サンダーの新人オテガ・オウェイがキャンプの手応えを語る、デイグノートHCは「プロトタイプのウイングディフェンダー」と評価
サンダーのトレーニングキャンプ取材(2026年10月10日)で、新人のオテガ・オウェイがキャンプの手応えを語り、マーク・ディグノートHCが育成方針を明かした。
サンダーのインタビュー(2026年10月14日)でマーク・ディグノートが語った

Oklahoma City Thunder インタビュー(2026年10月14日配信)でブルックス・バーンハイザーがプレシーズンを振り返った。
マーク・ディグノートHCとともに、24時間で15分のクラッチタイム経験、Gリーグのベテラン・ゼアへの評価、20点ビハインドからの巻き返し、ジョシュ・ディクスやジャレッドの起用意図、ケンリッチ・ウィリアムズの存在感、そしてオテガ・オウェイの負傷について語っている。
プレシーズンのペイサーズ戦2試合で、延長戦と第4クォーター終盤を合わせて15分間のクラッチタイムを若手が経験した。記者からその意味を問われたバーンハイザーは、これまでNBAレベルでの接戦経験が少なかったことを認めたうえで、プレーオフや勝敗に直結する試合に備える貴重な機会になったと語った。
「リアルなゲーム経験、特にクランチタイムや接戦の場面っていうのは、これまであまり多くなかったので。NBAの本番のゲーム、プレーオフや勝敗に関わる試合で同じような場面が来たときのために、こういう経験を積めるのは本当に良かったと思います」
— ブルックス・バーンハイザー [00:14]
2年目を迎えたバーンハイザーは、クラッチな場面でもっと前に出るつもりかと問われ、「もうルーキーではない」と即答した。1年目が終わって経験が積まれてくると、もっとやりたいという気持ちが出てくると明かしている。今年はしっかり自分のポジションを保てるようになりたいと意気込んだ。
「1年間丸ごと経験できたし、ここにいること自体が最高の環境なので、毎日このメンバーと一緒にいるだけで成長できる感覚があります」
— ブルックス・バーンハイザー [02:19]
さらにバーンハイザーは、昨季チームを離れたルー・ドートやウィギンズが他チームで出場機会を得て活躍する姿に刺激を受けたと打ち明けた。ロスターの入れ替わりがあるたびに「次は自分が助ける番だ」という気持ちが強まり、昨季ベンチから負けを見ていた悔しさが今の意欲につながっていると語った。シュートもディフェンスもあらゆる面で自信がついてきたという。
延長戦で存在感を示したGリーグ・OKCブルーのベテラン、ゼアについて、バーンハイザーとデイグノールトHCがそろって称賛した。バーンハイザーはゼアとの出会いを振り返り、ブルーの最初の数試合でダラスのテキサス・レジェンズに所属していたゼアと対戦し、2試合とも延長の末に勝利した縁を語った。その後約1か月でトレードによりブルーに加入したゼアについて、子供もいる成熟した人格者だと評価している。
「彼はもう完全にプロ中のプロというか、子供も何人かいて、すごく成熟した人間で、ブルーのメンバーにとっても、俺にとっても本当にいい影響を与えてくれています」
— ブルックス・バーンハイザー [00:53]
デイグノールトHCは、ゼアが前夜の後半も当日のレギュレーションも出場していなかったにもかかわらず、延長戦にフレッシュな状態で入って即座に貢献した点を強調した。出番がいつ来るか分からない状況でもコンディションを保ち続ける姿勢を、チーム全体にとっての手本だと位置づけている。
「昨夜は後半に出場しておらず、今日も第4クォーター終了時間まで出ていなかったんです。なのに延長戦で新鮮な状態でコートに入って、しっかり準備ができていた。プロとして準備を怠らないということの素晴らしい手本だと思います」
— マーク・ディグノート [04:26]
試合ではペイサーズに最大20点のリードを許す場面があった。デイグノールトHCは、ペイサーズのペースの速さがスコアの振れ幅を大きくする要因だと分析した。20点差、17点差と離されていても、自分たちのプレーを信じて1ポゼッションずつ戦った結果、前半終了時には3点差まで詰められたと振り返っている。
「20点差から後半開始時にはスリーポイント差、リードしてもおかしくないところまで来ていました。第2クォーターは20点リードしていても20点ビハインドでも、まだまだゲームは残っています」
— マーク・ディグノート [04:56]
デイグノールトHCは試合全体の競争度についても言及し、プレシーズンとしては両チームとも本気で臨んだ内容だったと評価した。怪我から復帰したペイサーズのハリバートンについても、サンダーとのプレーオフシリーズ中に負傷した経緯があるだけに、元気にコートに戻ってきた姿を称えている。
「コートに戻ってきた姿を見られて、しかもあの状態で、本当に嬉しかったです。でも試合としては最初から最後まで締まった内容で、うちにとっても意味のある実戦経験になりました」
— マーク・ディグノート [07:32]
ジョシュ・ディクスがチーム最多リバウンドを記録した試合について、デイグノールトHCは起用の意図を明かした。第1クォーターでは復帰したローテーション選手と組ませ、後半にはシェイ、ケイソン、マーラ、ダブとともにスターターに据えた。既存メンバーとの相性を確認する狙いがあったと説明している。
「攻守両端で本当に安定しているし、正しいポジションを取れている。負けず嫌いで、プレーに正しいスタイルがある」
— マーク・ディグノート [06:41]
前夜はアシストで目立ち、この日はリバウンドで貢献するなど、オールラウンドなプレーを見せている点をデイグノールトHCは評価した。ミスの少なさも強調しており、ローテーション入りの可能性を問われた際には「ローテーションは固定ではなく毎晩流動的」としつつ、ディクスやバーンハイザー、シュトゥルツ、マーラといった選手がそれぞれチームを助ける強みを持っていると答えた。こうしたユーティリティを発揮できる選手の層の厚さが、サンダーのチームとしての特徴だと語っている。
記者から、これまでのサンダーのロスターにも高レベルのスリーポイントシューターはいたが、ドリブルからのスリーにこれほど脅威がある選手はいなかったのではないかと振られたデイグノールトHCは、ジャレッドの存在がチームに新たなダイナミクスを生んでいると絶賛した。
「彼がボールを持つと、電気が走るような感覚があるんですよね。常に脅威で、常にライブ」
— マーク・ディグノート [08:16]
デイグノールトHCはジャレッドの特徴として、ポゼッションの途中でもテンポを変えられる点を挙げた。プレーが停滞しかけていても、ジャレッドの手にボールが渡った瞬間にディフェンスが一気に反応を迫られると説明している。ドリブルからでもキャッチからでもシュートを見つけられるスキルを「エリート」と表現し、自信が揺るがないアグレッシブな姿勢も称えた。この試合では全ショットを決めたわけではなかったが、「常に全開だった」と評価している。
プレシーズン第4クォーターでジェームズ・ジョンソン相手にステップバックスリーを決めたケンリッチ・ウィリアムズについて、デイグノールトHCは「チームのソウルみたいな存在」と表現した。
「負けず嫌いのフープレーで、8月の誰もいないピックアップゲームでも本気で向かっていく。その精神は本当に伝染するし、チーム内の雰囲気を作る上で最高のトーンセッターです」
— マーク・ディグノート [09:25]
30代のウィリアムズは、第4クォーターに主力が退いた後も全力で競い続けていた。練習でも「音量を上げる必要はなく、むしろ抑えてもらうことはあっても下げる必要は絶対にない」とデイグノールトHCは語り、ベテランの競争心がチーム全体に伝染する効果を重視している。
オテガ・オウェイの負傷については、バーンハイザーが仲間への思いを率直に語った。サマーリーグからの数か月で親しくなったオウェイの人間性に触れ、どんな状況でも乗り越えてくれると信じていると明かしている。
「本当に明るい人で、部屋に入ってきただけでみんなの顔が笑顔になるんです」
— ブルックス・バーンハイザー [01:46]
デイグノールトHCもプレシーズンの延長戦で若い選手が負傷した場面を「本当につらい」「きつい場面だった」と短く振り返り、チーム全体がオウェイの回復を願っている様子がうかがえた。
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