新戦力の融合が進むクリッパーズ——八村塁が語るチームの手応え
LA Clippers インタビュー(2026年10月13日配信)で八村塁がキャンプの手応えを語った。
LA Clippersのインタビュー(2026年10月21日)でタイロン・ルーが語った

LA Clippers インタビュー(2026年10月21日配信)でタイロン・ルーが開幕前日の練習後に報道陣の質問に答えた。
ハーテンシュタインのスターター起用やルーキーのキートン・ウォレスの評価、八村塁の得点効率、ベン・シモンズの復帰と再負傷について語り、新しいロスターで臨む開幕戦への見通しを示した。
記者からスターター起用への自信を問われたルーは、ハーテンシュタインのスピードとペースをまず挙げた。ビッグマンを置き去りにしてリムまで走る能力がチームにとって大きいと説明し、ピック&ロールでのロブターゲット、キックアウトからのスリーポイントも武器になると語った。
「彼のペース、スピード、そしてビッグマンを抜いてリムまで走り切る能力は、うちにとって大きな武器だと思います」
— タイロン・ルー [00:17]
一方でポストプレーの強い大型センターに対しては「ある程度守ってあげるつもり」と課題も認めた。それでも全体的に「準備ができている」と断言し、あとは実戦で確かめるだけだと話した。
続けてリバウンド力について聞かれると、ルーはサイズ以上にポジショニングの良さと身体能力を理由に挙げた。
「良いポジションを取るのが上手いということもありますが、さっきも言ったように、相手を飛び越えてボールを追いかけるアスレチック能力こそが、他の選手を一歩抜き出るポイントになっています」
— タイロン・ルー [00:50]
またブルック・ロペスとハーテンシュタインの2ビッグラインナップについても聞かれ、「やらないといけない」と即答した。チームが小柄な分、コートにサイズを置いてリバウンドを補う狙いがあり、シーズン中も使う構想だと明かした。
ルーキーのキートン・ウォレスについて、ルーは大学時代の変化から話を始めた。もともとオフボールでプレーしていたウォレスがボールハンドラーに転じたことでチームが飛躍した経緯を見てきたという。
「最初はオフボールでプレーしていて、ボールを持つようになったら一気に飛躍したんです」
— タイロン・ルー [01:55]
この経験を踏まえ、クリッパーズでもピック&ロールのボールハンドラーとオフスクリーンの両方を任せる方針を示した。サイズ的にはツーガードもこなせるが本職はポイントガードで、場面に応じて役割を切り替えることでディフェンスが的を絞りにくくなるとルーは考えている。
記者がデイリアスとの併用時のダイナミクスを尋ねると、ルーはデンバー戦での起用を引き合いに出し、ウォレスの安定感を強調した。
「キースは信頼できる選手だと思います。若いのは分かっていますが、自信が揺らぐことがない。プレシーズン通してターンオーバーが1つだけで、チームで一番多くの時間プレーしたんですよ」
— タイロン・ルー [02:27]
チーム最多出場でターンオーバーがわずか1という数字は、ルーキーとしては際立った安定感を示している。ルーは「ボールを預けられる。プレーを作れるし、シュートも決められる」と太鼓判を押し、あとは経験を積み重ねるだけだと締めくくった。
記者から八村塁の得点効率の鍵を聞かれると、ルーはスリーレベルスコアラーである点を即座に挙げた。
「ミッドレンジは非常に高いレベルにある。スリーポイントも非常に高いレベルにある。そしてバスケットにアタックしてリムにまで到達できる」
— タイロン・ルー [04:43]
3つのレベルで得点できるから自然と効率が上がる、という説明はシンプルだが、ミッドレンジとスリーポイントの両方を「非常に高いレベル」と表現した点に評価の高さがうかがえる。
さらに記者がプルアップゲームについて掘り下げると、ルーは「自分のスポットに入っていく」技術を鍵に挙げた。
「自分のスポットに入っていくことです。6フィート8インチありますから、誰相手でも上から打てる」
— タイロン・ルー [05:09]
加えてルーは八村のプルアップのスタイルをカワイ・レナードと比較した。
「カワイに通じるものがありますね。動きながらスポットに入って、ライズアップして打つ、そういうスタイルです」
— タイロン・ルー [05:09]
6フィート8インチの身長で誰の上からでも打てるサイズがあり、自分のスポットを把握してそこに入る技術がレナードに似ているという評価は、八村のオフェンス能力に対するルーの期待の大きさを示している。
最後にベン・シモンズの復帰と再負傷について聞かれたルーは、キングスへの影響は分からないと前置きしつつ、シモンズの努力が見えたことを称えた。トランジションでのプレー、バスケットへのアタック、フリースローラインへの到達、プレーメイクと、復帰後のプレーぶりを具体的に挙げ、「すごく体の状態が良さそうだった」と振り返った。さらにルーはウッディ(マイク・ウッドソン前インディアナ大HCとみられる人物)とも連絡を取ってシモンズの様子を確認していたと明かし、復帰までの過程を間近で見てきた立場からの思いを語った。
「あれだけ復帰に向けて頑張ってきて、コートに戻るためにどれだけの苦労があるか分かるから、こうなってしまうのは本当に悲しい」
— タイロン・ルー [05:29]
ルーは「どんな選手にもああなってほしくない」と語り、とりわけシモンズのように長い離脱を経て復帰した選手に起きたことへの無念さをにじませた。コートに戻るまでにかかる努力の大きさを知るからこそ、再負傷の報せは重く響いたと言える。
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