開幕前の識者予想、MVPはウェンバンヤマ・エドワーズ・ハリバートンに割れた
2026-27シーズンの開幕を前に、ESPN記者陣と海外ポッドキャストの出演者が示した予想を並べた。MVPは3人に割れ、優勝はサンダーとスパーズに分かれ、ペイサーズの勝利数は44勝と61勝で大きく食い違った。
ティンバーウルブズのインタビュー(2026年10月15日)でアンソニー・エドワーズが語った

Minnesota Timberwolves インタビュー(2026年10月15日配信)でアンソニー・エドワーズがプレシーズンの試合後に記者団の質問に答えた。
相手チームのフィジカルなディフェンスへの対策、ジェイデン・マクダニエルズのオフェンス開花、そして新加入のポイントガード「ディップ」(ジュリアス・ランドル)がもたらすオフェンスの変化について、約5分間にわたって具体的に語った。
記者がプレシーズンでのジェイデン・マクダニエルズの変化を尋ねると、エドワーズはオフェンスへの関与が増えた点を真っ先に挙げた。TJ(チームメイト)とニックス戦後にマクダニエルズの出来に驚いていたというエピソードを記者が紹介すると、エドワーズはその評価をさらに踏み込んだ言葉で裏付けた。
「ジェイデンはNBAで最高の両面プレーヤーの一人、いや最高かもしれない。だからもっとタッチ数を増やして、ボールスクリーンのアクションやクリアサイドで使う」
— アンソニー・エドワーズ [01:19]
ボールスクリーンやクリアサイドのアクションに絡ませ、小さいディフェンダーがつけばポストに入れるという具体的な使い方を示した上で、エドワーズは得点面でも強気な見通しを語った。
「とにかく彼がもっとボールに触ってオフェンスに絡めば、20点、25点なんて余裕で平均できると思う。ゲームの読み方を分かっているんで」
— アンソニー・エドワーズ [01:19]
NBAで最高クラスのツーウェイプレーヤーという評価に加え、平均20〜25点という数字を「余裕で」と断言するあたりに、マクダニエルズの能力への信頼の深さがにじむ。相手チームが守備の弱い選手をマクダニエルズやJKに隠す傾向があるからこそ、そのミスマッチを突く形でタッチを増やせるというのがエドワーズの読みになっている。
相手がフィジカルに来る場面でどうマクダニエルズにボールを届けるかという記者の質問に対し、エドワーズはマクダニエルズがコートにいることを忘れないのが大前提だと答えた。問題の核心は、相手がディップ(ランドル)にフルコートでプレッシャーをかけてくるため、そもそもアクションに入りにくくなる点にあるとエドワーズは説明した。
「ジェイデン自身がプレッシャーをかけられたときにもっとボールを運んで、ハイスクリーンのアクションを自分で起点にした方がいいと思う」
— アンソニー・エドワーズ [01:48]
相手がディップを追い詰めてくるなら、マクダニエルズやJKがボールを持ち上げてハイアクションを始める形にすればよいという提案になっている。エドワーズはフィジカルなディフェンス自体は歓迎すると語りつつも、ディップをボールから切り離そうとしてくる相手への対策をチームとして詰める必要があると強調した。
「どのチームも絶対にフルコートプレッシャーでついて回って、ボールを触らせないように、めちゃくちゃフィジカルに来ると思うから。何とかボールを届ける方法を見つけないといけないですね」
— アンソニー・エドワーズ [02:08]
プレシーズンで見えた課題を、開幕までの1週間でフィルムを通じて詰めていく構えを見せた。
昨シーズン大きな武器となったミッドレンジについて、記者が「今年も同じボリュームで打てるか」と尋ねると、エドワーズはポイントガードのディップがいるため事情が変わると率直に認めた。昨シーズンは第4クォーターに向けて意識的にミッドレンジを狙いにいっていたが、ビッグマンがいて打ちやすかった環境から、今季は4アウト1インのスペーシングへ変わるため、オフザボールでのプレーが増えるという見通しを示した。
「今はポイントガードがいるので、オフザボールでプレーすることが増えそうで。キャッチから1ドリブルのプルアップとか、そういう形になるかな」
— アンソニー・エドワーズ [02:36]
ただし「試合の流れに合わせてプレーする」とも付け加え、状況判断で使い分ける姿勢を崩さなかった。昨シーズンのように自らミッドレンジをハントしにいくのではなく、キャッチ&シュートやキャッチからのプルアップという形に変わっていく。エドワーズ自身のプレースタイルが、ディップを中心に組み直された新しい陣容に合わせて変化しつつあることがうかがえる。
エドワーズの発言全体を貫いていたのは、ディップ(ランドル)を起点にオフェンスを回すという明確な設計思想だった。アヨ・ドスンムやボーンズ・ハイランドもボールを動かしてくれるが、ディップがコートにいるときの楽さは別格だと語った。
「ディップがコートにいると本当にやりやすくて、彼はパスファーストで全員を動かしてくれる」
— アンソニー・エドワーズ [03:03]
開幕まで1週間という段階で、今夜の試合は良い経験だったと振り返りつつ、フィルムでプレッシャーの解消法を研究するとエドワーズは述べた。ディップにスクリーンをかけてフリーにし、ボールを持たせることがチームの最重要課題だと位置づけている。
「彼にアドバンテージがなければ、俺たちにもアドバンテージはない。だから彼には常にボールを持たせて、彼のためにアドバンテージを作り出す必要がある」
— アンソニー・エドワーズ [03:22]
エドワーズ自身もディップのためにスクリーンをかけにいくのが「好き」だと語り、ディップにボールを渡せば自分も簡単にシュートを打てるし全員が楽になると説明した。一方で、ディップがベンチに下がったときの課題も率直に認めた。第2クォーターにオフェンスが停滞した場面について「俺がただコーナーに走っていたから」と振り返り、ディップ不在時は自分がオンボールに戻って全員を動かす必要があると語った。
「スクリーンをかけながら、常に彼を探して、ボールを届けようとしている。彼に渡せば自分も簡単にシュートを打てるし、彼自身も、そして全員が楽にシュートを打てる」
— アンソニー・エドワーズ [03:22]
ディップへの信頼と依存の両面が、プレシーズンの段階ですでにはっきり表れている。最後にディップのリーグ内での評価を問われると「そういうのはあまり気にしてない」と一蹴し、「俺のポイントガードで、心から大好きだし、ここにいてくれて本当に嬉しい」と締めくくった。
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