ミッドレンジ論争からKATの契約問題まで――シーズン4初回で語られた開幕前夜の本音
7PM in Brooklyn(2026年10月15日配信)でカーメロ・アンソニーがNBA開幕直前の話題を総ざらいした。
ニックスとキャンプ契約のブラウンがFA市場の厳しさを語る

2023年の優勝メンバーであるブルース・ブラウンがニューヨーク・ポスト紙のインタビューでセカンドエプロンがFA市場を直撃した実情を語った。昨季ナゲッツで82試合に出場した30歳のベテランは、ロスター枠を争う立場に追い込まれている。
2023年にデンバー・ナゲッツの優勝に貢献したブルース・ブラウンが、ニューヨーク・ポスト紙のステファン・ボンディ記者のインタビューに応じ、今夏のFA市場で苦戦した背景を明かした。ブラウンはニューヨーク・ニックスとトレーニングキャンプ契約を結び、ロスター枠の獲得を目指している。
ブラウンによれば、FA期間中に関心を示した球団は「多くなかった」といい、断られる際の理由として繰り返し挙げられたのがセカンドエプロンだった。「夏の間ずっとそれを聞かされた」とブラウンは語っている。
セカンドエプロンは2023年の労使協定で導入された総年俸の上限線で、これを超えた球団はトレード手段やドラフト指名権の運用に厳しい制限を受ける。優勝を争う上位チームの多くがこのラインを意識して編成を組むため、ロスター15枠のうち14枠を早い段階で埋める傾向が強まった。結果として、ブラウンのようなベテランのロールプレーヤーに残される席はごく限られる状況が生まれている。
ニックスもセカンドエプロンを超えない方針を堅持しており、昨季の優勝メンバーから戦力を削る難しい判断を迫られた。カール・アンソニー・タウンズの契約延長交渉が難航していることも、同じ制約が背景にある。
ブラウンは現在30歳。昨季はナゲッツでミニマム契約ながら82試合に出場し、平均7.9得点、3.9リバウンド、2.1アシスト、1.0スティールを記録した。3ポイント成功率は38.5%と安定しており、攻守両面で計算できるベテランとしての実績は十分である。
それでも保証付き契約を得られなかった現実について、ブラウン本人は「毎年自分を証明しなければならない。9年間で8チームを渡り歩いてきた」と淡々と受け止めている。ニックスでのロスター争いについては「第1ユニットも第2ユニットもほぼ固まっている」と認めたうえで、「今は職を懸けて戦っている。どんな役割でも喜んで引き受ける」と語った。
ニックスのロスターは13人体制で、ブラウンにとっては残り枠を争う構図となる。ただし報道によれば、ジェームズ・ワイズマンが最後の枠の有力候補として浮上しており、ブラウンの開幕ロスター入りは楽観できない状況だ。仮にニックスで枠を得られなかった場合でも、ブラウンのディフェンス力と経験を考えれば、2月のトレード期限前後に優勝候補のチームから声がかかる可能性は残されている。
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