バックスが開幕戦の開始時刻を4時間前倒し、ブルワーズのワールドシリーズに配慮
ミルウォーキー・バックスは10月23日のホーム開幕戦(ブルズ戦)の開始時刻を午後7時から午後3時に変更した。同日夜にブルワーズが44年ぶりのワールドシリーズ第1戦を開催するため、ファンが両方の試合を楽しめるよう配慮した措置である。
バックスのサラリーキャップ迂回疑惑、調査が進行中と報道
チームバックス
NBAがバックスとゲイリー・トレントJr.の4年6400万ドル契約についてサラリーキャップ迂回の疑いで調査を進めていると報じられた。法律事務所ヘッカー・フィンクが調査を担当している。
NBAがミルウォーキー・バックスとゲイリー・トレントJr.の間で結ばれた4年6400万ドルの契約について、サラリーキャップ迂回の疑いで調査を進めていることが明らかになった。NBAの広報担当者は調査が継続中であることを認めたが、詳細への回答は避けたと、ジ・アスレチックのジョー・バードンが23日に報じている。
バードンによれば、バックスとトレントJr.の代理人事務所であるクラッチ・スポーツ・グループはいずれもNBAの調査に協力している。調査を担当するのは全米規模の調査専門法律事務所ヘッカー・フィンクである。NBAが通常この種の案件で起用するワクテル・リプトン・ローゼン・アンド・カッツは、クリッパーズとカワイ・レナードに関するキャップ迂回調査を今月完了したばかりで手が空いていなかったため、別の事務所が選ばれた。
トレントJr.は2024年にベテランミニマムでバックスに加入し、翌2025年にはノンバード権を使って年俸370万ドルの小幅昇給で再契約した。いずれも市場価値を下回る条件であり、今夏にアーリーバード権を獲得した段階で全額保証の4年6400万ドルという大型契約を結んだ。この経緯から、最初の2年間は低年俸で我慢する代わりに将来の高額契約を事前に約束していたのではないかという疑惑が浮上している。
トレントJr.の直近シーズンの成績は平均8.1得点、1.2アシスト、1.0リバウンド、フィールドゴール成功率38.7%と低調だった。さらに契約合意が7月11日と、リーグ全体でキャップスペースやロスター枠が減った時期だったことも注目を集めた理由の一つだとバードンは伝えている。ライバル球団の幹部は、6月や7月初旬の合意であれば市場の読み違いと見なされた可能性があるが、遅い時期の合意が疑念を強めたと指摘しているという。
一方、バックス側はトレントJr.の価値を年約1500万ドルの選手と常に評価しており、最初の2シーズンは本人が低い条件を受け入れただけだと他球団に説明していると報じられている。
キャップ迂回に対するNBAの処分は厳しい。今月決着したクリッパーズの件では、レナードに見せかけのスポンサー契約を用意してキャップ外で報酬を支払った疑いが認定され、ドラフト1巡目指名権5つの剥奪、3000万ドルの罰金、オーナーのスティーブ・バルマーを含む複数幹部の出場停止処分が科された。
バックスの件でより直接的な先例となるのは、1999年のミネソタ・ティンバーウルブズとジョー・スミスの事案である。当時ウルブズはスミスとの間で、バード権を獲得するまで市場価値以下の単年契約を続け、その後に高額長期契約を結ぶ密約を交わしていた。スミスの代理人同士の法的争いで秘密合意が発覚し、契約は無効、球団はドラフト1巡目指名権5つを失った(うち2つは後に返還)。
調査の完了時期は明らかにされていない。仮にヘッカー・フィンクがキャップ迂回の証拠を認定すれば、バックスにもウルブズやクリッパーズと同等の厳罰が科される可能性があるとバードンは指摘している。バックスは今夏にヤニス・アデトクンボをヒートへトレードし再建に舵を切ったばかりであり、指名権の剥奪が現実になれば再建計画への打撃は大きい。
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