攻めるだけでなく、速さを見せることで相手のカバレッジを崩し、そこからハーフコートオフェンスに切り替える判断も的確だったと振り返った。
「速くプレーすることで、相手チームがカバレッジを変えざるを得なくなることもある。だから速く攻める選択肢を持ちながら、いつハーフコートのゲームに落とすかを分かっているのが、自分たちにとって常にアドバンテージになっていると思います」
— ブランドン・ミラー [01:33]
速攻一辺倒ではなく、速さを見せることで相手の守り方を崩し、その反応を見てテンポを使い分ける。29アシストという数字の裏には、この判断力がチーム全体に浸透していることがうかがえる。ミラーは「自分たちの強みに徹してプレーした」と繰り返しており、スタイルへの自覚と、それを試合の中で調整する力の両方に手応えを感じていた。
シオン・ジェームズがポイントガード的な役割で多くボールを持っていた点について、記者が昨シーズンからの成長を尋ねた。ミラーはボール運びへの信頼はもちろんだが、それ以上にディフェンスとリーダーシップの成長を強調した。ジェームズは相手のベストプレーヤーを守れるフルコートディフェンダーであり、若いながらも声でチームを引っ張るボーカルリーダーだと評価した。
「素晴らしいディフェンダーで、フルコートでも守れる。それだけじゃなく、若いリーダーでもあって、それはNBAでは本当に価値があることです」
— ブランドン・ミラー [02:12]
ミラーはジェームズの強みとして、毎日の準備の姿勢が際立っている点を挙げた。ポイントガードとしてボールを運ぶ技術に加え、相手エースへのディフェンスと日々の取り組みがリーダーシップの土台になっているという見方を示した。NBAでは若い選手が声でチームを動かせること自体が大きな価値を持つと語り、ジェームズの存在がチーム全体の底上げにつながっていることを印象づけた。
この夏にグレイソン・アレン、ロイス・オニール、リー・マクニーリーが加わったことについて、ミラーは夏から一緒に過ごして初日から絆を築いてきたと語った。特にアレンやリードのようなプレーオフ経験のあるベテランが、若手にとってプレーオフレベルの試合やうるさいアウェー環境への準備を教えてくれる存在だと強調した。
「自分たちが目指しているようなプレーオフを経験した選手たちがいることで、若い自分たちがプレーオフレベルの試合や、かなりうるさいアウェーゲームに向けて準備できる」
— ブランドン・ミラー [02:52]
記者がオニールのポンプフェイクについて学んだことはあるかと冗談交じりに尋ねると、ミラーはスリーポイントに関してはオニールのほうが自分より上手いと素直に認めた。そのうえで、オニールは常にパスの意識が高く正しいバスケをする選手だと評し、10〜12年のキャリアを持つベテランがそばにいることの意味を語った。
「10年、12年のベテランが近くにいることは、自分たちにとって本当にプラスで、彼はゲームのすべてを経験してきた。自分たちが目指している場所にたどり着くために何が必要かを知っている」
— ブランドン・ミラー [03:35]
ミラーはチームの第一オプションとして打撲から復帰した自身の状態についても、フィーリングの問題だと率直に語った。チームからの信頼を感じながら、自分の好きなプレーを見つけることが核にあるという。毎ポゼッション全力でプレーしながら自然体でいることが自信につながると話し、復帰後も変わらない姿勢を見せた。
「全力で、毎ポゼッション110%の力を出しながら、自分らしく自然にプレーすること、そして勝利につながるプレーを積み重ねることが大事だと思っています」
— ブランドン・ミラー [00:21]
バックス戦後のミラーの言葉からは、リードとの2メンゲームの構造的な強み、速攻とハーフコートの判断力、ジェームズのディフェンスとリーダーシップ、そして夏に加わったベテランたちが若いチームの基準を引き上げている手応えがはっきりと伝わった。
「自分とナズがいると、いろんな選択肢がありますね。ポストにかなり入れることもできます」
— ブランドン・ミラー [00:51]
ミラーが繰り返し口にした「信頼」という言葉が、今のホーネッツの空気を象徴している。リードとの連係、ジェームズへの信頼、ベテランたちとの絆──打撲からの復帰2試合目にして、ミラーはチーム全体の手応えを確かなものとして語った。
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