バックス新HC ジェンキンズが語るプレシーズンの狙い――ローテーションは開幕後も流動的
Milwaukee Bucks インタビュー(2026年10月15日配信)でテイラー・ジェンキンズがプレシーズン最終盤の方針を語った。
バックスのインタビュー(2026年10月10日)でテイラー・ジェンキンズが語った
チームバックス
Milwaukee Bucks インタビュー(2026年10月10日配信)でテイラー・ジェンキンズHCがプレシーズンの起用方針と選手評価を語った。
シャーロット戦を控え、レギュラー陣の出場時間の段階的な引き上げ、新加入ヤニへの期待、負傷中のネイトの状況、ライアンのファウルトラブルへの対応、コーマック・ブライアントの評価まで、開幕に向けたチームづくりの全体像が見えるインタビューとなった。
ジェンキンズHCはプレシーズン3試合目のシャーロット戦に向け、最初の2試合に出場した13〜14人を中心に起用する方針を示した。記者から「レギュラー陣の出場時間を伸ばすか」と問われると、段階的に負荷を上げていく考えを認めつつも、プレシーズン最終戦であっても通常のミニッツまでは引き上げないと明言した。レギュラーシーズン開幕週から3連戦・4連戦が控えており、そこに耐えられる体づくりと健康のバランスを取る必要があるためだと説明した。
「プレシーズン最終戦で通常の出場時間に持っていくことは基本的にはしません。できる限り万全な状態でシーズンに入りたいですし、でもコンディションもしっかり上げておきたい」
— テイラー・ジェンキンズ [00:00]
コンディショニングについては「リーグ最高のコンディションを持つチーム」を目標に掲げ、就任当初からサマーリーグのプログラム、自主ワークアウト、練習設計、個別・グループ単位の追加トレーニングを通じて準備を積み重ねてきたと語った。単に走り込みの量を増やすのではなく、練習の中で試合に近い負荷をかけることで実戦的なコンディションを追求する考えを示した。
「試合のために体を作るのであって、コンディショニングのためにコンディショニングをするわけじゃない。だから練習の設計、ゲームシチュエーションへの落とし込み方、フルコートでのスピードや加速の切り替え、そういった全てが関わってきます」
— テイラー・ジェンキンズ [01:01]
新しいロスター・新しいコーチングスタッフで臨む最初のシーズンだけに、メディカルチームとの連携も含めて「進みながら答えを見つけている状況」だと率直に認めた。
記者からヤニの評価を問われたジェンキンズHCは、大学時代から注目してきた選手だと明かした。複数のポジションをこなせるスキルの高いビッグマンで、センターが主戦場ながらプレイメイキングやシューティングにも可能性を感じると述べた。とりわけオフェンスのムーブメントパターンやスキームへの適応の速さを評価し、バスケIQとインスティンクトの高さを強調した。
「オフェンスの動きのパターンやスキームへの対応も速いです。IQが高くて、インスティンクトも良い」
— テイラー・ジェンキンズ [02:02]
ディフェンス面ではハンドワークとボディポジショニングで存在感を出せる選手だと見ており、攻守両面でチームに影響を与えられる人材として期待を寄せた。さらにボールを持ったときのプレーについても言及した。
「ボールを持った時のプレーも無欲で、それをこれからも続けてもらいたいですね」
— テイラー・ジェンキンズ [03:03]
アンセルフィッシュなプレーを今後も求め続ける姿勢を示し、チームの動きの中で機能する選手として育てていく方針が伝わった。
負傷で練習にフル参加できていないネイトについて、ジェンキンズHCは画像検査の結果に深刻な懸念はなかったと報告した。腫れが引くまでもう24時間ほど様子を見る必要があり、そこで見通しがはっきりするという段階だと説明した。ネイト本人は開幕戦への出場を目指しており、チームとしても今後2週間で全力でサポートしていく構えだと語った。
「本人は開幕戦への出場を目指しています。それが叶えばうちとしても嬉しいですし、この先の2週間で全力でサポートしていきます」
— テイラー・ジェンキンズ [03:03]
サマーリーグからの成長が著しいことにも触れ、ドラフト後からずっとチームの施設にいたことも明かした。フル練習に参加できない状況でも全身汗びっしょりになるほどワークアウトに取り組む姿勢を称賛し、「こんなこと抱えてどうするんだ」という後ろ向きな態度は一切ないと語った。
「本当に強いメンタルを持った選手で、折れることがない。メディカルチームの指示を真摯に受け入れながら、今コートでできることをコーチ陣と一緒に模索しています」
— テイラー・ジェンキンズ [03:03]
序盤に負傷が起きたのは残念だが、ネイト自身は落ち込むことなく「ただひたすらその日に向き合って、チームの勝利に貢献できる状態を目指している」とジェンキンズHCは語り、メンタル面の強さにも太鼓判を押した。
ライアンがファウルトラブルに苦しんだことについて記者から問われると、ジェンキンズHCはまず2試合目で修正できていたと評価した上で、シーズン序盤はリーグ全体でファウルが多く吹かれる傾向があると指摘した。そこから「6月末まで同じ基準で吹き続けてほしい」とリーグへの注文をつけた。
「ライアンはポイントオブアタックのディフェンダーとして最高のパフォーマンスを発揮します。相手を乱すディスラプターで、うちが選手たちに求めているプレッシャーをかけ続けられる選手です」
— テイラー・ジェンキンズ [04:37]
ファウルで下がった場面では「改善のチャンス」として話をしたといい、意識を高めつつも守備の勢いは失わないでほしいと伝えた。キャリア序盤から守備でインパクトを残してきた選手であり、オフェンスの成長はこれから積み上げていくものだという位置づけも示した。前の試合では進歩も見られ、守備でチームのトーンを作ってくれていると評価した上で、ジェンキンズHCはライアンに対して今後もどんどん要求していくつもりだと語り、若い選手への期待と負荷を同時にかけていく姿勢を見せた。
コーマック・ブライアントについて問われると、ジェンキンズHCは「飽くなき勝負強さ」を真っ先に挙げた。守備でのフルコートプレッシャー、ボールマンへの執拗なプレッシャー、何度でも全力を出す姿勢といった、チームが求めるディフェンスの原則をすべて体現していると高く評価した。
「オフェンスリバウンドへの積極的な飛び込み、フルコートのプレッシャー、攻守にわたるインパクト、彼のポジションの選手としてさらに上を目指して戦っているわけですが、今シーズンちゃんとした役割を担えると思っています」
— テイラー・ジェンキンズ [05:40]
オフェンス面ではボールなしの動きが自然にできており、スペーシングの感覚に優れていると分析した。その空間認識の良さが3ポイントシューターとしての次のステップにもつながるとの見方を示した。年齢はやや上だが、周囲から尊重されているのはプレースタイルと取り組み方があってこそだと語り、競争心やリーダーシップの芽生えにも言及した。ジェンキンズHCが「常に正しいことに全力を注いでいる選手」と表現したことからも、チーム文化を体現する存在として評価していることがわかる。
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